Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

守り切れなかった軋み

2010-07-08 | ワールドカップ06・10・14
戦前からドイツチームに軋みが入っていた。

個人の技術的にスペインに比べてドイツのそれが落ちる事が分かっていたので、守りの戦略を取ったのだろうが、スペースを与える反面スペースを見出せなかったのが敗因だろう。それにしても完全にスペインにボールを支配されたのには驚いた。オランダならもう少しやるだろうか。

なるほどレーヴ監督の言うようにドイツチームは七週間の即席チームで、スペインは何年もやっている出来上がったチームというのは、あのパスワークの素晴らしさだけでも良く分かる。ゴールの前であれだけパスを渡せれば、日本チームでもシュートできるだろう。

ドイツのジダンを目指すトルコ人エジールもまだまだ経験不足だろうか。ウルグアイもなかなかのエグイチームなので手ごわいかも知れない。主将のラームが三位決定戦など戦う気がないと言うのは理解出来る。

まさに軋みは、ビーアホッフといっしょにうろうろとしていた欠場のバラックにあって、チームの内外で主導権争いがあったと言うが、シュヴァインシュタイガーが最もこのチームの中で最高の選手だったと言うネッツァー氏の評価も分かる。

実力だけでなくて、ドイツチームの弱点も相手よりもよく研究していたのがスペインなのだろうか。
コメント (2)
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