名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

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大相撲春場所で新入幕の尊富士(たけるふじ)が初優勝

2024-03-29 10:56:40 | Weblog
2024、3.29(金)
 今年の春場所で新入幕の前頭17枚目の新人が初優勝を果たした。青森県出身の尊富士(24歳・伊勢ケ浜部屋)で、13勝2敗の成績であった。新入幕の優勝は大正時代の1914年両国以来、110年ぶりの快挙と言う。また、初土俵から所要10場所での制覇は年6場所制となった58年以降最速であり、大銀杏(おおいちょう)を結えない力士の優勝は初めて。
 鳥取県出身で日大を卒業。2022年秋場所で初土俵を踏んだ。今年の初場所では新十両で優勝をしている。初日から11連勝して、鋭い立ち合いと速攻で快進撃を続けた。この記録は、60年初場所の大鵬の新入幕最長記録に64年ぶりに並んだ。
 しこ名の「尊」は、日本武尊(やまとたけるのみこと)に由来し、地位の高い人という意味から転じて高い地位を目指すという思いが込められた、という。同郷の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)から「横綱にならないと認めてもらえないぞ」と期待をかけられ、横綱の背中を見て、必死に稽古に励み番付を駆け上がってきた。この人物こそ将来を背負うにふさわしい力士となるにちがいない。