光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

小雨のケイトウ(鶏頭)

2008-08-30 18:48:09 | 植物・花(夏)
  小雨が降り続いている。

  いつくらいまでこの雨のお天気は続くのだろうか。梅雨どきの末期の大雨、というものがあるようだが、今の状況だと、これは秋雨前線があってそこに湿った空気が流れ込んでいる感じ。北側には、大陸の高気圧があるから、これは涼しいというか、冷たい空気で成り立っている。だから、今日も歩くと汗が出る。汗が出るような格好をしているからそのようであるが、しかしその汗も引いてゆくし、時間がたてば、一枚上に羽織りたくなる気温に感じられる。風が北からに変わって、窓からゆっくりだが冷たい風が入ってきている。

  お昼ころも、雨が降りそうで、どうにかもっていたが、そのうちポツポツ降り始める。幸いなことに、大雨にはならず、姉に聞いてみるとこのところかなりの雨が降っているという。近いようで、かなり遠いところであるが、雨の降り方は違うようだ。朝の8時台だったか、海岸に近い、測候所のあるとなりの町で、また20mmを越す雨があった。その雨は、しかしこちらには来なかった。降るところには降ってまた、そのところに降る。さらに、また降って、そうゆうことが続いているようだ。
 
  あまりいい感じはしない。が、少し前に今日くらいは、ちょっとまわりを歩いてみようと思っていて、小雨でまとまった雨の降る可能性も低そうで、そっち方面に行くことした。雨がもう降っている。結局のところ止まなかった。ただ大降りにもならかった。もうそこが入り口、というところで、少しだけ雨は強くなった。
  ケイトウ(鶏頭)の咲いているところはあちこちにある。あるけれど、なかなかそこまでいけないようなところも多い。出来るなら道に、そのそばに咲いていて欲しい。この道はケイトウの咲く道というのがあって、もう少し昔だと、大きなヒマワリがその向こうの用水を隠すくらいに、密に長く咲き誇っていた。今は、その場所に土はない。それで、まだ土やらが残っているところに、ケイトウは咲いていて、また細い道の十字路の辺りというのも、かなりおおらかに空き地と呼ばれるようなところがあって、そこにもケイトウは咲いている。その他、畑、それから、ご家庭の庭、垣、いろいろに、この道の周りにはケイトウがある。

  今はヒマワリは咲かなくなったその辺りを迂回する道もある。ここでイネの様子、それから畑のナスビやカボチャの花、その他よくわからない花、雑草などもまずは見てみる。それにしても細かい雨が降り続いて、それも北風があるようで、傘を差していても、北側を向くことが出来ないのが残念だ。多少は雨に濡れても大丈夫だろう。昔のフィルムカメラだと雨など気にすることはまずはなかった。雨のときは、持たなかったか、雨が当たってもせいぜいレンズに水滴が付く、そのようなことを心配すればよかった。しかし時代は変わった。デジタルで、何もかもが電子制御である。水は、大敵。そのはず。雨に打たれても大丈夫なものではない。
  色々考えながら、そのケイトウの咲いているだろう場所に、遠回りしながら着いたら、なるほどやっぱりケイトウは咲いていた。




  花はきれいだ。しかし暗いし。ぶつぶつ言う。ケイトウの花っていったいなんだろうか。わからんことも考える。
  大きすぎる感じがして、半分に切ることにした。




  細かい筆の先のような、ビロード地の毛。これが集まっていそうで、いつもどの辺りが、合焦位置なのかよくわからない。これでいいのだろうか、そうゆう不安が付きまとう。




  いくつかパターンを変えてみるが、もともとこうゆう感じというのもない。あやふやな気分で、あやふやのようなケイトウを見ている。
  そういえば、眼鏡をはずして、じっくり近寄ってこの花を見ていない。こんどは、それから始めないといけないなと思う。

夕日、8月も最後の?

2008-08-30 16:24:40 | 散策
  朝とお昼があるとすると、朝に近い時間に雨に降られながら
  近くの医院へ、母の薬。
  ここにゆくのに、2、3の道順があるが、一番花とか草がありそうな
  道をゆく。雨に濡れたアスファルトは歩きにくい。

  白い、小さな花がブラシのように集まっている、か弱そうな
  花がある。これは以前にも見た。試験管を洗うブラシくらいの大きさ。
  野草、あるいは雑草のようである。
  この花も魅力的だが、そこにモンキチョウが飛んでいて、しかも 
  ちゃんと止まる。ウーン、唸る感じになる。

  帰り、草置き場がある。往きはまあるく歩いた。帰りは、四角く歩いて
  もう何度も見ているこの草置き場の、咲いているアサガオを見た。
  このアサガオは、草の全面を覆うように広がって、大きく咲いている。
  いつもはしおれて、もう花を閉じている場合が多い。
  雨に濡れて、その水滴が花に小さくのったままのオサガオ。
  今年一番きれいなアサガオだ、そう思った。完璧、そうも思う。
  まったくねー、短い距離だが、大汗をかく。

  
  最近は夕焼けも夕日もなかったと思う。雨が続いたし、雲ってばかり。
  きのうは、夕日が雲の切れ間から顔を出した。
  8月の最後の夕日かも。




  雨雲もありそうな空。まだ、夕方ではない。




  その後、もう夕方という時間に雲の隙間から太陽が出た。
  うそみたいなコントラスト。最新機種だとこうはならないだろうな。




  しばらくして、もう一層の雲に日は隠れようとする。すると、まわりは
  ファイル上ではほんのり明るさを取り戻す。
  この後の夕焼けもまことにきれいだった。 

ナシの味

2008-08-30 06:52:42 | 散策
  朝のお天気、曇り。霧雨がときにありそう。風は弱く、雲は北から南へ流れている。かなりはやい。低い雲のようで、いつ降ってもおかしくはない。アメダスの6時の気温22.9℃、気圧は1011.0hPa。室温24℃。

  鳴き声、セミはかなり少なくなった。でも、まだまだ鳴いている。けたたましいものは、雉が代表だけど、それ以外だと、
  まずはモズ(百舌鳥)。このモズは早朝にも鳴く。起きた時間に台所の辺りから何か妙な音がする。幻聴でもない。時計は、4時だ。しかし真っ暗で、誰かが起きてそこで例えば油をなめている、そうゆう気配はない。朝になっても、何事もなく、その後あの音はモズの鳴き声だと思った。そうしておく。
  他には、オナガ。これが今年は多い。ムクドリに変わって、このオナガがセミを食べるが、捕獲は上手ではない。オナガの見た感じはきれいの一言。もう少し小さければ人気が出る。でも、その声はちょっと。オナガには悪いが。
  モズとオナガがけんかをする。しているようだ。追っかけあいはしないようだが、どちらかが相手のいる枝に止まると、それから、ごたごたやっている。
  
  秋なく虫は、コオロギ。これの大きいのが、一晩タオルにくるまっていたようだ。夕方、一枚だけ大きなタオルを干していて、それを取り込んだ。ぽいと、その辺りに丸めて。で、翌日そのタオルを広げると、白いが、そこから真っ黒のコオロギが出て来た。マジシャンではないので、取り入れたときにくっ付いていて、そのまま気の毒に、タオルに丸まって、朝に開放された。それから、まだコオロギは見ていない。
  
  ナシを買って、それを食べた。初ナシ。まずは4つに切った。それから、皮も厚めにむいた。少しデコボコがある。それから芯も切り取って、さらに細かく切ってようやく口に入った。食べるまでに時間がかかる。ほどほどに甘かった。まーこんなものだ。それから、残りの3つも同じ作業をして、どうにか口に入り、歯もぬけることなく、胃の中におさまった。トマトだと、洗って切って、すぐに口に掘り込める。ナシはそうはいかない。なんだか、ピントはずれなことを書いている。数が多いから、姉におみやげとして渡すことにする。しばらくナシ漬け。