橋本屋吉次郎電子日誌

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和歌山城

2010-11-13 | お城巡り(日本100名城)


和歌山城は御三家の一つである紀州徳川家の居城です。

もともとは、秀吉の弟である豊臣秀長が根来・雑賀討伐を終えたこの地に城を気づいたのが始まりです。
しかし、秀長は和歌山城の完成を見ずに大和郡山に入り、和歌山の地へ戻ることはありませんでした。

案内板に沿って進むと、護国神社裏に天守閣登り口があります。

結構きつい坂です、「善意の杖」が置いてありますので不安な方はこれを借りられるとよいと思います。

このような石畳風の部分は濡れていると滑りやすく、気をつけて登らなければいけません。

天守閣は壁面修復工事中でした。


四年前に撮影した写真を載せておきます。

写真の大天守の隣には小天守があり、


さらに、

乾櫓


二の門櫓


楠門
多聞廊下で連結し、楠門を閉じると要塞化する連立天守の形態です。

残念ながら1945年(昭和20年)空襲によって消失し、現在の建物は1958年(昭和33年)に再建されたものです。

和歌山城を訪れるのはこれで3回目です。過去2回はここまでで「なんだ鉄筋コンクリートとかよ」と帰ってしまったのですが、それは実にもったいないことでした。

今回はさらに周りを歩いてみました。


まずは、本丸跡です。
残念ながらここは中に入れないので、天守閣から見た写真を載せておきます。


ここから二の丸へ向かう途中の石垣です。
状態がいいので新しい時代に積まれたようにも見えますが、大樹がからまっているところをみると歴史を感じざるを得ません。



銀用水とよばれる井戸です、とてもおおきくまるで倉庫のようです。


二の丸跡です。

西の丸は紅葉渓庭園とも呼ばれる藩主の隠居所でした。

なんと、ここを無料公開しています。


紅葉の季節には早かったのですが、十分楽しむことができました。

庭園の外も落ち着いたいい雰囲気です。


西の丸と二の丸は御橋廊下で結ばれています。

この橋は靴を脱いで渡ります。
斜面になっているので床板の角が土踏まずのツボに当たり痛い・・・でも健康にいいかも?


外堀の周りを歩いてみました。


大手門です。


岡口門です。


駐輪場がわからず、有料駐車場の前で悩んでいたら、係員がここの横を教えてくれました。もちろん無料です。助かりました。

岡口門を入ったところにある、松の丸隅櫓の跡です。


大河のように広い堀です。
こう広ければここから侵入する奴はいないので、冒頭の坂の上を重点的に防御すればよいのです。
裏をかいて、こちらから攻めてもバチャバチャ音がして、奇襲は無理ですね。

徳川御三家にふさわしい大城郭で、十分歩きがいがありました。
その点は名古屋城と同じですが、実戦における要塞としては和歌山城の方に軍配が上がる気がします。

    和歌山城天守閣(日本百名城スタンプは入場券販売所で出してくれます)
         和歌山市一番丁3番地
   大人 400円,小人(小・中学生)200円
    9:00~17:30(入場は17:00まで)
         12/29~12/31は休み

コメント (16)
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