田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

カミサンのオセチ

2007-12-28 22:39:27 | Weblog
12月28日 金曜日 晴
●カミサンはおせち料理をつくるのにおおわらわだ。わたしは大きなリックを背負ってお供する。買ったものを運ぶことは手伝う。ただそれだけである。あとはなにもしない。それでも、こごと一ついわれたことはない。ただひたすら勉強をつづけられたのも、こうした彼女の寛容な心があったればこそだ。感謝している。

●カミサンの料理の腕はプロ級である。いや金儲けばかり考えているプロなど足元にも及ばない。子どもたちも「お母さんの料理だったらお金出しても食べたい」などという。

●どんなに貧乏していても、本当においしいものを出す店にしかいかない。そして食べた味を記憶してきて、家に帰ってから再現してみる。それがこつらしい。わたしも同感だ。おいしい店を探すたのしみについては、もし奇跡が起きて原稿がうれるようになったら書いてみたい。カムバックするためにはいまは、小説だけを書き続けなければならないのだ。随筆などは書くゆとりがない。

●きょうもF屋に正月用品を買いにでかけた。すべての品が高くなっている。吐息をもらし、考えながら買い物をしている主婦がいる。カミサンはこうした物価高について見ず知らずのかたと話合っている。こぼしたところで、どうなるものでもない。不況の波はこんな小さな町にもおしよせている。

●夜から雨がつよくなった。ホリゴタツでただひたすら原稿を書く。むろんHALに打ち込むのだが、PCなんてこんな便利なものがあるなんて信じられない。バチがあたる。万年筆で原稿用紙に文章を書きつづることを思えば泣きたくなるほどらくになった。これでいい小説がかけなかったらバチがあたると思う。

●台所からはイイ匂いがただよってくる。あさってには長女の家族が帰省する。みんなで食卓を囲むのがたのしみだ。

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