光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

待望の雨

2008-08-13 18:44:58 | 散策
  北と付くと、夏は涼しくという、そうゆう意識がまだまだ多くの方に残っているようで、それは、例えば北海道とか、それから北欧とか、そうゆうところだと、大体正しいというか、私も夏の北海道は、かなり涼しいのではないかと思うことが多々ある。アメダスの気温で一目瞭然である。北欧というと、これは行ったことがないし、行くこともないだろうが、あまり暑くてかなわないということも聴いたことがなく、それでも温暖化の影響はあるのだろう。でも、涼しそうである。
 
  北と付く呼び名もありながら、この辺りは夏は暑いというのは、住んでみてもわかるし、たまに夏に遊びに来てもわかるし、また3000m級の山も登ることが出来る、ということからもわかるような気がする。何度か、「夏は涼しいでしょう」といわれたことがある。それも、ここに住んでいたときではない。もっと昔、もう少し若かったころだが、やはり想像で話しをされているのだと思う。悪いことではない。たしかに涼しいときもあるし、お山の上は確実に涼しいし。
  今考えると、その通り、夏は涼しいですといっておけばよかった、と思う。まー地上に近いところは暑いが、山は涼しいを通り過ぎている。涼しいですよといって、高原散策に出れば間違いなく涼しく、もう少し昔だと、電気に水道はあったが、それ以外は旧式だから、怖い思いもされることも出来ただろう。旧式の家というものは、本当に昔のままで、自分も怖い思いをしたものである。ただ、それも忘れるような時代である。

  今日もチラッとラジオで、初めて来られたと思われる方が、こんな暑いとは思わなかった、北っていう感じでしょ、だから涼しいと思って、ところが、全然違って、とびっくり顔。となりにいるアナウンサさんが、今日は特別に暑いんですよ、といっていたが、この初めて来られた方の自然な発言を聴いて心が和んだ。なかなか素晴らしい人で。これからも、あそこは夏は涼しいですよって、言ってくれたら最高だなー。そうすると、またアナウンサの方は、きょうは特別に暑いのですよっと言われて、そのはずだ、私の心は和むような気がする。

  待ちに待った雨が来た。来ないと思った。たぶん雨は降らない。ところがどうだろうか。ゴロゴロっと雷の音がして、そんなに時間はたたないうちに暗くなり始めて、先に至近距離の雷が落ちた。まったく心臓に悪い。
  それから、まだ来ないだろうと思っていた雨も、予想に反して早くやって来たようだ。目をこらすこともないが、雨が降っているようで、しかし地面は、路面は、濡れていないようで、こうゆうのは音で確かめるのがいいようだ。雨が降ればやはり雨の音がする。こうして、何日ぶりか知らないが、ひさしぶりの雨で、そのときは、窓を開けると雨が入るくらいの降り方で、風はわずかに開いていた窓からヒューヒュー入って来たが、まるで高原の風のようであった。あー涼しいが、しかし隙間しか開けることは出来ない。

  その後雨は止んでいる。室温は2℃下がっているようだ。いずれにしろ、何で雨が降るか、どこに冷気があったかわからないが、植物も、人も、建物も一息付いたのではないか。あー、もう少し雨がゆっくりでいいから降って欲しい。


  クルクル他の植物やらに巻き付いている、蔓性の植物。どこにでもある、お馴染みのもの。





  お馴染みであるが、なかなかこの花が咲くまで時間がかかった。蕾は多そうだが、花はまだ少なめ。あちこちに巻き付いていて、どこにその花があるか探すのも一苦労。




  同じ花のはずで、何を思ったか青空も入れてみた。そうすると、当然花は暗くなってしまう。まったく、それで少し明るめにして、夏空に花。




  この日に当たる、小さい花を探さないといけなかった。こんどは花が明るすぎて。
  それで、この蔓性の植物の「根っこ」というのはどこにあるのだろう。蔓はあちこちに伸びている。これを辿ってその大元である根っこに到達することは出来るだろうか。その長さはどのくらいか。これまた気の遠くなる作業である。

日没寸前

2008-08-13 16:08:09 | 散策
  予想より早く、雷が落ち、雨が降っている。

  遠くでゴロゴロいっていると思ったら
  かなり近いところに、しばらくして、バリバリと来て
  ドッカーンという大きな音。脳天にしみる音である。
  遠くで鳴っている雷は、もう至近距離でも鳴る、落ちるというのは
  本当。恐ろしい。

  日没寸前の空。




  穏やかな空だけど、太陽が地平より上にあると、きりっと引き締まる
  ようにも思える。8月11日。




  理想の地平より上にある、山の端に日が沈む。かなり沈んでいて
  日没はしかし理想の地平に完全に沈んだ時間である。
  なんだか、寂しい。8月12日。




  少し拡大。8月12日。やはり、日没寸前の、山に沈む太陽の光景は
  物悲しいものがあるようだ。真夏の暑さがあるにもかかわらず。

なんともならないこの暑さ

2008-08-13 06:41:30 | 散策
  朝のお天気、晴れ。雲がある。入道雲のようでこれが太陽を隠している。朝焼けはどうだったか、暑いながら眠っていた。わからない。でも、いつ降るか知らない雨予報が出ている。風がぴたり止まる。ガソリンの価格もこうゆうときがあった。アメダスの6時の気温26.6℃。気圧は1010.0hPa。室温28℃、暑い。

  夕刻になるとぴたりと風が止まる。これが、何とかならないかなー。南の風が出ていいはずだが、止まった。雨は望むべくもないが、風ぐらい出てもいいはず。仕方なく、団扇2本であおぐ。これが意外と効果がある。ただ、汗も2倍くらい出る。
  
  もう朝である。何もなかった。大体曇っていた。ようやく起きる気になる。まずは何を見るか、ほうきを持って、
  ちんまりしてしまったアゲハのサナギ。変化なし。どうした、まだまだ翅が出来ていないのか。それにしても、かなりふっくらしていたその体も、体積からいうと、半分以下、十分の一くらいになってしまった感じ。そうか、ヤッパリ、幼虫のうちには、チョウの体はまったくに作られていないのかも知れない。それで、サナギになって、翅やら、触角やら鱗粉がようやく作られるのだろう。小さくなるはずである。
  セミが、また横たわっている。よくわかるところ。ときに触ると、よみがえる。セミも亡骸になると、アリが処分してくれるがあまり見よい光景でもなく、草の中に返すのが一番のようだ。
 
  ヒマワリ。このヒワマリ、日本産のタネであって、咲くとかなりきれいでそれから、この次のタネの作られ方がわかるように、花は変化する。だんだん花の中心が大きくなる。きっとタネのための栄養が運ばれているのだろう。それで、その中でタネが大きくなってゆくのだろう。それはいいが、花を見ている時間より、重そうな頭を垂れている時間のほうが長い。長く感じる。これってヒワマリのタネ育成用の品種?

  こうして暑い朝のひとときがすぎる。胃も水の飲みすぎでギブアップ状態だが、何とか詰め込んだ。もう暑いのはいい。でも、やっぱり寒すぎるのもいやだ。