ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

「自由民主党総裁選挙」の研究 - 13 ( 長老とは )

2024-09-07 06:51:22 | 徒然の記

  「研究の第二段階」〈「派閥・長老」と「裏金問題」〉の続きです。

 〈 菅氏はなぜ国民に不人気の「小石河」3氏を支援するのか ?  〉

 残る二人については既に多くの人が知っていますので、簡単な紹介にします。

 〈 石破茂氏 〉

   ・憲法改正について・・・色々語っているが、結局は態度不明

   ・女性天皇、女系天皇について・・・選択肢の一つとしてあり得る

   ・東京裁判について・・・色々語っているが、結局は態度不明

   ・増税政策について・・・財政規律は大切

   ・閣僚の靖国参拝について・・・反対

   ・外国人参政権付与について・・・反対

   ・同性婚、夫婦別姓について・・・賛成

   ・移民問題について・・・限定をつけて賛成

   ・慰安婦問題について・・・相手が納得するまで、謝り続けるしかない

 〈 河野太郎氏 〉

   ・憲法改正について・・・色々語っているが、結局は態度不明

   ・首相の靖国参拝について・・・反対

   ・同性婚、夫婦別姓について・・・賛成

   ・女性天皇、女系天皇について・・・賛成

   ・「原発ゼロ」を主張

 どこを見ても二人は保守政治家でなく、故安倍首相の反対側に立つリベラリストです。

  かたりあひて 尽しゝ人は 先立ちぬ 今より後の 世をいかにせむ

 「弔辞」で引用した歌を菅氏が大切にしているというのなら、「今より後の 世をいかにせむ」の答えは出ています。

  ・悩む必要はありません。まず反日・リベラル3氏への支援を止めることです

 3氏の情報と「弔辞」を検討しましたが、研究第二段階の〈 菅氏はなぜ国民に不人気の「小石河」3氏を支援するのか ? 〉について疑問を解く鍵は見つかりませんでした。

 故安倍首相への「背信」とも言える菅氏の姿勢について、誰も疑問を言わないところが、「ねこ庭」には疑問です。派閥が解散したため、突然キングメーカーになった氏を、自由民主党内だけでなく、野党も学者も、評論家も批判できなくなったのでしょうか。

 これまで「派閥・長老」というタイトルで一括りにしてきましたが、研究を正確にするため「派閥」と「長老」を分けることにします。派閥の意味はよく知られていますが、「長老」が曖昧なので「ねこ庭」では明確にします。

 ・長老とは経験を積んだ老練な政治家という意味で、彼らに支配される政治が長老政治と呼ばれている。

 ・総理経験者だけでなく、派閥の長として政界を動かしてきた議員、またはそれに準ずる影響力を持っていた政治家を言う。

 もしかすると菅氏は、日本の政界を支配してきた「長老」の仲間入りをしているので、誰も表立って批判できなくなっているのでしょうか。

 次回は、過去に長老と呼ばれていた政治家について調べたいと思います。今回の総裁選挙に疑問を抱いている方は、「ねこ庭」をぜひご訪問ください。

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