一週間前に起稿した一文を掲載する。
昨今時の経つのがあまりにも早く感じられるのはなぜか!などとぼんやりと考え込んでいるうちに、時が経ってしまう。こんなボヤキはともあれ、一読ください。
6月、水無月である。
今日の東京は薄曇り、新宿超高層街の欅並木が緑濃く群れ上がり、風が吹いているので蒸し暑くもないが、早晩梅雨の季を迎えることになる。水無月、古くは`清音`と言ったのだそうで、古人はうまい捉え方をするものだと、その季節感に遥かなその昔に思いを馳せる。いずれにしても「水の月」。忙殺されたこの一週間に目を向ける。
24日(水)には東海大学病院での定期健診、その夕刻、超高層の食事処で僕の喜寿の祝いを妻君の兄貴連と。25,26両日は依頼された築地に関する原稿をとりまとめてバタバタと送付。
27日は土曜日なのにゆっくりと休む間もなくご午後からの築地市場でのシンポジウムにパネリストとして参画。その後の懇親会に参加、それはそれで楽しい一時でもあった。日曜日、夕食をのんびりと一杯やっていたら錦織がやってるよとの細君の一言、そうだったとチャンネルを全仏に、うつらうつらとしながら錦織の勝利にうなずいてベッドへ。
さて29日の月曜日、建築ジャーナル誌に掲載している`建築家模様`に起稿したロンドンに在住している建築家南雲さんと校正に関してのやり取りを行い、京王プラザホテルでの、大学時代の同級生連6人との1年振りの会食。老けたのはお互い様と何となくニンヤリとしながらの楽しい一時を味わった。
そして月末、長崎の、親和銀行大波止支店に関する寄稿のために、撮った写真の検索。なんとなく開き直ってこんな一文を書き綴った!
<写真:これから原稿を取りまとめる長崎の親和銀行大波止支店の一齣>