名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

身の回り、世間のできごとをを日記風に記す(紙つぶてならぬブログつぶて)。

歴史的米朝首脳会談

2018-06-20 10:26:19 | Weblog
2018.6.20(水)
 歴史的な米朝首脳会談からおよそ1週間が過ぎた。シンガポールで6月12日にトランプ米大統領と金正日朝鮮労働党委員長が会談したが、このブログにその記事が漏れた。歴史的事実だから遅がけながら触れておきたい。
 あのことから一週間が過ぎてさすがにメディアは静かになったが、あの前後は新聞もテレビも会談がどう進むのか、どのような成果が出てくるのか、と連日のごとくかしましかった。
 まず目についたのは、二人の睦まじかったことであろう。会場となったシンガポールのホテルの赤じゅうたんの上で、両氏が笑顔で握手し、お互い「お会いできて光栄です。」とかわしたという。
 トランプ氏72歳、金正日氏34歳。親子以上に年が離れている間柄である。つい先ごろまで敵対していたのに、トランプ大統領は金正日氏を「彼にはとても才能がある。極めて困難な状況下、26歳で権力を握り、タフに走り続けてきた。その年齢で同じことができるのは一万人に一人もいない」と持ち上げた。
 会談の中心は、北朝鮮が完全な非核化を確認することと、米国が北朝鮮の体制保障を約束することであったが、前者については完全な非核化への意思を確認しただけにとどまった。ところがトランプ氏は北の体制保障だけにとどまらず、米韓軍事演習の中止まで明言した。
 トランプ氏はこれにとどまらず、北の非核化を進めながら65年前に停戦した朝鮮戦争の終結を狙っている。
 このことは誠に良いことである。しかしここまでトランプ氏が前のめりになっているのは、11月に中間選挙が迫っていることと、北との平和条約締結までいけばノーベル賞の受賞も夢ではないとの思惑が見え隠れしているとの論評もある。
 その後、事態はかなり前向きに動いている。どうなるか政治の世界はヤミだから素直にはなれないが、変わり者の二人のこと、ひょっとするとひょっとするかもしれない。