橋本屋吉次郎電子日誌

YAMAHA SR400・マツダ デミオ・ツーリング・城廻りについて・その他

松阪城

2010-01-23 | お城巡り(日本100名城)

松阪城は蒲生氏郷によって、天正16年に建てられました。
大阪城築城の5年後で技術的にも成熟期に達しており、加えて名人といわれている氏郷が手がけたとなると十二分に期待できます。


表門です。
城郭の基本で、敵のたやすい侵入を防ぐため、まっすぐ進めません。
左に曲がると二の丸跡に、右に曲がると歴史資料館にたどり着きます。
本丸まではさらに何度も曲がらなければ行けません。


石垣は野面積みといわれる大きさが不揃いなものです。
一見原始的に見える工法ですが、規則性がないぶん登られにくい実践的な積み方です。

見事な高石垣です。


二の丸には見事な藤棚がありました。

また、別の場所には梅林があり、どちらもきっと優雅に咲き誇るのだろうと予想されます。


梶井基次郎の碑ごしに松阪の街が見えます。


この門の向こうには、本居宣長旧宅と記念館があります。



中御門を通ると、

ようやく本丸にたどり着きます。

本丸の隅には天守閣の他、

月見櫓、

金の間櫓が置かれていました。

残念ながら松阪城の建築物は残っていませんが、石垣を見るだけでも堅固さと雄大さが容易に想像できます。


裏門を出ると、

城を守るための侍達の御城番屋敷が残っていました。

高いところから見るとこのように長屋になっていることがわかります。
紆余曲折の末、紀州からやってきたここの一族は明治以降もこの地で生活されているそうです。
現在でも表札が掲げられたり、バイクが置いてあり生活感が漂っていました。
その中でも空き家らしきところがあったので撮らせていただきました。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする