光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

カエデの緑陰

2008-08-10 18:43:46 | 散策
  セミ時雨。セミが今日も騒がしく鳴いている。いっときこのセミの鳴き声と自分の耳鳴りが同じようで気になっていたときがあるが、そういえば耳鳴りについては忘れている。でも、たぶんそのうちまた耳鳴りを気にすることがあるだろう。

  暑すぎて外歩きをする気もなく、眠気が去るとなるべくまた起きて、ということは昼寝もあった、そのうるさいともいえる、セミのいる木を見る。どうもモチノキに多いようで、このモチノキはこの辺りに多く、冬にもまず葉が褐色になることがない、広葉常緑樹である。何が原因で、このモチノキがあるのかよくはわからない。あちこちにあって、かなり大きいからずっと昔からあるのだろう。セミが、この木の太い幹やら、根っこからそのままの一番太いのにも止まって、結構な勢いで鳴いている。なんだか、かなりその皮は厚そうで樹液が吸えているのかどうかよくわからず、不思議な気もする。
  モチノキというと、ネバネバしたトリモチのモチを思い出すが、この木からも取れそうで、しかしそれ専用のもう少し上等なモチがありそうで、このモチノキと似ている木は、比較的新しい住宅地の庭木にもなっているようだ。赤い実が秋になるのがいいのと、冬も緑があるのがやはり人気なのか。
  もしも、セミがモチのことを知っていたら、この木の樹液を吸うだろうか。そのまま、ストローを射すとそのネバネバにくっ付いて取れなくなってしまうという悪夢を見るのではないだろうか。このモチノキに、あらゆるところにアブラゼミがいて、他にはツクツクボウシが少し。ちょっとツクツクか、あるいはミンミンゼミか見分けが付かない、そうゆうセミもいたが、何しろ少し暗く、木の影でもあってよくはわからない。ヒグラシなどもいそうで、もう鳴き声もあまり聞かない。
  カエデの細目の枝にも、セミは止まっていそうである。

  花を楽しめる木々の代表は、まずは春の梅だろうけど、他にはなかなか思い出せない。それで、食べものも目的でっというと、その梅があって、他にはユズがある。ユズはこの辺りが生育可能な最北端かも知れない。能登にも有名なユズの産物があって、それを考えるともう少し北まで生き延びることが出来そうだが、しかしユズも大雪で、厳冬の年などその状態は青息吐息であって、見ていて気の毒である。それでも、どうにか生育している。ユズも、昔はかなり食べたらしく、また貴重なビタミン源であったから、それは当然であろう。
  この木のもう一ついいところは、ときにアゲハチョウを呼んでくれることで、しかしその誘引力は、ナンバーワンかというと、どうも違うようだ。もっと他の柑橘の木が、たしかアゲハチョウは好きなはずで、ここにあるユズの木にも時々来ているが、多い年は賑やかだがさほどこの木が好き、という振る舞いはないような気もする。しょうがなく来ているかのようだ。でも、このユズの木やはりないよりはあったほうがいい。それで、アゲハを呼んでくれるならゆうことなしで、この木も結構大きくなって、あるところまでゆくと切らないといけない。

  チョウが特に好きというわけでなく、またカブトムシやらクワガタが好きというわけでもないが、まーいないよりはいた方がいい。後者はまずは樹液を出す木がないからほぼいない。で、たまにアゲハチョウやら、黒めのアゲハの大きなものが飛ぶ。アオスジアゲハも飛ぶ。これが、好きな植物、食草が一つでもあれば、結構楽しいというか、優越感に浸れる気もするが、ここはモチノキがあることで十分ということにしておかないと、セミ時雨もなくなってしまう。セミの鳴き声もこれまた貴重なものに思えてくる。


  まわりの緑。しばらくはこうゆうもので、しのいでっと。




  古木といっていいカエデ。色合いを見ると少し赤い、あるいは茶色系統の色もある。これは、春からそうだったのだろう。





  日が当たって、ヤケヤケの状態にある。これは見かけは、まだ緑だけ。濃い緑のようである。




  色々ゴチャゴチャある。夏は人も近づけないが、冬になるとこれが見事に雪をかぶるので、もっともそのときも寒くて近付かないが、こうゆうところにも色々な生き物がいるのだろう。

水花火

2008-08-10 15:13:02 | 散策
  きのうと同じような、暑い天気で、
  しかし北風がある。が、建物の影にいてもムッとするものがあって
  草いきれもひどい。草も熱中症になりそうである。
  バテたというか、疲れが出る感じ。

  でも、食べるのだけはまだ大丈夫のようだ。
  朝もいつもの量を詰め込んでいる。体重の変化はわからないが
  お腹のまわりはへこんだ感触はない。

  外での写真に、小さな用水のその水面に反射する
  太陽光のものがあって、これを見ていると、
  真っ黒な空に上がる、真っ白な花火のようで、
  これも過去にやってみた。繰り返し。




  日が強いから、ほとんど色はない。花火のようで、
  星空のようで、小宇宙の集まりのようで、細菌の増殖にも見える。




  これは、まあるいから、花火に見えないこともない。
  明るい、小さな円形状のものから、かなり放射状に光が出ている。
  これは、輝度、明るさを上げるともっと出て来るようだ。
  



  こちらも少しだけ、放射状の光条を多めに出してみた。
  この、水花火は音はしない。しかし、太陽光を見つめるのは危なく、
  出来るだけ見ないようにしている。

薄っすら夏のオリオン座

2008-08-10 06:48:30 | 散策
  朝のお天気、曇りから晴れへ。先ほどまで曇り、今はその雲を突き破って日が射していて、じわじわ暑くなりそう。風は、今はない。アメダスの6時の気温、25.1℃、気圧は1010.9hPa。室温26.5℃、少しだけ低め。

  朝である。よく眠れる時もあるようでそれはそれでいいが、なんだか起きる時間が来てもぼんやりしている。シャキッとした感じがない。その感覚がなかなか戻ってこない。どんどん老化しているが、そのときのシャキッとした感覚である。これがなくなると、例えば窓を開けるのも忘れるし、それから目覚ましのスイッチを切ることも忘れてしまって、外に出ているとやけに「けたたましい」電子音がするがどこのうちだ、ということになる。

  パジャマもさっと脱いで、しばらくは布団の上に寝かせておく。一々、ハンガにかけてをやると、上下が逆になる。ズボンは東、上は南と決めているが、これがときどき逆になって、やり直す。その程度のしゃっきり感である。
  新聞を見ていて、ときに広告だろうが、一回もトイレに起きなくて朝を迎えたというのもあるようだが、まーそうゆう方もいるのだろうけれど、適度に起きた方がいいような気が私はしている。
  それから、外に出て、少しほうきを振り回して、しかし失敗すると蜘蛛の巣に巻き込まれる。あまりいい気持ちはしない。まー動物のタンパクだから気にする必要はないだろうが、これが絡まっていると落ち着かない。

  自然現象で起きる時間、というのが重要な時期が近付いた。ペルセウス座の流星群の極大の日に段々近付きつつある。いつ何時にそのピークが訪れるかわからないが、今からもう見ておいた方がよさそうであって、特に気になる方は、夜は長くなる。そうでない方も暗くなれば、外に出てみるのが一番だと思う。窓からだと、見える範囲が少なすぎる。宵の時間でも、真夜中でも、朝の3時過ぎでもOKのようで、4時だと少し明るくなっている。

  その4時ころに目が開いて外を見ると、窓からだが、薄っすらと冬の星座であるオリオン座がもう東の空に上りきっていた。正確な星座の位置だとまだ少し水平線の下にあるところもあったかも知れないが。今の時期に、オリオン座というのも少しだけ面白い。宇宙旅行は出来ないが、冬の星星を眺めることが出来るわけで、これまた、ペルセウス座流星群観望のお土産かも知れない。