田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

師と老いて個展にいそぐ枯葉路  麻屋与志夫

2022-08-30 16:25:54 | 俳句
8月30日

炎天やいくところなし藤のつる

藤の蔓四方にのびて模索する

藤の蔓模索のはてにからみあい

からみあう枝葉を越えて山の藤

藤弦に針金を見るからみあい

拙句浮きては沈む月の海

拙句浮きうれしや追う白日夢

拙句ころびころびて落ち葉たき

わが俳句ころびまろびて落ち葉たき

枯れ落ち葉はらりととまるわが句帳

わが句帳はらりと紅葉はのりて落ち

紅葉が一片花となるわが句帳

枯れ葉はらりと落ちてわが句帳

わが句帳落ち葉花となり閉じられず

枯れ葉なお花を恋して落ちきれず

空に舞う枯れ葉はいまだ花を恋し

師と老いて個展にいそぐ枯葉路
老いてなお個展に急ぐ紅葉道

美術の秋。恩師から個展の案内をもらった。
たまたま、公園を横切った。
恩師の矍鑠とした姿、わたしのほうが年寄りに想えた。


麻屋与志夫の小説は下記のカクヨムのサイトで読むことができます。どうぞご訪問ください。
ブログで未完の作品は、カクヨムサイトで完成しています。
カクヨムサイトはこちら

 

  今日も遊びに来てくれてありがとうございます。
 お帰りに下のバナーを押してくださると…活力になります。
 皆さんの応援でがんばっています。













コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 眠られぬ夜に  麻屋与志夫 | トップ | 鋏の音人影しめせ秋の月  ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

俳句」カテゴリの最新記事