田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

熊本女児遺棄。入試ネットカンニング私見/麻屋与志夫

2011-03-05 06:11:21 | Weblog
3月5日 土曜日

プログです。

●熊本女児遺棄「スーパートイレで首絞め、川に」学生供述。
また、いやなニュースだ。
いやな、などと簡単に言っては関係者の嘆きを考慮すると申し訳ない。
戦慄が背筋を震わせている。
悲惨すぎる。
とても、人間の犯罪とは思えない。

●ひと昔前なら、鬼畜の所業と報道されていたろう。
あまりに、こうした事件が多発している。
ひとはこうした事件をあまり話題にしなくなった。
避けてとおる。
そして。
わたしたちの周囲では起こらない。
と否定して、忘れる。
いつかは、しぶんたちの街でも起きる可能性があることを予知できない。
「こんな悲惨な事件はわたしたちの街では起こるわけがない」と断定する。
ほんとうに、そうだろうか?
絶対起きないと言い切れるのか。

●大学入試問題のネット投稿事件。
この事件も大々的にとりあげられている。
このほうは、べつに刑事事件ではない。
殺人なんかからんではいない。
興味本意で、カンニングの方法も、ココに極まった感がある。
などとコメントをよせている教育評論家がいた。

●「バカモノ」と一喝したい。
こうした、したり顔の教育者や、教育評論家が中央にいるから。
テレビの画面を独占しているから、地方が荒れている。
荒んでいるのだ。
地方に住むまじめな。
ただひたするわが子の健やかな成長を願っているひとたちを。
取り巻く環境には彼らは無知すぎる。
なにも知らないのだ。

●このふたつの事件とも、教育の敗北だ。

●女児を平然と殺す。
リックに入れて背負い。
川に捨てている。
大学生がである。

●一流大学に合格したくて。
超現代的方法で、携帯というメカをつかってカンニングをする。

●たった一枚の「卒業証書」を欲しいために若者は大学をめざす。
その受験勉強の過程で、人としてあるべき教育をだれがしているのだろうか。
いないだろう。

●教育が、あまりにも実利的になっている。
あの予備校で、この塾で勉強すれば一流校に進める。

●若者のこころの歪みは受験勉強で培われている?
そんなことすら考えてしまう。

●ほんとうに自分のやりたいことを探す努力。
幼児の時からはじめるべきだろう。

●教育を受けて大人になっていくということは。
社会とじぶんとのかかわり合いを見極めていくことだ。
じぶんがしていることの醜悪さに気づく能力がなさすぎる。

●他の人の言っていることを、まったく理解できない優等生がおおすぎる。
かれらは試験勉強に強いだけだ。

●みんなで、教育とは、と考え直すところまで来ている。

●このところの事件は、わたしの吸血鬼小説より、怖いですね。




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