田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

那須野ガ原狐狩り絵巻/奥様はバンパイァ 麻屋与志夫

2009-12-13 07:58:41 | Weblog
奥様はバンパイァ95

○「Gはやく。こんなところに、エレベーダがあった」

この地下の構造はよくしっている。

ここで働いていたのだから。

そう思っていた。

武がおどろいているようすだ。

「G.はやくぅ!!!」

玲加も呼んでいる。

Gの背後でブアンと蝿の羽音が起きる。

懲りないヤッラだ。

Mと玲加の温情が理解できていない。

せっかく元に戻してもらったのに。

病んでいるのは体だけではない。

貪欲に食べ物をたべつづけるということは。

こころが病んでいるのだ。

もうこれまでだ。

遠慮することはない。

ブアンとノズルから炎が蝿の群れに向かって放射された。
Gは飛び込む。

エレベーターが上がりだした。

二階までしかないはずなのに。

ドアが開くまでに数分かかった。

階位表示パネルがない。

何階で止まったのかからない。

武はまだモールの、店内にいる仲間に携帯で連絡をとっている。


ついたところは岩でできた洞窟みたいな空間だった。

そして壁には那須野が原が映っている。

『那須野が原狐狩絵巻』 



●私事ですが、「星の砂」に「初恋の白いバラ」を載せました。そちらもぜひお読みください。
 


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