Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

活性化とは被曝すること

2014-05-11 | アウトドーア・環境
午後速攻で登りに行こうと思ったが、雨レーダーで見ると既に近くまで迫っていて、一時間も経たないうちに完全に濡れることが分ったので、取り止めた。金曜日からお湿りがあったので、午前中の風で乾くと期待していた。

そのようなことも想像して、朝一っ走りした。久方ぶりに山道を走った。ライヴァルの婆さんが沢沿いを先に歩き始めたからである。思いのほか走り易かったのは、落ち葉が無くなってしまっていたからだろう。理由は分らないが、これほど足場が良かったのは初めてだ。だからとても楽に上がれた。時間が無いので峠までは行かなかったが、走っていたら20分を割っていたかもしれない。それほど思いがけず足が軽かった。理由は分らない。それでも車まで降りてくるとうっすらと汗をかいた。金曜日よりも木曜日の疲れが出ていたかもしれないが、走ることで活性化した。

YOUTUBEを観ていると偶然西尾正道という放射線医師の講演会の録画を見つけた。専門のがん治療から、放射線被害を詳しく説明している。その癌についての治療や見識もとても興味深かったが、そこから関連して福島での甲状腺異常に対する見解がよかった。勿論従来の癌の発生メカニズムの中での放射線被害の見極めで、フクシマ禍による癌の発生の今後の可能性を論じている。

その他、内部被曝においてカリウムとセシウムが同じように吸収されるために、電解質バランスでの心臓疾患などになるとなるのは分りやすい - なるほどそれならば福一作業員が直ぐに心臓停止になる可能性は幾らでもある筈だ、但しガムマー線してボディーカウンターに出ている筈だが。それ以上に、がん治療における放射線の医療効果から、若い成長期の子供への感受性を分りやすく説明する。その細胞分裂から、水晶体の感受性や皮膚がんの起こりやすさもよく理解出来る。

またホールボディーカウンターではガンマー線しか測定できないのでそもそも内部被曝の問題点となるアルファーやベーター核子とは直接関係ないとするのは当然の事ながら見落としやすい点である。

そして病院で2x2回x3日で12グレイ(シーベルト)を放射線治療で照射しているとして、それでも患者が死なないのは透過性で内部被曝が無いからだとする。

兎に角、この医師の話が面白いのは、臨床の立場からの被曝問題であり、それが日本の過剰な医療行為の批判に繋がっていることである。そして不必要な医療被曝を強いられている日本の姿が浮かび出される点である。また内部被曝を利用した医療行為については更に興味深い。舌癌治療や骨移転の痛み止めに、少量のベーター線を使って、効率よく治療しているのである。

現在潜行中のSaar Weineさんの行動にしたがって地図などを研究しているが、今後半減期が二年のセシウムの影響も終わったので現在の空間放射線量は今後三十年ほどあまり変わらないとすれば、伊達市などは当然のこと福島市内でも計画避難指定しなければ今後大変なことになるに違いない。



参照:
詰め将棋のような運動 2014-05-10 | アウトドーア・環境
木に纏わる汚れの数々 2014-05-01 | 暦
コメント (4)
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