田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

人狼は不滅なのか イジメ教師は悪魔の顔/麻屋与志夫

2011-10-15 16:18:18 | Weblog
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光る獣の目。
目。
目。
目。
目。
目目目目目。

ドウモウナ唸り声。
攻め寄せて来る人狼に。
矢をはなった。
翔太は矢をはなった。
ギャンという悲鳴があがった。
青い燐のような目がいくつか消えた。
すかさず射つづける。

どこにこんなに狼がいたのだ。
勝平、誠、翔太の三人は。
九尾神社の境内から群がる人狼を見おろしていた。
ボス狼のよびかけにおうじたのだ。
副谷は仲間を呼び寄せるために。
すぐには勝平を追って来なかったのだ。
教室の地下にのこって血をすすり仲間を呼び寄せていたのだ。

日本狼は絶滅しているはずだ。
外来種なのか?

いやこいつらは悪魔の化身だ。

狼でもない。
ひとの形はしていても人でもない。
外からの侵略なのか?
人狼は不滅なのだろう。
みるまに人の形態に変身する。
いやこの姿のほうがわかりやすい。

なんの変哲もない人形の獣。
人の体をのっとる悪魔。

夜霧のあちこちから凶暴な人狼があらわれた。
人の形態のままのもの。
狼の姿に変身したもの。
猟銃をかまえた。
勝平と誠も猟銃を撃ちだした。

銃声が森の上空にこだました。



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