光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

水田のイネ

2008-08-05 18:31:05 | 散策
  真夏だ、と思っていたら、どうも時代は進んでいるようで、ナシの早生種の出荷が始まるというニュースが流れた。なんだか、タイミングがぴったりだと思ったのは、これまたもうおなじみになったある方との話しで、ナシの実が大きくなったことから、もうナシの出荷が始まりますよ、と来た。
  一瞬、少し早いと思うがここは話しを合わせて、そうですねとうなづき、早生だとありそうだ、とようやく思ったが、これがTVで証明されて、何でも知っている方がおられるもの、感心したというか、自分の何も知らないことにあらためて気が付いた。もっとも、これがごく普通だろうな、とも思って、しかしナシもいよいよ出番である。大いに宣伝しないといけない。
  20世紀、それからチョウジュウロウ。それからコウスイ、シンスイ、シュウスイ?、色々である。茶色いが、20世紀の甘味と酸味を持っている。ものすごく違うというものでもなく、でもチョウジュウロウはもう何十年も食べていないし味もわからない。

  イネの、もうこれも結構早いが、穂が出ている。5月の半ばに苗が植えられて、2ヶ月が過ぎ、そのころから、イネのあるところから稲穂になるものが出て来る。それが出始めて、2週間くらいたつだろうか。田植えの時期も1週間くらいの時間差があって、穂が出る時も色々だろうけど、多くの田んぼでそれとわかるものが出ている。
  それからしばらくして、朝はご飯を食べる人がどうも体力ありそうだと思った。もうそんなことをやらなくなってこれまた久しいが、朝にパンよりご飯を食べている人は多いだろう。玄米とか、雑穀とか色々であるが、ご飯はやはり自分の田んぼで作ってそれをいただくのが一番だろう。これまた昔の話しで、自分のうちで食べると思われる、そうゆうイネを作っておられる方がいたが、これをそんなに詳しく観察したわけではないけれど、肥料はというと、どうもこれも自前のようであった。昔なので記憶は曖昧だが、それが印象的で、また農薬というのも使われていないような感じで、でも最後は電気か灯油かで乾燥させていたかこれははっきりしない。刈り取ったイネを天日干ししていたかどうか、ここまではわからない。

  田んぼの周りはコンクリートで囲われているが、ここにシオカラトンボがいる。このトンボ、コンクリートが好きなのか、たぶん違うと思うが、チラッと目をやると、そのコンクリートの境目にそっと止まり、翅を少し下にたらす。2m以上に接近するとすぐに逃げるが、また戻ってきて、目の前も通過して、それからやはり3mは離れたところのコンクリートに、その境目のところに止まる。遊ばれて、しかしそれで終わった。まだまだ、このトンボと仲良しにはなれない。修行が必要のようだ。




  風があって、というのはさておいて、このイネの穂の辺りというのもなかなか美しい。




  こうゆうところに、緑と黄色と少し黒の縞のあるイトトンボがいそうである。




  稲刈りはいつになるのか、これもいろいろのようだが、9月に入るともうすぐにでも始まりそうな勢いがありそうで、この新米、いったい誰が食べるのでしょうか。

夕景幻想

2008-08-05 16:14:06 | 散策
  不思議なことに、今日も少し涼しげで、秋が近いような感じにさせる。
  これも、でも今日までだな、という気にはなる。
  そう何回も、都合のいいことは起こらないだろう。

  また暑い夏が来る、と思うがもう7月の最初から暑かった。
  だから、慣れていてもいいはずだが、ヤッパリうだる暑さは
  限度があって、半分くたばっている生活が続くだろう。

  それで、涼しい本物の秋が来ると、なんだかどっと疲れが出そうな気がして
  今からいやーな感じになる。どっちにしろ、過ごしにくーい
  ご時世である。

  夕景はあって、しかしいつに夕焼けになるか、
  これはなかなかわからない。




  肉眼で見る空とかなり違う感じがするが、しかし夕焼けになりそうな
  気配はなかった。




  しばらくして水でも飲むか、と思うと、西の空が赤い。
  このときは朱色で、これも目で見る色と違うが、この色は美しい。




  この夕焼けも、すぐに闇に消えてゆくようで、それがまたいい。
  だから繰り返し、夕景を撮ることになる。屁理屈かな。

細い月と、花火話し

2008-08-05 06:52:19 | 散策
  朝のお天気、曇り。べったりな曇り空で、風もほとんどない。朝は、大体南からの風、晴れると、それから北からの海風が吹く。しかし潮の匂いはしない。アメダスの6時の気温、25.1℃、気圧は1011.3hPa。室温26℃。

  先に、きのうのことだが、西の空、西南西の方向に、紅い丸い流れが見えて、これは月だと直感した。ちゃんと計算にあう欠け方をしている。もう三日月くらいだが、この月は細く赤い。それから、太陽の道からも、大きくはずれて、沈む位置はちょうど真西辺りだろうか。

  ラジオで、花火談義、昼もあり、夜もあった。長岡の花火大会。全国区の話しで、そういえば聞いたことがある。行くのも大変で、帰るのも大変だったという。川原で、花火はよさそうだが、そういえば星を見る感じにも似ているが、川原というとどうも足元が覚束なくて、引っくり返りそうな感じもする。
  何十万という人が集まったのだろう。これとはまったく関係はないが、エスカレータで逆走というものを見ていて、たくさんの人が集まるところというのは、少しおっかない。建物でも最近は階段は使わずほとんどエレベータ、これに閉じ込められる事故も聴く。なんだか、おっかないものを並べているようだ。

  それで、細く赤い月の姿を見ていて、もうかなり暗くまた靄もあったが、その少し横でいつもの花火が上がった。いつものと書いていいくらい、このところ花火は上がっている。これらはあまり近くないので、特に悪くも感じることもない。大体木々の影で見えないことになっている。しかしきのうの、その月の横で上がった花火は、スルスルっという打ち上げの最初の方、その光跡がわかるもので、また音も小さく、10秒以上たってからかすかに聞こえる。これでもう終わりか、というドンが聞こえて、またしばらくしてドンと聞こえるので、ここがなかなかよかった。
  近くで、あまり大きな音が聞こえる花火は、これは遠慮さえてもらうとして、遠くから、はるか彼方から、月と一緒に見る花火は、なかなかいいものだと思った。月よりもはるかに大きな大輪花火も上がって、これでは月も小さくなって見える。その後、花火も終わって、月も闇の中に静かに消えていった。

  朝が来る。少し、ジメジメしている。でも、温度計は26℃である。もっと暑いところがあって、そちらの方は大変だろう。でも、また暑くなるだろうなー。