ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

共同通信の「総裁選」記事 - 3 ( 長老支配政治 ? )

2024-09-12 22:48:25 | 徒然の記

 只今、ネットの動画で青山繁晴氏の「総裁選挙」不出馬のニュースを見ました。推薦人20人に届かず15名だったとのことです。これで日本が終わるわけでありませんので、書きかけていたブログに戻ります。

 報道各社の世論調査を見ながら書いているのだと共同通信社は説明し、決選投票の上位2者を石破氏と小泉氏に絞っています。

 従って記事は、石破氏と小泉氏に関する説明が半分を占め、残るスペースは麻生、岸田、菅の3長老がどのような工作をしているかの説明です。

 議員票と党員票の違いについて説明していますので、まず最初に紹介します。

 ・総裁選の一回目の投票

   ・「国会議員票」と党員・党友票を合わせた「地方票」を同数として扱い、合計票数を争う。

 ・総裁選の決戦投票

   ・国会議員票と、各都道府県連に一票ずつ割り振られた47票の合計で決めるため、議員票の比重が大きい。

 つまり決選投票では、47人対372人になる訳ですから、議員票が絶対に有力です。党員数が109万人いても、意味がないと言う仕組みです。幽霊党員の存在を考えますと無理もない気がしますが、これでは党員の重みがありません。

 実際にどのような影響が出るかの実例を、石破氏の動きで伝えています。

  ・「出来るだけ早くとか、そんなことを申し上げるべきではない。」石破元幹事長は、10日の日本テレビ番組で、新総裁になった場合にいつ衆院解散をするのかと問われると、言葉を濁した。

  ・「可能な限り早く信は問いたい。」と意気込んだ8月24日の立候補表明とは、まるで別人。

  ・関係者によると、早期解散に慎重な議員から石破氏陣営に苦情が寄せられ、軌道修正したと言う。

  ・なぜか。ベテラン議員は「決選投票を視野に入れているからだ。」と指摘する。

 説明するまでもないと思いますが、決選投票では場合、47対372の投票になりますから、議員の機嫌を損ねるような発言を控えたと言うことです。

  ・そのため石破氏陣営は、「軌道修正により、3位以下の候補らが乗ってくれる余地を残す方が得策」( 中堅 ) と踏む。

 小泉氏の動きも伝えています。

  ・小泉氏陣営も、党内に敵を作らないよう神経を尖らせる。

  ・当初は、派閥裏金事件の震源地・安部派の議員を選挙で原則非公認とする案が浮上していた。

  ・しかし解散方針を決めたとはいえ、80人超の大所帯から反発を買うのは避けたい。

  ・後ろ盾の菅義偉前首相の指南を受け、小泉氏は公認について「新執行部で厳正に判断する」と述べるにとどめる。

 この部分では、菅長老の関与も書かれています。石破氏とのバランスを考え、記事の量も考慮しているようで、まだ続きます。

  ・ただ小泉陣営には、別の不安が残る。政策通の若手は集まるものの、「決選投票に進んだ際、他陣営から票を回してもらうといった、水面下の交渉を担う重量級がいない」( 中堅 ) ことだ。

 記事の最後には、大物の長老である岸田、麻生両氏の動きを伝えています。

 ・岸田氏の動き

   ・岸田首相も、解散した岸田派の議員と会食を重ねる。

   ・周囲には、「一回目では動かないが、決戦ではまとまろう」と呼びかけていると言う。

   ・閣僚経験者は、「キングメーカーになるつもりだ」と見る。

 ・麻生氏の動き

   ・安倍政権発足以来、主流派に身を置く麻生太郎副総裁は、総裁選後の国会論戦を見据え周辺に伝えた。

   ・「誰が予算委員会を乗り切れるのか、シビアに見て決める。」

 以上、9月12日の共同通信社の記事の全文を紹介しました。「長老支配」の自由民主党政治が、見事に描かれた記事です。青山氏が、20人の推薦人を集められなかった理由も見えてきます。

 次回は、中断している「総裁選挙」   西田昌司氏の見方に戻ります。どちらにしましても、「総裁選挙」が終わるまでは、このテーマから離れられません。

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共同通信の「総裁選」記事 - 2 ( 幽霊党員 ? )

2024-09-12 17:24:27 | 徒然の記

 「乱戦の底流」   自説封印  取り込み期待」

  「影響力保持へ勝ち馬見定め」「決選投票にらむポスト岸田」

 4面の4分1を占める4段組の記事は、大きな活字の見出しが目を奪います。中身を読まなくても、何となく乱戦の空気が伝わって来ます。

   麻生太郎氏 ( 83才 )    菅義偉氏 ( 75才 )     岸田文雄氏 ( 75才 )

   森喜朗氏 ( 87才 )     二階俊博氏 ( 85才 ) 

 先日のブログで現在の長老の名前を5人上げましたが、本日の記事では黒字で表示した森氏と二階氏の名前が消え、麻生、菅、岸田3長老の動きを伝えています。

 決選投票を睨んだ記事だとこうなるのか、前評判の高かった河野、高市、小林、加藤、林、以上5氏の名前が消えています。

 茂木氏は消えかかりつつある様子が、あからさまに書かれています。

  ・知名度不足がネックの茂木敏充幹事長は、9月6日のBS日テレ番組で、「小泉さんとは方向性が一致する部分が多い」と言及

  ・他陣営では、「決戦で高く売る腹だろう」と疑念の目を向ける

 そしてなぜこうなるのか「ねこ庭」には依然として疑問ですが、共同通信社は決選投票をする上位2名を、小泉氏と石破氏に絞っています。

  ・乱戦必至の今回は、報道各社の世論調査で人気の高い石破氏と、小泉進次郎氏が抜け出すとの見方が強い。

 記事を読むと分かりますが、投票権を持っているのは自由民主党の党員と国会議員です。同等と説明されながら実質的には、党員票より議員票の方が大きな力を持っています。

 自由民主党の党員数は109万人で、議員数は372人です。党員数はダントツに数が多くても、企業や後援会、支援団体が提出する党員名簿には、名前だけの幽霊党員の存在が公然の秘密です。

 常識的に考えても、熾烈な「総裁選挙」で顔の見えない党員に、党の総裁を決定させるのは危険です。だから最終的には、顔が見え足もある国会議員が決定する仕組みになっています。

 企業や団体の支援を受けない青山氏は例外で、幽霊会員はいませんが、3年連続で党員獲得議員のトップになっていても、党内での評価は総裁選挙に直結していません。

 自由民主党は党勢拡大のため、議員に罰金を払わせてまで「党員獲得」を督促していますが、なぜか議員が獲得した党員数の公表をしません。息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々に知らせたいと、青山氏の獲得した党員数を調べましたが見つかりませんでした。

 その代わり自由民主党が公表した令和4年の、党員獲得トップテンの議員名の資料を見つけましたので紹介します。

   1位 青山繁晴    参議院議員                 6位 茂木敏充    衆議院議員

   2位 堀内詔子    衆議院議員                 7位 武田良太     衆議院議員

   3位 高市早苗    衆議院議                8位 細野豪志    衆議院議員 

   4位 森山裕        衆議院議員                9位 小野田紀美  参議院議員

   5位 二階俊博    衆議院議員                 10位 城内実     衆議院議員

 議員の名前を見ますと、失礼ながら金の力で、無理やり党員名を集める気配のある議員の名前もあります。

 名簿の内容を重視すると言うより、党員数に応じた党費の払い込みがあれば良しとしている空気が党内にあります。ネットの情報なので確認する方法はありませんが、「党員獲得数」のランキングが、党内で大きな位置付けになっていないことだけは確かなようです。

 私を含め青山氏を支援する人々は、「総裁選挙」の鍵を握っているのはあくまでも国会議員だと言う、この事実を知っておく必要があります。政界とマスコミ界には常識でも、私たちは知りませんので「なぜ青山氏を無視するのか」と疑問を抱きます。

 共同通信社の記事がこの事実をおしえてくれたと、私は感謝しました。一つ賢くなっところで元のテーマに戻り、次回はまた同社の記事の紹介を続けます。

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共同通信の「総裁選」記事

2024-09-12 12:13:59 | 徒然の記

 9月12日、自由民主党の「総裁選挙」告知日です。西田昌司氏の動画の文字起こしを中断しました。

 下記一覧表は山口氏の動画からそのまま借用しますが、早くも2名の候補者が消えました。黒字で表示した野田氏と斉藤氏です。

〈 候補者の推薦人議員数の予測 〉

    小林鷹之氏( 49 才) ・・ 36名  高市潰しのため、岸田派が支援

    石破茂氏( 67 才 )    ・・ 15名  菅G・旧石破Gが支援

    河野太郎氏( 61 才 ) ・・ 16名  麻生派が一部支援 菅Gが支援

    小泉進次郎氏( 43 才 ) ・・ 20名  菅Gと二階派が支援

    高市早苗氏( 63 才 ) ・・ 15名  旧安部派が支援

    林芳正氏 ( 63 才 ) ・・ 23名  岸田派が支援

    茂木敏充氏( 68 才 )  ・・12名

    上川陽子氏( 71 才 )   ・・12名   麻生・岸田派が支援

    加藤勝信氏( 68 才 )  ・・12名

    斎藤健氏 ( 65 才 )  ・・  5名    旧石破Gが支援  石破潰しのため立候補

    野田聖子氏( 63 才)   ・・  4名

    青山繁晴氏( 72 才 )   ・・  3名  和田政宗氏が支援

 党員票では多数を獲得していても、推薦人の議員20人を集めるのが困難らしく、顔写真入りの一面トップ記事の中に、相変わらず青山繁晴氏の名前がありません。

 今日中には事実が判明するのですが、昨日の「文化人放送局」「日本のすごいニュース」のユーチューブのタイトルを紹介します。

 〈 文人放送局 〉

  最強の二人!高市議員&青山議員総裁選へ!

 〈 日本のすごいニュース 〉

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「総裁選挙」 西田昌司氏の見方 - 2 ( 驚きと反省 )

2024-09-11 12:27:04 | 徒然の記

 1.  令和6年8月19日 西田昌司ビデオレター」

       「 自民党総裁選 大乱立 。正しい国家観を持つのは高市早苗さん以外、いません! 」

 今日から西田氏の意見を紹介します。

  ・マスコミのニュースは「自民党の総裁選」、今の所11人の方が立候補に意欲があるという形ですが、どなたがどうなるのかと、そういうことばかりが出ているのですけれども、

  ・まず各候補者は、これから国会議員の推薦人を20名集めないと立候補の資格がないということですから、そこが大きなポイントだと思います。

  ・私は、高市さんの推薦人になることを決めております。推薦人になって欲しいと言われれば推薦人になりますけれども、推薦人を20人集められるよう輪を広げていくことが、まずは先決なんです。

  ・その一方で、私が理解できないことも沢山あるんですね。今回の「総裁選挙」は岸田総理が出馬しないと言われたので、私も、俺もと一挙に候補者が出てきたこと。

  ・それはそれで党の活性化のために良いと思いますけれども、大事なことはですね。岸田総理が何が原因で総理を辞めたかということなんですよ。

  ・それは、岸田総理が自らおっしゃっているようにですね。政治と金の問題、これに端を発して自民党と内閣の支持率が極端に落ちたことなんですよね。

  ・このままでは次の衆議院選挙、参議院選挙で戦うことができないと考えられ、全ての責任をとって身を引くことを決められたということです。私は、それはそれで立派な決心をされたと思っています。

  ・では政治と金の問題は、岸田さんが責任をとったということで、そのままにしておいて良いのかということなんですね。

  ・この問題は、岸田総理が「裏金問題」の中心人物だったということではなくてですね。一番の問題は私が所属していた安部派なんですね。

 ここまで文字起こしをして、指が止まってしまいました。

  ・こんな話をしているのなら、西田氏にはことの本質が分かっていない。

  ・「安倍派叩きの風」に乗り、「勝ち馬に乗ろう」としている「風見鶏」ではないのか。

 昨夜の興奮は何なんだったのだろうと、学徒の喜びが消えました。

  ・前代未聞の「総裁選挙」のお陰で、西田氏の明確な意見を知り、保守政治家としての氏を確認することができました。自分の早計を反省する意味でも、氏の意見を紹介したくなりました。

 紹介する西田氏の動画を3件にしたところから説明する方が、「ねこ庭」を訪問される方々と息子たちには、話が分かりやすいのではと思います。

    1.  令和6年8月19日 「西田昌司ビデオレター」

       2.  令和6年9月  5日 「週間西田」

    3.  2時間前 に配信済み     「虎ノ門ニュース」「総裁選」

 上記3件を紹介すると決めたきっかけは、昨日観た2. と3. の動画でした。ここで氏はいつもの曖昧な喋り方を止め、保守政治家としての意見を述べていました。
 
 「総裁選挙」が近くなっているせいなのか、考えを明確にした西田氏に驚き、「ねこ庭」で紹介しようと考えました。2件だけにしておけばよかったのに、タイトルを見て8月19日の動画を追加しました。
 
 これまで氏は意見を曖昧にしていたが、本当は信念を隠していたのだと考え直し、8月も同じ意見のはずと思いこんだのが早とちりでした。
 
  ・保守でもないのに保守の顔をし、曖昧なことを言って国民を誤魔化していた亡国の議員名が明確になりますから、今後は彼らに選挙の一票を入れなくすれば良いのです。

 昨日こう述べた時、西田氏は除外していました。2.と3.の動画は、それほど1.の動画と意見に差がありました。わずかひと月で意見を変える政治家なら、やはり信の置けない人物になります。

 二度も自分の早計を反省し、息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々に恥をさらしますが、これも勉強の一つと恥を忍ぶことに致しました。

 ここで中断せず予定通りの紹介を続け、「西田議員の研究」シリーズの再開をする覚悟です。

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「総裁選挙」 西田昌司氏の見方

2024-09-10 22:06:26 | 徒然の記

 「前代未聞の立候補者数」「過去最多  7人以上の争いへ」

 千葉日報の記事のタイトルが、今回の「総裁選挙」の異常さを伝えていますけれども、おかげで国民には「派閥」と「長老」の動きが手にとるように見えます。

 これまでは水面下で行われていた駆け引きが隠せなくなり、自由民主党の議員の動きも今度はよく見えます。9月12日の告示日に、各候補者の推薦人の名前が公表され、誰が誰を推薦しているのかが分かると、この人物が左翼系の反日とリベラルの議員たちです。

 保守でもないのに保守の顔をし、曖昧なことを言って国民を誤魔化していた亡国の議員名が明確になりますから、今後は彼らに選挙の一票を入れなくすれば良いのです。

 「右から左まで、自由民主党の幅は広い」と、詰まらない自慢を止めさせ、日本の独立を回復する議員を増やすことが可能になります。

 金儲け第一のマスコミが上脇教授の〈社会活動〉を取り上げ、「裏金問題」で騒いでくれたお陰で、滅多にない状況が生じました。もしかすると今回の「総裁選挙」は、日本の戦後史に残る大事件なのかも知れません。

 大事件が「ねこ庭」に及ぼした出来事は、西田昌司参議院議員への印象の変化です。

 「ねこ庭」は先月14回のシリーズで、「西田昌司議員の研究」をしましたが、結論が出せませんでした。

  ・説明が回りくどく曖昧で、氏は保守なのか左翼系なのか判断できない。

 失望と軽蔑を交えた結論になり、氏を評価される「ねこ庭」の訪問者の方と意見がぶつかったりしました。

 前代未聞の「総裁選挙」のお陰で、西田氏の明確な意見を知り、保守政治家としての氏を確認することができました。自分の早計を反省する意味でも、氏の意見を紹介したくなりました。

 氏の動画は沢山ありますが、下記3件を息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々に紹介しようと思います。

  1.  令和6年8月19日 「西田昌司ビデオレター」

         ・ 自民党総裁選 大乱立。  正しい国家観を持つのは高市早苗さん以外、いません!

  2.  令和6年9月  5日 「週間西田」

   ・「自民党の新総裁は誰を選べばいいのか。政治家を見極める選考基準とは?

   ・日本の舵取りを任せる人を、損得勘定で決めてはいけない!

  3.  2時間前 に配信済み     「虎ノ門ニュース」「総裁選」

     ・  <出演> 竹田恒泰(作家)        西田昌司(自由民主党 参議院議員)
 
 分からなかったことが分かり、疑問が解けるのは学徒の喜びです。久しぶりに明るい気持ちになりましたので、次回からの紹介に力を入れます。
 
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「総裁選挙」 山口敬之氏の見方

2024-09-10 16:59:15 | 徒然の記

 9月は27日の「総裁選挙」が終了するまで、自由民主党の候補者たちのニュースが世間を賑わすことでしょう。

 ネットの世界でも左系、保守系の評論家が、連日「総裁選挙」の行方を解説しています。「ねこ庭」のように、上脇教授の〈社会活動〉との関係で「総裁選挙」を説明する人物は皆無ですが、「長老」との関係での解説は見られます。

   麻生太郎氏 ( 83才 )    菅義偉氏 ( 75才 )    森喜朗氏 ( 87才 )    二階俊博氏 ( 85才 ) 

 前回「ねこ庭」は上記4人を、現在の長老として紹介しましたが、評論家たちは岸田首相を長老に加えています。現職の首相ですが、実質は過去の人なので納得しました。岸田文雄氏 ( 67才 )

 昨日9月8日付の文化人放送局で、山口敬之氏の動画を見ました。氏によりますと派閥は建前上解散したことになっているが、バッチリ生きていて「総裁選挙」に介入しているそうです。

 つまり自由民主党は、相変わらず「派閥と長老」の政治をしていることになり、「ねこ庭」の推測がなんとなく当たっています。

 山口氏の動画を取り上げたのは、氏が12名の候補者の推薦人議員数の予測を説明しているからです。今の時点で予測数字を発表するには、勇気が要ります。

 長老と派閥の介入で、激しい「引き剥がし」が行われていますから、極端に言いますと数字は日々変動しています。氏の勇気に敬意を表し、「ねこ庭」で紹介することにしました。

 12名の候補者について数字を表示する前に、各候補者の年令、所属派閥、前職を ウィキペディアで調べましたので先に確認してください。この情報を頭に入れておくと、山口氏の説明がよく分かると思います。

    小林鷹之氏( 49 才) 旧二階派 財務省出身

    石破茂氏( 67 才 )   旧石破G 元三井銀行勤務

    河野太郎氏( 61 才 )  麻生派 元富士ゼロックス勤務 日本端子社員

    小泉進次郎氏( 43 才 )  無派閥 米国・戦略国際問題研究所非常勤研究員 

    高市早苗氏( 63 才 )  無派閥  前・近畿大学経済学部教授

    林芳正氏 ( 63 才 )  無派閥  元・三井物産 関連会社勤務

    茂木敏充氏( 68 才 )  旧茂木派      マッキンゼー・アンド・カンパニー勤務

    上川陽子氏( 71 才 )   無派閥  グローバリンク総合研究所代表取締役  

    加藤勝信氏( 68 才 ) 旧茂木派 財務省出身

    斎藤健氏 ( 65 才 )     旧石破G 旧通商産業省出身

    野田聖子氏( 63 才) 無派閥  前・帝国ホテル勤務

    青山繁晴氏( 72 才 ) 無派閥  前・独立総合研究所代表取締役社長 元・共同通信社記者

 〈 候補者の推薦人議員数の予測 〉

    小林鷹之氏( 49 才) ・・ 36名  高市潰しのため、岸田派が支援

    石破茂氏( 67 才 )    ・・ 15名  菅G・旧石破Gが支援

    河野太郎氏( 61 才 ) ・・ 16名  麻生派が一部支援 菅Gが支援

    小泉進次郎氏( 43 才 ) ・・ 20名  菅Gと二階派が支援

    高市早苗氏( 63 才 ) ・・ 15名  旧安部派が支援

    林芳正氏 ( 63 才 ) ・・ 23名  岸田派が支援

    茂木敏充氏( 68 才 )  ・・12名

    上川陽子氏( 71 才 )   ・・12名   麻生・岸田派が支援

    加藤勝信氏( 68 才 )  ・・12名

    斎藤健氏 ( 65 才 )  ・・  5名    旧石破Gが支援  石破潰しのため立候補

    野田聖子氏( 63 才)   ・・  4名

    青山繁晴氏( 72 才 )   ・・  3名  和田政宗氏が支援

 以上が氏が掴んでいる推薦人の数字で、横の注釈は長老と派閥の動きです。日々変動するから、日々更新すると説明していますので確定数字ではありません。

 しかし数字を見るのは始めてですから、確定でないと説明されてもインパクトがあります。この数字を見て、5人の長老が新たな動きをするのかも知れませんし、「勝ち馬」に乗ろうとする議員が、別の動きを始める可能性もあります。

 むしろ山口氏は、それを狙っての数字の公表かも知れません。

   「この12人の候補者の中の大半は、碌でもない親中派かリベラリストです。」

   「まともな保守政治家は、二人しかいません。」

 一人は市川氏で、もう一人は青山氏だそうです。次回は、西田昌司氏の意見を紹介します。

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「自由民主党総裁選挙」の研究 - 20 ( 岸田首相の誤算 )

2024-09-09 13:45:48 | 徒然の記

 「研究の第二段階」〈「派閥・長老」と「裏金問題」〉の続きです。

 上脇教授の「社会活動」が「裏金問題」の大嵐のきっかけと分かったため、横道へ大きくそれ、シリーズが20回になってしまいました。

 今回こそ、「自由民主党の総裁選挙」について検討・研究の最終回といたします。

 「憲法学」の中に「政治資金問題」を加え、裁判を起こして政府自由民主党を批判・攻撃する上脇教授の〈社会活動〉と、「自由民主党の「総裁選挙」がどのように関係するのか。

 それを解く鍵になるのが、自由民主党の「派閥と長老」問題ではないかと考えました。そして「ねこ庭」は、ここで誰もしない大胆な推測をしました。

 ・「派閥の裏金問題」を、政治利用したのは岸田首相だったのではないか ?

 LGBT法の強行成立以来国民の信頼を失い、内閣支持率の低迷を続ける首相は、それでも政権担当意欲を失っていません。このために首相が乗り越えなくてならないハードルが、二つあります。

  1.  衆議院議員の総選挙

   ・現在の議員の任期満了日は、令和7 ( 2025 ) 年10月30日。

  2.  自由民主党の総裁選挙

   ・令和6年9月  ( 現在9月27日に決定 )

 あまりに内閣の支持率が低いので、次の解散で自由民主党は過半数を失い下野するのではないかという噂が流れています。

 「岸田首相では、今度の衆議院総選挙を勝てない ? 」

 疑心暗鬼になった議員が動揺していると、ニュースが伝えていました。9月の自由民主党総裁選挙で、岸田氏が再戦される見込みがなくなり不出馬を決めました。

 衆議院の総選挙で万一過半数を失っても、他党と連立を組めば自由民主党は下野しなくて済みます。

 テレビと新聞の報道は「パーテイー権問題」と「派閥の裏金」問題を毎日トップニュースにするだけでなく、政権を手放したくない岸田首相の動きも伝えていました。

 「ねこ庭」から眺めていますと、岸田氏は伝家の宝刀である「解散権」を何度もチラつかせ、議員たちの心理を自分に向けさせるという醜いまでの政権執着姿勢でした。

 日本の戦後史の大河の前に立って眺めますと、岸田首相だけでなく、歴代の首相は政権をめぐり激しい戦いを繰り広げていました。訪問される方に叱られそうですが、

  ・醜い権力闘争をしていたのは、岸田首相だけではない。

 ということで、問題は首相の権力執着の動機です。

     1.  氏の自己顕示欲・権勢欲のためなのか、

         2.  政治家としての信念を貫く政治をするためか

 「ねこ庭」から観察する限り2. の動機は強く感じられませんが、本人は日本のために政治をする気持なのかも知れません。過去の首相がなりふり構わず「総裁選」を戦ったように、岸田首相も同じことを実行したのではないでしょうか。

 そうなると先ずは、「総裁選挙」に勝つことです。勝つためには党内の他派閥を攻撃し、岸田派の優位を確立することが急務になります。つまりここから先が、誰もしない「ねこ庭」だけの大胆な推測です。

  ・岸田首相は、他派閥への攻撃、特に最大派閥の安部派潰しのため、上脇教授の「社会活動」(「裏金問題」) を利用したのではないか ?

 上脇教授は「反自民」の立場から「裏金問題」を糾弾していますが、彼らの矛先を「安倍派」と「二階派」へ向けさせれば、岸田派と麻生派の被害が軽微で済みます。

 岸田派の「裏金」は少額で、麻生派に「裏金」がありませんでした。麻生派と岸田派が残れば、岸田氏が再び政権を取る工作が容易になります。

 そうした計算の上に立ち、氏はしぶしぶ岸田派を解散し、自分の後継者として、動かしやすい小林鷹之氏を指名したのではないでしょうか。

 青山氏をマスコミに出させなかったのは、厄介な氏を封じ込めておきたいという、岸田・麻生両氏による暗黙の了解があったのではないかと、そんな気がしています。

 派閥の解消と、不透明な政治資金の全廃を掲げる青山氏を疎んじているのは、他派閥の議員も同じですから、大手マスコミは阿吽の呼吸で青山氏を無視したと、これが「ねこ庭」の推理です。

 岸田首相の誤算は、頼りにしていた麻生派が離れたことと、菅氏がキングメーカーとして浮かび上がったことです。乱立した候補者の絞り込みに、氏は得意の人事でのリーダーシップが取れなくなりつつあります。

 9月12日が総裁選候補者の「告示の日」で、20人の推薦人が集められなかった候補者がここで消えます。

 自分の推測がどの程度当たっているのか、どれくらい見当はずれなのかを確認したいと考えています。「ねこ庭」が「自由民主党の総裁選挙研究」の結論を急ぎ、最終回としたかった理由がここにあります。

 もし「ねこ庭」の推測があたり、岸田首相が上脇教授の「社会活動」(「裏金問題」) を利用したのだとすれば、大きな誤算をしたことになります。

 モルヒネは難病の薬であると同時に、用法を誤ると人を死に至らせる毒薬になります。上脇教授の「社会活動」は、政界のモルヒネです。「麻生派」でも裏金問題が発覚したとなれば、この問題はすでに岸田氏の手に追えない毒薬となっているのではないでしょうか。

 ・それでも日本の独立を取り戻し、日本を再生させる希望の芽を持っているのは自由民主党しかない。

 ・「ねこ庭」は自由民主党の中にいる保守政治家を信じ、支援し続ける。

 これが私の結論です。なんとか予定通り終わらせることができましたので、長いお付き合いに感謝いたします。

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「自由民主党総裁選挙」の研究 - 19 ( 自由民主党への怒りと諫言 )

2024-09-09 07:41:34 | 徒然の記

  「研究の第二段階」〈「派閥・長老」と「裏金問題」〉の続きです。

 今回も、「ねこ庭」の過去記事と大部分が重なります。修正していますが重複しますので、記憶力の良い方はスルーしてください。

 〈  マスコミや法曹界との関係を、教授はどこで得たのか。 〉

 新しい疑問が湧いた時、ウィキペディアが教えた氏の経歴を思い出しました。

  ・1991  ( 平成3 ) 年 博士後期課程の単位取得後に退学 日本学術振興会・特別研究員となる

 「日本学術振興会」とはどんな組織なのか ?  驚く発見の一つが、ここにありました。ウィキペディアの説明を紹介します。

 〈 独立行政法人 日本学術振興会 〉

  ・日本学術振興会は、文部科学省所管の外郭団体である

  ・学術研究の助成、研究者の養成のための資金の支給、学術に関する国際交流の促進、学術の応用に関する研究等を行うことにより、学術の振興を図ることを目的とする

  ・独立行政法人日本学術振興会法第3条により、「日本学術会議」と緊密な連携を図ることとされている

 「ねこ庭」の推測が当たり、「日本学術会議」との関係が見つかりました。同会議は、「反日左翼マスコミ」と共にGHQが日本に残した「トロイの木馬」の一つです。

 「日本学術会議」に所属する学者の多くは、政府委員やマスコミでの言論活動などを通じ、日本を弱体化する主張を展開します。上脇氏はたまたま「パーティー券問題」で浮かび上がった左翼活動教授でなく、最初から「日本学術会議」と連携プレーをする仲間でした。

 「日本学術会議」を支配しているのは、日本共産党です。

 同党は誰もが知る通り、浮かんでは消える他の弱小野党と違い、戦前から一貫して続く反日左翼政党で、学界、教育界、法曹界に強い影響力を持っています。

 学界で言えば、「日本学術会議」と「東大社会科学研究所」、教育界では「大学の教授会」「日教組」、法曹界では「日本弁護士会」と「青年法律家協会(青法協)」です。

 もう一つの発見は、氏が組んでいる相手の坂口徳雄氏でした。「ねこ庭」が知らなかっただけで、氏は有名な人権派弁護士で、むしろ法曹界では上脇教授以上に知られていた人物です。

 昭和46年、氏は司法研修生の時、青年法律家協会に所属しているという理由で任官拒否された経験の持ち主でした。任官拒否された研修生が複数名いたので、修了式の時発言許可を求め、疑問を述べたことで罷免措置を受けています。

 罷免から2年後の昭和48年に、研修習生としての再採用が決まり、同年4月に法曹資格を回復して後、人権派弁護士として名前を知られるようになりました。

  平成14年に、上脇氏が市民団体のネットワーク「政治資金オンブズマン」を立ち上げた時、坂口弁護士と組んだのは偶然でなかったと思われます。

 「パーティー券問題」で共産党はほとんどマスコミに顔を見せませんが、「反日勢力」を結集し「反自民活動」をしている図が見えてきました。

 今回の「裏金問題」騒ぎは、「反日左翼勢力」と繋がった上脇教授の活動を軽視し、政権にあぐらをかいた自由民主党がどれほど驕っていたかの証明にもなります。

 自由民主党の派閥の裏金問題が大きなスキャンダルとなり、吹き荒れた背景には、庶民の苦労を忘れ金銭感覚を無くした政治家を、国民が許さなかったという事実があります。

 「ねこ庭」は上脇教授や共産党を敵視し、力尽くで彼らの活動を無くすべきと考えていません。「反日左翼勢力」の活動は、政権与党への批判という面から見れば「必要悪」です。

 以下は「ねこ庭」の過去記事の繰り返しになりますが、自由民主党の議員諸氏へ怒りと諫言になります。大時代的で気負った言い方が、どこか青山議員に似ています。

  ・自由民主党は、これを機に党内の「腐った議員」を処分すべし

  ・自由民主党内の議員諸氏は、明治維新を成し遂げた幕末の志士を見習うべし

  ・20代の若さで決起し、強大な幕府に立ち向かった彼らの爪の垢を煎じて飲むべし

  ・議員諸氏に欠けているのは、「愛国心」と「武士 ( もののふ ) の心」である

  ・議員諸氏が忘れているのは、「物言わぬ愛国の庶民」と「国の中心である皇室」の大切さである

 何時かこの言葉が自由民主党の議員に届いてくれることを祈りながら、今回も「ねこ庭の独り言」を繰り返しました。

 息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々が、どのように感じられるのか分かりませんが、「研究の第二段階」〈「派閥・長老」と「裏金問題」〉に、一区切りをつけたのではないかと考えています。

 「ねこ庭」の過去記事からの引用は今回で終わり、次回は「裏金問題」と「総裁選挙」のつながりを考えます。偏った見方と笑われるかも知れませんが、「研究結果の総まとめ」です。

 お付き合い頂ける方だけ、「ねこ庭」へ足をお運びください。

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「自由民主党総裁選挙」の研究 - 18 ( 上脇教授の〈 社会活動 〉 )

2024-09-08 20:07:35 | 徒然の記

  「研究の第二段階」〈「派閥・長老」と「裏金問題」〉の続きです。

 今回も「ねこ庭」の過去記事の紹介になります。修正していますがほとんど重複しますので、記憶力の良い方はスルーしてください。

 〈 「パーティー券問題」の発端を作った人物は、誰なのか。 〉

 ウィキペディアがわざわざ別項目でまとめているのが、「パーティー券問題」の発端を作った〈 上脇教授の社会活動 〉です。実はここからが本題になります。

 〈 上脇教授の社会活動 〉
 
  ・2002 ( 平成14 ) 年 市民団体のネットワーク「政治資金オンブズマン」を弁護士の坂口徳雄と設立し、阪口とともに代表に就任。事務局は大阪府中央区に設置
 
 ウィキペディアの説明で、氏が結構有名な裁判の告発人だったことを知りました。政治資金問題に的を絞り、政治家を糾弾した裁判例が下記 8件でした。
 
  1.  2012 ( 平成24 ) 年10月
 
   ・元大阪府知事・松井一郎に政治資金収支報告書への記載漏れがあったとして、大阪地方検察庁に告発 
 
  2.  2018 ( 平成30 ) 年1月  
 
   ・最高裁が官房機密費の使途の一部の開示を命じる判断を下した裁判での、原告の1人
 
  3.  2019 ( 令和元 ) 年11月  
 
   ・河井案里参議院議員の選挙違反に関し、「夫婦共謀の違法行為の疑いがある」として、広島地方検察庁に告発

  4.  2020 ( 令和2 ) 年6月

     ・黒川弘務東京高検検事長の定年延長問題に関し、閣議決定の資料として開示された文書は偽りの可能性が高いとして、決定取り消しの訴えを大阪地裁に提起

        (  2023 ( 令和5 ) 年12月、法務省元事務次官への証人尋問が行われた )  

  5.  2020 ( 令和2 ) 年9月

    ・政府が、新型コロナウイルスの感染対策として全世帯に配った布マスク、いわゆるアベノマスクについて、

    ・納入業者に発注した枚数と単価を開示しないのは不当だとして、国に情報開示などを求めて大阪地方裁判所に提訴した

 上脇教授の〈社会活動〉とは、裁判を起こして政府自由民主党を訴える運動でした。氏は、担当する「憲法学」の中に「政治資金問題」を加え、自分の〈社会活動〉を学生に教えているのでしょうか。

 戦後の「憲法学」では、「憲法は権力者を縛るもの」という解釈が主流ですから、「自分の社会活動は、政府権力者を縛る実践活動である。」と教えているのかもしれません。

 平成16年に、北九州市立大学から阪神地区の神戸学院大学へ移ったのも、反日「憲法学」の実践活動ためだったと考えられます。
 
 「憲法」と直接関係がないと見える「政治資金問題」を授業の範囲に加え、教授の立場を利用して氏が反日活動をしていると「ねこ庭」には見えます。
 
 「憲法」を教える教授が、裁判所や検察庁を拠点に政府への告発運動を実践するのですから、左翼界ではマスコミも知る著名人だったのかも知れません。
 
 ウィキペディアの〈社会活動〉の説明がまだ続くので、紹介も続けます。

  6.  2023 ( 令和5 ) 年3月

    ・岡山県伊原木隆太知事の後援会が、知事の親族から、政治資金規正法の上限を超える寄付を受け取っていた問題で

    ・後援会関係者らを、政治資金規正法違反の疑いで岡山地方検察庁へ告発

    ・同年9月岡山区検察庁は、後援会の会計責任者ら2人を、政治資金規正法違反の罪で略式起訴

  7.  2023 ( 令和5 ) 年8月

    ・第49回衆議院選挙で細田博之の陣営が、地方議員らに労務費名目で1人あたり数千円程度の現金を支払っていた問題で、

    ・細田と陣営幹部に対する公選法違反 ( 買収 ) 容疑で、松江地方検察庁へ告発状を提出   

    ・同年9月、松江地方検察庁は細田と出納責任者を嫌疑不十分で不起訴処分

  8.  2023 ( 令和5 ) 年10月

    ・自民党5派閥が、政治資金パーティーの収入を、2018~2021年分の政治資金収支報告書に計4168万円分を過少記載したとして、

    ・各派閥の当時の会計責任者らを政治資金規正法違反(不記載・虚偽記入)容疑で告発

 令和5年に入ってからの活動が目覚ましく、最後に記述されているのが、自由民主党を直撃した「パーティー券問題」「裏金問題」です。

 共同通信社が、「パーティー券問題」を初めて報道したのが11月21日だった理由がこれで分かりました。つまり同社は、教授の告発の事実を待って記事を書いたとことになります。

 教授の連絡が先だったのか、検察のリークが先だったのか。いずれにしてもタイムリーな報道は、マスコミ各社と何らかの連携ルートのあったことが伺われます。

 神戸学院大学の教授が一人で、このようなルートは簡単に作れません。マスコミや法曹界との関係を、氏はどこで得たのか。

 つまりこの疑問が、次回の「研究課題」となります。現在進行中の「総裁選挙」とどこでつながるのか。過去記事と重なる部分もありますが、新たに修正した箇所もあります。

 「ねこ庭」の推測に過ぎませんが、関心のある方は次回も足をお運びください。

  〈 マスコミや法曹界との関係を、教授はどこで得たのか。〉

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「自由民主党総裁選挙」の研究 - 17 ( 神戸学院大・上脇博之教授 )

2024-09-08 14:17:33 | 徒然の記

  「研究の第二段階」〈「派閥・長老」と「裏金問題」〉の続きです。

 話が横道へ逸れ、今回は「ねこ庭」の過去記事の紹介になります。内容が重複しますので、記憶力の良い方はスルーしてください。

 〈 「パーティー券問題」の発端を作った人物は、誰なのか。 〉

  ・共同通信社は11月26日と12月2日の記事で、この人物の名前を伝えていますが、地味な扱いなのでほとんどの人が読み飛ばしているのではないでしょうか。

  ・下記は両日の紙面の見出しですが、大きな活字がページ一杯の記事の中で踊っています。

 〈 11月26日の記事の見出し 〉

 「派閥とカネ  野党照準」「二階派 194万円記載なし」自見大臣側からの支出」「20万円なぜ記載漏れ」「自民5派閥 パー券収入」「裏金の疑念、払拭に躍起」

 〈 12月2日の記事の見出し 〉 

 「安部派裏金 1億円超か」「パーティー券収入、議員側へ環流」「東京地検特捜部、立件視野」「秘書ら立件後絶たず」「昨年には薗部氏略式起訴」

 この人物の名前が書かれている、11月26日と12月2日の該当部分だけを紹介します。

 〈 11月26日の記事 〉

  ・5派閥に突きつけられたのは、政治資金パーティーの収入を2018から21年分の収支報告書に、過少記載したとする規制法違反だ

  ・当時の会計責任者らを対象とし、神戸学院大の上脇 博之 ( かみわき ひろし ) 教授が東京地検に告発した

 〈 12月 2日の記事 〉

  ・この問題を巡っては、神戸学院大の上脇博之教授が東京地検に、自民5派閥に関する告訴状を提出

  ・各派閥の会計責任者らが、パーティー券の収入を記載しなかった疑いがあるとしている

 初めて聞く名前で一度も「ねこ庭」に登場していませんが、著名な教授らしくウィキペディアに詳細な説明がありました。

  ・上脇 博之(かみわき ひろし)、平成33 ( 1958 ) 年生まれ65才
 
  ・日本の法学者 ( 憲法学、政党国家論、国民代表論、政治資金問題  )
 
  ・学位は ( 法学 神戸大学・2000年  )
 
 氏の経歴に興味はありませんが、共同通信社が何も書かないので逆に詳しく紹介したくなります。
 
  ・鹿児島県姶良郡隼人町(現在の霧島市)生まれ
  ・1977 ( 昭和52 ) 年 鹿児島県立加治木高等学校卒業
  ・1984 ( 昭和59 ) 年 関西大学法学部卒業 神戸大学院法学研究科に進学
  ・1988 ( 昭和63 ) 年 博士前期課程を修了
  ・1991  ( 平成  3 ) 年 博士後期課程を単位取得退学 日本学術振興会・特別研究員となる
 
 詳しく紹介しても読んでくれる人はいないと思いますが、どんな育ちをすると「パーティー券問題」に関心を持つ教授が生まれるのか、参考になるような気もします。今回で終わる予定が伸びましたが、意外な発見がありますので、次回は「ねこ庭」へ足をお運びください。
 
 以上「過去記事」からの紹介です。次回を読んでも記憶の良い方には「意外な発見」になりませんので、スルーしてください。
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