田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

もうすぐ梅雨。純文学の小説でも読もうかな。 麻屋与志夫

2018-06-04 10:09:38 | ブログ
6月4日 Mon.

●節ちゃんがガタのきた本箱を直してくれた。
20年ほど前に通販で買ったものだ。
パチクルボード製の安ものなので棚が傾斜したり、全体にゆがんだりして本が落ちてしまっていた。

●若いときには毎年本箱を新調しなければならないほど本を買って読んだ。
いまではそれほどの購買意欲はない。
でも長い間に買いためた書籍が何万冊もある。
確実なところはわからないが、雑誌一冊でも捨てることはしないので、おそらく五万冊くらいはあるのではないだろうか。

●広い家のどこにいっても本がある。
本を置く場所を確保するために田舎住まいをしているようなものだ。

●「お父さんが死んだら、この本どうするの」
「書きためた、売れなかった原稿といっしょに焼却していいよ」
「もったいないよ」
「ほんとうは、だれか受け継いでくれればうれしい」

●世は電子書籍の時代になってきた。
古本市場はどうなっているのかさっぱりわからない。
同世代の作家の初版本もわんさかある。
一昔前だったら高く売れるものもあったのだろうが――。

●今週には梅雨いりするとのことだ。
作品を書くことに意欲をもやしているので、このところあまり読書をしていない。
読んだとしても作品を書くのにさんこうとなるものだけに限定されている。

●たまにはゴツイ純文学の小説を読みたい。

●ヌーボーロマンの小説をいま読み返したらどんな印象、読後感をもつのだろうか。



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「吸血鬼ハンター美少女彩音」を書き直しています。 麻屋与志夫

2018-06-03 10:58:44 | ブログ
6月3日 Sun.

●旧作を改稿する仕事はたのしいようで、苦しいこともある。
たのしいのは古い作品ほど新鮮なテーマと取り組んでいたことがわかるからだ。
これはわたしが、GGなので現在ではテーマもマンネリズムに陥ってしまっているからなのだろう。
このところ吸血鬼テーマの小説からぬけだせない。
初心にもどって抒情小説、恋愛小説を書けばいいのだろうが、まだ吸血鬼テーマで書きたい小説がある。

●苦しいのは、旧作を読みかえしてみて、現在、さほど進歩していないのがわかるからだ。
もうこれ以上の進化を――文章、構成、とくに内容では――望めないような気がするからだ。

●最新作はpixivに投稿した「方舟の町/死可沼吸血鬼譚」だ。
シロウトの投稿サイトですから無料で読めす。
おひまなときにでも読んでいただければうれしいです。
有料のほうは、角川のBOOK WALKERの惑惑星文庫に「怪談書きませんか/栃木芙蓉高校文芸部」「夏の日の水神の森」「妻の故郷」があります。
いずれも吸血鬼が現れます。

●けさからの改稿作は、はじめて吸血鬼テーマで書いた「吸血鬼ハンター美少女彩音」だ。
十数年前の作品なので改稿するというより新作を書くようなわくわくきぶんで読みかえし、改稿している。
どんな作品に生まれ変わるかたのしみだ。

●梅雨に入れば外出の機会もすくなくなる。
じっくりと腰を据えて新作も書きだしたいものだ。




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ブラッキーのいない生活。さびしすぎる。麻屋与志夫

2018-06-02 15:21:59 | ブログ
6月2日 Sat.

●たまたまテレビをつけたところ「おんがくの交差点」をやっていた。
「雨に歌えば」がながれていた。

●ああそうか、ことしもまもなく梅雨入りするのだ。
けさはまだ晴れているが、庭の紫陽花が咲き始め、薔薇の終りの庭を彩っている。
庭の踏み石もすっかり地面に馴染み、すこし縁にコケが生えたりしていて、雨がふりだせば緑色に映えて、縁側からの眺めに風情を添えてくれる。

●ブラッキ―はよく雨の庭をうらめしそうにみつめていたものだった。
外にでてはしりまわれない。
蝶を追いかけることができない。

●「ブラッキ―」と呼びかけると、長い尻尾でパタンパタンと廊下の床をたたき応える。
あのかすかな音、尻尾の揺らぎによるわたしとのこころの交流はもう存在しない。
雨がふりだすのが怖いような気がする。
庭をブラッキ―と眺めることはもうできないのだ。

●梅雨になれば湿度がますので、ブラッキ―のにおいがよみがえるだろう。
部屋のすみずみ、わたしの寝床、ブラッキ―がまちがいなくこの家にわたしたちと生活をともにしていた20年のにおいの記憶。
肉球でおさえられてはいるが、かすかな足音、ブラッキ―の近寄ってくる気配。
柱でのツメトギ。キッチンの食卓から妻にしかられて、跳び下りる音。

●ブラッキ―がいないなんて、まだ信じられない。さびしくなった。


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