田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

FVの恋/夕日の中の理沙子(2) 麻屋与志夫

2009-03-18 21:40:33 | Weblog


飯田室長がバーカウンターに寄りかかっていた。

一階のパブへどうにか降り立った翔太は見た。

室長だけがどうにか立っている。

あとの5名は床に倒れていた。

「敵がみえない」

飯田が翔太を見ていう。

翔太は紫外線銃をONにしてずうっと部屋の隅々を探査した。

「翔太!! シーリング。天井だよ」

またあのFVだ。

見上げる天井にはVが這っていた。

コウモリが天井からぶらさがっている。

そう思わせる姿態だ。

「エレナ!!!裏切るのー」

さっと天井から舞い降りたFVは三人。

いずれも金髪で肌がぬけるように白い。

ハンマースホイの描く後ろ姿の妖艶な美人。

翔太に背をむけ三人はエレナと向かい合っている。

「わたし翔太と行動ともにする。脱けさせてもらうからね」

「なんのために宇都宮まではるばるきたのよ? 日本の同族のものと合体して種族

を増やすためでしょう」

「この男はvampireじゃない」

「いいのよ。わたし翔太、好きになったから」

「あんたらにすかれてもうちのキャップは迷惑なの」

理佐子が開脚回し蹴りでエレナを囲んでいるFVたちを襲う。

理沙子の両側にFVがどどっとたおれる。

理佐子の能力か確実にパワーアップしている。

「理沙子。ありがとう。またあいましょう」

エレナは消える。

4

「結局どういうことなのだ」

血をすわれた5人は医療スタッフにまかせた。

織部のもと、ハンター部門のエージントは緊急のミーテングを開くことになった。

外来種のVのデーターがない。

いままでの武器はほとんどが役にたたない




one bite,please. ひと噛みして!! おねがい。
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ああ、快感。

コメント
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