「研究の第二段階」〈「派閥・長老」と「裏金問題」〉の続きです。
〈 菅氏はなぜ国民に不人気の「小石河」3氏を支援するのか ? 〉
残る二人については既に多くの人が知っていますので、簡単な紹介にします。
〈 石破茂氏 〉
・憲法改正について・・・色々語っているが、結局は態度不明
・女性天皇、女系天皇について・・・選択肢の一つとしてあり得る
・東京裁判について・・・色々語っているが、結局は態度不明
・増税政策について・・・財政規律は大切
・閣僚の靖国参拝について・・・反対
・外国人参政権付与について・・・反対
・同性婚、夫婦別姓について・・・賛成
・移民問題について・・・限定をつけて賛成
・慰安婦問題について・・・相手が納得するまで、謝り続けるしかない
〈 河野太郎氏 〉
・憲法改正について・・・色々語っているが、結局は態度不明
・首相の靖国参拝について・・・反対
・同性婚、夫婦別姓について・・・賛成
・女性天皇、女系天皇について・・・賛成
・「原発ゼロ」を主張
どこを見ても二人は保守政治家でなく、故安倍首相の反対側に立つリベラリストです。
かたりあひて 尽しゝ人は 先立ちぬ 今より後の 世をいかにせむ
「弔辞」で引用した歌を菅氏が大切にしているというのなら、「今より後の 世をいかにせむ」の答えは出ています。
・悩む必要はありません。まず反日・リベラル3氏への支援を止めることです
3氏の情報と「弔辞」を検討しましたが、研究第二段階の〈 菅氏はなぜ国民に不人気の「小石河」3氏を支援するのか ? 〉について、疑問を解く鍵は見つかりませんでした。
故安倍首相への「背信」とも言える菅氏の姿勢について、誰も疑問を言わないところが、「ねこ庭」には疑問です。派閥が解散したため、突然キングメーカーになった氏を、自由民主党内だけでなく、野党も学者も、評論家も批判できなくなったのでしょうか。
これまで「派閥・長老」というタイトルで一括りにしてきましたが、研究を正確にするため「派閥」と「長老」を分けることにします。派閥の意味はよく知られていますが、「長老」が曖昧なので「ねこ庭」では明確にします。
・長老とは経験を積んだ老練な政治家という意味で、彼らに支配される政治が長老政治と呼ばれている。
・総理経験者だけでなく、派閥の長として政界を動かしてきた議員、またはそれに準ずる影響力を持っていた政治家を言う。
もしかすると菅氏は、日本の政界を支配してきた「長老」の仲間入りをしているので、誰も表立って批判できなくなっているのでしょうか。
次回は、過去に長老と呼ばれていた政治家について調べたいと思います。今回の総裁選挙に疑問を抱いている方は、「ねこ庭」をぜひご訪問ください。