田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

暖炉がほしいわ

2007-12-23 08:17:39 | Weblog
       

12月23日 日曜日 曇り
●夜の雨はやんでいた。湿り気をおびた空気。大地は水分を吸ったので黒味がもどってきている。いつもだとかわききって、少し風がふいただけで埃がまいあがる。舟形盆地にある町なので、上空に舞い上がった埃はいきばがない。北には日光の連山がたちはだかっている。巨大な自然の屏風で行く手を阻まれている感じだ。この地形のためか、はっきりは断定できないのだがインフルエンザが猛威をふるう。ふつうの風邪をひく子もおおい。なんでかななんでかな、などとふざけていられない。すでに学級閉鎖をした学校もあるときいている。この地方の寒さは住んでみないとわからない。東北から嫁にきたひとたちも、ここのほうが寒いという。

●その寒いこの町のこの家に子どもたちが、家族づれでやってくる。正月は一家団欒の季節だ。親たちが元気で生きているから、子どもたちが寒いこともいとわず帰省してくる。うれしく、たのしい。カミサンは布団を干したり部屋の掃除でおおわらわだ。

●この季節になるとカミサンの口癖がでる。囲炉裏がほしいわね。マキを燃やす暖炉がいいかな。家族全員で暖炉の前に集い、団欒の時を過ごしたいのだろう。過日、霧降の「山のレストラン」でそのマキを燃やす古典的な暖房をみてきた。ピクチャにもとった。よほどきにいったらしい。この暖房で食事ができる。ロマンチックよね。それだけでもリピーターになる価値があるわ。食事もおいしいし。とあわててつけたした。

●これはたいへんなことになった。これいただくわ症候群。カミサンの希望はますます巨大化する。老いたりといえども、まだ元気に働けるのはこのカミサンの欲求に応えてあげたい意欲があるからだ。

●これはカミサンに感謝しなければならないのだろうな。

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