田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

老境の不安。歩けなくなったら、死ぬしかない。 麻屋与志夫

2022-07-17 05:52:12 | ブログ
7月17日 日曜日
●新藤兼人「北斎漫画」。「三屋清左衛門残日録」をテレビで観た。
ストーリーから受けた感銘を書くと長くなるので省く。
二作品とも老境を描いている。
北斎のほうは現在のわたしの年齢でおわりを告げる。
辞世まで残している。

●人生百年時代。
などとよく耳にする。
しかし、老境の不安感にはあまり触れてくれない。

●不安は足にある。
歩けなくなったらどうしよう。
残日録でも、木の枝を杖として、なんとか歩こうとする場面があった。
泣かせるね。
北斎漫画ではラストに近く北斎の盟友馬琴が北斎を訪ねてくる場面。
田中裕子さんのお栄に手を引かれてドブ板の上をよたよたと歩いて帰っていくシーン。
身につまされて、感動するといよりシーンとしてしまつた。

●歩けるからこうして、おかげさまでとどこおりなく、日々暮らしていける。
昨日も「ベニマル」までお米を買いに行った。
五キロの米をリックにつめて二十分ほどあるいて帰路についた。
いつまで歩けるかな、毎度、そんなことを考えながら歩いている。

●ほぼ毎日、散歩を欠かさずしている。

●「ルナ、おまえ犬なら一緒に散歩できるのに」
ともかく、鍛錬をつみかさね、それでも歩けなくなったら、そのときは、そのときだ。

●なにか投げやりな気分になっている。



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