ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

日本記者クラブ・「総裁選討論会」- 2

2024-09-18 22:28:06 | 徒然の記

  〈 「日本記者クラブ」とは、どんな組織なのか。 〉

 ウィキペディアの説明では、次のように書いてあります。

  ・以前は内閣府所管の一般社団法人だったが、平成23 ( 2011 ) 年4月1日に内閣府から分離され、公益社団法人に移行した。

 平成23年以前、「日本記者クラブ」は内閣府から設立の認可、事業の監督を受けていましたが、平成23年以後は有識者からなる合議制の委員会に設立の認可手続きを含め、事業の監督が移行されています。

 そこで、公益社団法人の説明です。

  ・公益社団法人とは、法律に基づいて、「公益」活動を主な事業目的として活動している社団法人を言う。

  ・公益社団法人に認定される最大のメリットは、「公益社団法人に寄付する法人・個人が税制上の優遇措置を受けられるため、団体に寄付金が集まりやすい」ことにある。

 ここまでは一般的な説明ですが、次から「日本記者クラブ」に関する個別の説明になります。

  ・新聞、通信、放送( 在京外国メディアも含む)、の報道機関による独立組織で、政府などから公的な財政支援は受けていない。

  ・アメリカのナショナル・プレスクラブに範をとっており、官公庁などの取材拠点としての「記者クラブ」とは、その形態、性格を異にしている。

 詳しく調べれば、「総裁選討論会」での横柄な対応の理由が分かると思いましたが、予想が外れました。たかが内閣府所管の社団法人だった「日本記者クラブ」が、どうして総裁候補者を手玉に取るような力を持つようになったのか、明らかになりません。

 忍耐強い学徒ですから、先へ進みます。設立経緯の説明です。

 ・日本新聞協会、日本民間放送連盟 ( 民放連 ) 、日本放送協会 ( NHK)が共同で提唱し、日本の「ナショナル・プレスクラブ」として設立された。

 ・戦後20年以上にわたり、国賓・公賓など外国からの要人が来日した際には、「日本海外特派員協会(FCCJ・外人記者クラブ)」に招かれて会見し、日本のプレス主催による公式会見は行われていなかった。

 ・これに対し昭和45 ( 1970 ) 年の大阪万博で、外国要人の来日ラッシュが予想される中、「日本にもナショナル・プレスクラブを設立すべき」との声が高まった。

 ・萬直次・日本新聞協会会長(日経)を委員長として、「プレスクラブ設立準備委員会」が立ち上がり、民放連やNHKも参加。

 ・これら3団体の長を設立発起人に昭和44 ( 1969 ) 年11月、任意団体として発足した。なおこの時点では、諸外国の大手メディアの特派員や記者は加盟することができなかった。

 ・昭和44年の発足後、昭和45 ( 1970 ) 年3月に帝国ホテル新本館4階の「松の間」にて開設し、6月に帝国ホテル東館に移転した。

 ・昭和47 ( 1972 ) 年、新聞協会加盟社によって「株式会社日本プレスセンター」が創設された。

 ・昭和51 ( 1976 ) 年7月31日に日本プレスセンタービルが完成し、帝国ホテルから移転した。移転を機に会員制度を変更、外国プレスや企業などの報道機関以外も賛助会員として入会できるようになった。

 ・昭和49 ( 1974 ) 年には、任意団体からから ( 一般 ) 社団法人に移行している

 ウィキペディアの説明を読んでも、「日本記者クラブ」の横柄な姿勢の原因が掴めません。何となく分かるのは、平成23年の4月以前内閣府所管の社団法人だった頃は、政府の管理下にいて大人しかったのではないかということです。

 平成23年の4月以降内閣府から切り離され、公益社団法人となって以降、大きな力を持つようになったのだと思います。令和4年現在の会員者数を見ると、その力が推察できます。

 会員数が179社、個人が2,132人となってい、会社名は公表されていますが、個人名は省略されています。

 参加会社を業種に見ますと、新聞社、通信社、放送、企業団体となり、地方紙・地方局を含め全国のマスコミが参加しています。煩雑なので会社名を転記しませんが、産経新聞も会員名に書かれています。

 「日本記者クラブ」に特有の会員と思われるのが、大使館、国際機関、国際団体、海外メディアが会員になっているところです。

 海外メディアで会員になっている国を紹介しますと、アメリカ、フランス、ロシア、中国、シンガポール、パキスタンです。不思議なことにイギリスのメディアが参加しておらず、インド、インドネシアなど他のアジアの国も参加していません。

 また中国の中に台湾メディアを含めて表示しているのも、違和感があります。台湾は中国の一部であると言う、中国政府の主張を「日本記者クラブ」が認めていることになりますが、果たしてそれで良いのでしょうか。

 調べるほどに疑問が増えますので、休憩のつもりで、「日本記者クラブ」が掲げている「目標」と「活動内容」を紹介します。立派なことが書かれていますので、これなら安心です。

 〈 会の主眼 ( 目標  ) 〉

  ・会員のジャーナリズム活動や報道を通し、広く国民が共有する情報となることにより、国民の知る権利、国民生活の向上安定、および国際相互理解の促進に資すること

 〈 会の活動内容 〉

  ・報道上必要と認められるニュースソースの関係者を招き、報道人との会見あるいは懇談などの会合の開催 他

 今回の「総裁選討論会」も上記活動内容の一つで、「日本記者クラブ」が報道上必要と認めた、ニュースソースの関係者を招き、報道陣との会見をさせたと・・・こう言うことになります。

 横柄な姿勢はここから生まれていますが、内閣府の管轄下にあった時なら許されなかった行動ではないでしょうか。

 この結論ではモヤモヤした割り切れなさが残り、学徒は満足できません。次回はもう少し、別の角度から検討してみたいと思いますので、関心のある方だけご訪問ください。

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日本記者クラブ・「総裁選討論会」のルール

2024-09-18 07:39:39 | 徒然の記

 毎日新聞ネットが配信している、9月14日の【ノーカット版】の動画でした。

 日本記者クラブ「自由民主党候補者討論会」のタイトルで、2時間10分の番組でした。ひな壇に並ぶ候補者の最前列に、4人の質問者がいて、その後ろで会場を埋め尽くしているのは会の参加者と、記者とカメラマンでした。

 「討論会」を企画・実行しているのは、日本記者クラブ企画委員だそうで、次の役割分担がアナウンスで知らされました。

 総合司会 小栗泉氏   日本テレビ報道局論説委員長

  質問者 橋本五郎氏  読売新聞特別編集委員    

      西山公隆氏  朝日新聞ゼネラルエディター補佐

      佐藤千矢子氏 毎日新聞論説委員

      菅野幹雄氏  日経新聞編集委員兼論説委員

 総合司会の小栗氏が早口で質問者を紹介しますが、視聴者に背を向けていますので顔と名前が識別できません。質問者の役職は、別途「ねこ庭」で調べて補足しました。

 山口氏は、高市氏以外の候補者を「バカ」「アホ」と呼んで不快感を誘いましたが、4人の質問者は、候補者を困らせるのが使命と考えているのか、慇懃無礼な毒のある質問で視聴者を嫌な気分にさせました。

 日本の首相になる政治家の討論会なのに、質問者たちには礼節が欠け、メディアの傲慢さが目立ちました。横一列に並んだ候補者たちは、司会者に促されて笑顔を見せ、互いに手を組んで記念撮影をしました。

 それが終わると、各自の意見を短い言葉で書いた色紙を抱え、席につきました。立ったり座ったりするのも窮屈な狭い壇上で、向かって左端の席の高市氏から順に説明を求めます。

 候補者の説目の直前に、司会者から進行のルール説明が次のようにありました。

  ・第一部は、候補者の主張説明と、候補者同士の討論

  ・第二部は、日本記者クラブ企画委員による代表質問

 の二つに分かれて進行し、

  ・会場の参加者とオンラインによる参加者は。直接質問できない。

  ・会場の参加者は質問用紙に記入し、オンライン参加者はQRコードから書き込み、代表質問者が受け取り参考にする。

  ・候補者の主張説明は1分以内。

  ・候補者同士の討論は、発言者が一人を指名し回答を求める。

  ・発言者の意見は1分以内、回答者の答えも1分以内とする。

  ・制限時間の表示は、目の前のランプが10秒前に点滅し、1分を超えたら点灯したままとなる。

  ・代表委員による質問への候補者の回答も、1分以内とする。

 候補者の数が多いためのルールですが、すべてを1分以内の発言で制約し、何が語れるのだろうかと疑問が生まれました。候補者同士の討論も指名は1回で、回答発言も1分以内です。こんなものが、果たして討論と呼べるのでしょうか。

 候補者は事前に説明を受けているのだと思いますが、よくこれで了承したと思います。窮屈な時間制限の中で、国民に自分の意見が伝えられると思ったのでしょうか。

 新聞の見出しやテレビ・コマーシャルのキャッチフレーズを伝えるだけなら、中途半端な時間配分でも構わないのですが、日本の首相を選ぼうとする「討論会」には内容が伴わないと意味がありません。

 候補者の意見には中身がないという批判がありますが、中身をなくさせている原因の一つが、メディアの作ったルールでした。短い発言しかできないのなら、候補者は目立つ言葉、奇抜な言葉で注目されようと工夫します。

 「公平性」と「客観性」は報道の基本と言われていますが、現実にはマスコミが自分たちでルールを決め、候補者各位の意見表明に「公平性」と「客観性」を失くさせています。

 1時間で足りないのなら、2時間、3時間に伸ばしたり、1日で足りないのなら2日に分けて「討論会」をするなど、議員が希望してもできなかったのでしょうか。発言の機会を与えられている弱みとでも思っているのか、候補者は異議も言わず従っています。

 「討論会」の内容と進行の仕方に疑問が生じるだけでなく、一番不快感を覚えたのは、「第四の権力」と言われるマスコミの横暴さをこの目で見たことにあります。

 次期総裁候補者諸氏の不甲斐ない姿を見せられますと、「憲法改正」と「皇室護持」を任せられるのだろうかと言う不安感さえ生じました。

 マスコミの主流は、「平和憲法を守れ」と「憲法改正反対」で、「女系・女性天皇賛成」、「男女平等」の意見です。代表質問者の中に産経新聞が除外されているところを見ても、「日本記者クラブ」の偏向姿勢が見えました。

 息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々に、「日本記者クラブ」の歴代理事長をのデータを紹介すると、私の意見が根拠なしに述べているのでないことが分かってもらえるのかもしれません。

 直近データの一部を紹介します。

  16代理事長 吉田慎一 2011年5月 - 2014年5月  朝日新聞社

  17代理事長 伊藤芳明 2014年5月 - 2017年5月  毎日新聞社

  18代理事長 小田尚  2017年5月 - 2018年1月   読売新聞社

  19代理事長 原田亮介 2018年2月 - 2021年5月  日本経済新聞社

  20代理事長 根本清樹 2021年6月 - 2023年5月  朝日新聞社

  21代理事長 前田浩智 2023年5月 - 現職      毎日新聞社

 右系の青山議員が「総裁選候補者」から除外されていたように、「日本記者クラブの理事長職」から保守系の産経新聞が外されています。

 討論会の内容より、この横柄な「日本記者クラブ」そのものについて、次回から息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々に紹介しようと考えました。

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総裁選候補者9人の推薦人 - 5 ( 高市氏 )

2024-09-17 16:07:21 | 徒然の記

 「正しい国家観を持つのは、高市早苗さん以外いません! 」

 西田氏が支援する、高市氏の推薦人議員の名前を紹介します。

  高市早苗氏・・ 安倍派 ( 14人 )    二階派 ( 2人 )   麻生派 ( 2人 )    無派閥 ( 2人 )    

 安倍元首相が存命なら高市氏を応援したと言われるだけあって、旧安部派の議員が14人も推薦人になっています。安部派潰しの先頭に立っていた岸田派からは、誰もいません。

 岸田派の動きは納得しますが、菅グループから一人も推薦人が出ていないのはなぜなのでしょう。菅元首相の安倍氏への献身は、一体何だったのでしょう。これは「ねこ庭」にとって、依然として残る「総裁選」の謎です。

     中曽根弘文 ( 二階派 )   小林茂樹 ( 二階派 )  鈴木淳司 ( 安倍派 )  高鳥修一 (安倍派 )   土井亨 ( 無所属 )

     古屋圭司 ( 無所属 )   若林健太 ( 安倍派 )      有村治子 (麻生派 )  古庄玄知 ( 安倍派 )  西田昌司 ( 安倍派 )

     山田宏 ( 安倍派 )    杉田水脈 ( 安倍派 )  関芳弘 ( 安倍派 )  谷川とむ ( 安部派 )  中村裕之 ( 麻生派 )

     三ツ林裕巳 ( 安部派 )   赤池誠章 ( 安部派 )    衛藤晟一 ( 安倍派 )     佐藤啓 ( 安倍派 )  堀井巌 ( 安部派 )

 以上で、推薦人となった議員諸氏の全ての名前を紹介しました。西田昌司氏の名前を見て、氏が公言実行の政治家であることも確認しました。安部派の中にいて、安部派の批判をしているのですから、氏自身の立場も微妙です。

 青山氏は自由民主党の中から、自由民主党を変えると公言して政界で孤立していますが、西田氏は安部派の中にいて安部派を変えようと主張しています。

 西田氏は語りませんが、常識で考えれば孤立していると思います。孤立している同士でも、青山氏と協力できないのですから、大きく言えば日本の損失である気がします。

 今日は、9月17日火曜日です。「総裁選挙」まであと10日になりました。今もこれからも、各候補者の議員獲得活動が激しく行われていると思います。

 山口敬之氏のお陰で、息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々へ、9人の候補者の推薦人議員名が紹介できました。感謝するとともに、諫言も呈したくなりました。

 保守派のジャーナリストとしての氏の意見に、敬意を払っていますが、それだけに苦言を言いたくなります。氏は高市氏を除く9人の候補者を説明する時、「バカ」「アホ」と語ります。

 「売国奴」「左翼」とも罵ります。「ねこ庭」も同じ言葉遣いをしていますので、諫言の資格はないのかもしれませんが、読者登録数62万人の動画と89人の「ねこ庭」は区別する必要を感じます。

 石破氏の推薦人となった議員については、落選させるべき「売国議員」たちと、説明していました。気持は同じで、「ねこ庭」でもそっくり同じ説明をしていますが、それでも山口氏には苦言を言います。

 9人の候補者は全て、次の日本の首相になろうとしている政治家です。日本のトップになろうと手を挙げている人物を、高市氏を除き「バカ」「アホ」と呼んで紹介する姿勢には賛成できません。

 そのように批判したい人物がいますけれど、そうでない候補者もいます。次の首相の候補者ですから、全員に敬意をとは言いませんが、最低の礼儀は必要でないのでしょうか。

 読者登録 89人の「ねこ庭」でも、実行が伴わないとしても、このくらいの考えはしています。山口氏を支援する読者の方のためにも、「バカ」「アホ」の連発は控える方が良い気がします。

 「贔屓の引き倒し」と言う言葉もありますように、高市氏に肩入れし過ぎると、敵を増やすことになりかねません。

 「山口がそこまで言うんなら、そんなら俺は、高市以外に投票する。」

 この世には「捻くれ者」が沢山います。議員の世界も同じでしょうから、注意が必要です。

 実は昨日、日本記者クラブが主催した「自由民主党候補者討論会」の動画を見て、礼節のなさに驚きました。2時間10分の動画でしたが、苦痛の時間でした。

 自分の反省も山口氏への諫言も、動画を見た直後に生まれました。だから次回はこの動画を、紹介しようと思います。

 「総裁選挙」 西田昌司氏の見方 シリーズは、4回で中断したままですが、これでまた再開が遅れます。横道へそれるとしても、「総裁選挙」という大きなテーマの範囲内ですから、ご理解を頂きたいと思います。

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総裁選候補者9人の推薦人 - 4 ( 小林氏と加藤氏 )

2024-09-16 17:12:35 | 徒然の記

 残るのは、小林鷹之氏、加藤勝信氏、高市早苗氏の3氏になりました。

 「正しい国家観を持つのは、高市早苗さん以外いません! 」

 西田氏の言葉を読みながら、3氏の推薦人議員の名前を紹介します。

 小林鷹之氏・・二階派 ( 5人 )   無派閥 ( 6人 )    麻生派 ( 4人 )   安倍派 ( 4人 )    森山派 ( 1人 ) 

 岸田首相は立候補を断念するとき、「私の後継者は、小林さんです。」と本人を前に語っていましたが、推薦人を一人も出していません。

 岸田氏と対立している麻生派、二階派、安部派が支援しているのを見て方針を変えたのでしょうか。理由はよく分かりませんが、小林氏にしてみれば「政界の一寸先は闇」なのかもしれません。

 そのせいか、小泉進次郎と並んで若手候補者として上位にランクされていたのに、いつの間にか石破・河野氏に抜かれました。

     松本洋平 (二階派)   石井拓 (安倍派 )  江崎鉄麿 (二階派)  鬼木誠 (森山派 )   熊田裕通 (無所属 )

     塩崎彰久 ( 安倍派 )   武部新 (二階派 )      中川貴元 (麻生派 )  本田太郎 ( 無所属 )  務台俊介 ( 麻生派 )

     豊田俊郎 ( 麻生派 )  岩田和親 (無所属 )  大野敬太郎 ( 無所属 )  勝目康 ( 無所属 )  斉藤洋明 ( 麻生派 )

     高木宏寿 ( 二階派 )  田野瀬太道 ( 無所属 )    中曽根康隆 ( 二階派 )       松本尚 ( 安倍派 )  友納理緒 ( 安倍派 )

 次は、加藤勝信氏の推薦人議員名を紹介します。

 加藤勝信氏・・ 茂木派 ( 6人 )  二階派 ( 4人 )   無派閥 ( 4人 )     安部派 ( 4人 )   麻生派 ( 1人 )     森山派 ( 1人 )

 義父は有名な加藤六月氏で、生涯を戦いで終えた政治家ですが、温厚な氏は敵がいません。今回の出馬も茂木氏に反旗を翻したものでないためか、同派から6人の推薦人議員を得ています。

 東京大学卒、財務官僚の前歴ながら、自己主張をしない謙虚さから安倍内閣では厚生労働大臣、菅内閣では官房長官、岸田内閣では再び厚生労働大臣になっています。

 西田氏の言う「正しい国家観」についてはよく知りませんので、まず推薦人を紹介します。

     西銘恒三郎 ( 茂木派 )   阿部俊子 ( 無所属 )  上野賢一郎 ( 森山派 )  亀田偉民 (安倍派 )   中野英幸 ( 二階派 )

     平沼正二郎 ( 二階派 )   山下貴司 ( 茂木派 )      石田昌宏 (安倍派 )  自見英子 ( 二階派 )  比嘉奈津美 ( 茂木派 )

     三浦靖 ( 茂木派 )     今枝宗一郎 ( 麻生派 )  金田勝年 ( 二階派 )  桜田義孝 ( 無所属 )  橋本岳 ( 茂木派 )

     御法川信英 ( 無所属 )   石井正弘 ( 安部派 )    小野田紀美 ( 茂木派 )     羽生田俊 ( 安倍派 )  本田顕子 ( 無所属 )

 9人の候補者の推薦人を転記していますと、知らない議員の名前がほとんどです。そうかと思えば、スキャンダルで消えた議員がこんな所にいたのかと、意外な発見もあります。

 派閥の長老の指示を受け、推薦人に名前を連ねているのでしょうが、個々の議員を調べると、そこには私の知らない色々な人生模様があるのだと思います。

 戦後史の「大河の流れ」を見ましたので、「ねこ庭」は全員にエールを送りたくなります。

 「私たちは、同じ日本に住む人間です。」「力を出し切って頑張ってください ! 」

 こんなことを言っていると、「総裁選挙」になりません。心を鬼にし一人の総裁を決めなくては、日本の進路が定まりません。しかし選挙は、世界のどこの国ででも決めごとをする時の手段で、心を鬼にする必要は何もありません。

 次回は西田氏の言う、正しい国家観を持つ高市氏の推薦人の紹介です。どんな議員の名前が並ぶのか、緊張します。

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総裁選候補者9人の推薦人 - 3 ( 林氏と茂木氏と上川氏 )

2024-09-16 11:08:26 | 徒然の記

 「正しい国家観を持つのは、高市早苗さん以外いません! 」

 西田氏の言葉を読みながら、林芳正氏の推薦人議員の名前を紹介します。

  林芳正氏・・・ 岸田派 ( 15人 ) 無所属 ( 4人 )    安倍派 ( 1人 )  

 岸田首相の信頼が厚さが、推薦人の数に表れています。中国の外務大臣かと悪口を言われるほど親中の議員ですが、そんな噂は意に介していません。林氏は最初から推薦人集めの苦労のないことが分かります。

      田村憲久 (岸田派)   石橋林太郎 (岸田派 )  江藤拓 (無所属)  金子容三 ( 岸田派 )   後藤茂之 (無所属 )

      渡辺孝一 ( 岸田派 )   越智俊之 (岸田派 )       小林一大 (岸田派 )  桜井充 ( 無所属 )  古川俊治 ( 安部派)

      山本啓介 ( 岸田派 )   石原宏高 (岸田派 )     金子俊平 ( 岸田派)       古賀篤 ( 岸田派)   西田昭二 (岸田派 )

      足立俊之 ( 岸田派 )   古賀友一郎 ( 岸田派 )    小鑓隆史 ( 岸田派 )       藤木真也 ( 岸田派 )  星北斗 ( 無所属 )

 岸田派は46人いますから、林氏に15人振り分けても、まだ31人います。二階派も解散したとは言え38人なので、突然キングメーカーになった菅グループより影響力があるのかもしれません。

 各派閥の長老が、どの候補者にどれだけの議員を割り振っているのかを見ると、いろいろなことが推測できます。

 次は茂木氏の推薦人議員の名前です。

  茂木敏充氏・・・ 茂木派 ( 10人 ) 無所属 ( 5人 )    安倍派 ( 3人 ) 麻生派 ( 2人 ) 

 小泉、安倍、福田、安倍、岸田内閣で大臣になり、党の役職も経験した有能な政治家です。人望が今ひとつと言われていますが、氏の率いる茂木派は、旧竹下派を引き継いだもので、人望がなければそんなことはできない気がします。

      新藤義孝 (茂木派)   東国幹 (無所属 )  大西秀雄 (安部派)  笹川博義 ( 無所属 )   鈴木憲和 (無所属 )

      高見康裕 ( 茂木派 )   宮崎正久 (茂木派 )       山本左近 (麻生派 )  臼井正一 ( 茂木派 )  高橋克法 ( 麻生派 )

      山本佐知子 ( 茂木派 )  上田英俊 (茂木派 )  梶山弘志 ( 無所属 )  新谷正義 ( 無所属 )  鈴木隼人 (茂木派 )

      古川康 ( 茂木派 )    梁和生 ( 安倍派 )    上野通子 (安倍派 )       加藤明良 ( 茂木派 )  永井学 ( 茂木派 )

 茂木派は53人でから、長老の岸田派より7人多くいます。頭数で言えば、最大派閥の麻生派より3人少ないだけです。

 国民に人気のない石破氏は、小グループの水月会で17人の国会議員を集めていたから立候補ができました。青山氏が20名の推薦人の5人が確保できず、立候補を断念したことを考えますと、派閥を持つ意味の大きさが分かります。文字通り「数は力」です。

  次は上川氏の推薦人議員の名前です。

 上川陽子氏・・ 麻生派 ( 9人 )   無派閥 ( 2人 )   岸田派 ( 4人 )   二階派 ( 2人 )   安倍派 ( 2人 )    茂木派 ( 1人 )  

 官僚の原稿を棒読みするだけの大臣と酷評されていますが、麻生派を筆頭に各派閥から満遍なく推薦人を得ています。これを見ていますと、国民の評価に関係なく、派閥の支援さえあれば、政治家の地位は安泰と教えられている気もします。

      槇原秀樹 (無所属)   井出庸生 (麻生派 )  国光文乃 (岸田派)  小島敏文 ( 岸田派 )   深沢陽一 (無所属 )

      松島みどり ( 安倍派 )   盛山正仁 (岸田派 )       猪口邦子 (麻生派 )  山東昭子 ( 麻生派 )  牧野京夫 ( 茂木派 )

      若林洋平 ( 二階派 )  井林辰憲 (麻生派 )  小泉龍司 ( 二階派 )  二木博文 ( 麻生派 )  堀内明子 (岸田派 )

      松本剛明 ( 麻生派 )    山口俊一 ( 麻生派 )    今井絵理子 (麻生派 )       中西祐介 ( 麻生派 )  森雅子 ( 安倍派 )

 外務大臣として戦闘中のウクライナを訪問し、アメリカと話し合い、関連諸国と会談しと、難しい外交をこなしています。官僚の原稿を読んでいるだけで、できる仕事ではありません。ネットの世界で酷評されるほど無能な政治家ではないと、「ねこ庭」は見ています。

 西田氏の言う「正しい国家観」の言葉に照らしたとき、上川氏の曖昧さが目立ちます。日本のために働いているのなら、ウクライナへの巨額の支援についても、堂々と説明すれば良いと思うのに言葉を濁します。マスコミからの攻撃と失言を恐れ、国内での発言は常に曖昧です。

 林氏もそうですが、国民の安全と幸福のため諸外国と交渉し、政治をしているという信念を語らないところで、疑問を抱かせる二人です。

 青山氏は、日本の安全と国民の幸福のため政治をすると公言し、総裁選挙に立候補しました。動画の視聴者である多数の国民が支援していますが、政界では議員の支援が得られませんでした。

 たった20人の議員が集められなかった原因を、「派閥の引き剥がし」のせいだけにして良いのかという疑問がどうしても残ります。「正しい国家観」があるのか疑わしい議員でも、「総裁選挙」に多数出ている原因を他責ばかりにせず、自責の観点からも、氏は反省する必要があるのでないかと考えます。

 青山氏の話がメインでありませんので、次回は次の候補者の推薦議員の紹介をします。

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総裁選候補者9人の推薦人 - 2 ( 小泉氏 )

2024-09-15 18:54:54 | 徒然の記

 「正しい国家観を持つのは、高市早苗さん以外いません! 」

 西田氏の言葉を見ながら、小泉氏の推薦人議員の名前を紹介します。

  小泉進次郎氏・・・ 菅G ( 9人 ) 無所属 ( 4人 )    二階派 ( 2人 )  岸田派 ( 2人 )   麻生派 ( 1人 )  安部派 ( 1人 )  石破派 ( 1人 )

 

      鷲尾英二郎 (二階派)   大串正樹 (菅G )     小寺宏雄 (二階派)  辻清文 ( 岸田派 )     穂坂泰 (菅G )

      山田美樹 ( 安倍派 )     朝日健太郎 (菅G )     三原じゅん子 (菅G ) 赤間二郎 ( 麻生派 )    加藤鮎子 ( 無所属)

      小林史明 ( 岸田派 )      田中良正 (菅G )     野田聖子 ( 無所属)  古川直季 ( 無所属)   星野剛士 (菅G )

      山本有二( 石破派 )     阿達雅志(菅G )      三宅伸吾(菅G )             長谷川淳二 ( 無所属)  武村展栄(菅G )

 ここで見えるのは、長老菅氏の政界行動の一端です。菅グループは14名ですから、あと5人残っています。決選投票でこの5人は、石破氏に行くのか、河野氏に流れるのか。おそらく菅氏が情勢を眺めながら判断し、議員が従うのでしょう。

 同じことを麻生氏がやり、岸田、二階氏がしています。まるで政治家の悪事を暴く、テレビドラマを見ているようですが、青山氏の言う「自由民主党の腐った部分」というのが、これなのでしょうか。

 あるいは西田氏の言う、「正しい国家観」の無い政治家の行動なのかもしれません。突飛な推測が並ぶと思われるらしく、「ねこ庭」を訪問される方が減りました。

 そんな酷い話が自由民主党の現実であるはずがないと、否定される方がいても当然と思います。ここ数日の情報とデータから推測を固めていますが、別の解釈と受け止め方があるのかもしれません。

 意見をネットで広げたら、喜ぶのは反日野党と敵対する周辺国ではないか。「ねこ庭」がしていることは、日本崩壊の手助けでないのか。と、非難される方があるのかもしれません。

 しかし「日本の戦後史の大河」の流れを見た時から、「ねこ庭」の認識は変化しました。ゆっくりした変化なのでまだ確信になっていませんが、「東京裁判」で弾劾された日本を見ているような気持ちです。

 「自由民主党だけが腐っている。」「自由民主党の政治家だけが、自己保身と利得のために動いている。」

 「彼らには、愛国心もなく、国民への使命感もない。」

 もしそんな批判と攻撃の結論を得ている人がいたら、「ねこ庭」は次のように言います。

 「いったい世界のどこ国に、自由民主党の議員を弾劾する資格のある政治家がいるのでしょうか。」

 「利権と自己保身で動かない政治家が、どこの国にいますか。」

 つまり政治は世界のどこでも似たような形で行われ、その中で奮闘する政治家がいるから、国土と国民が守られています。分かったことを言うと冷笑されそうですが、政治の世界はどこも変わらないことを歴史の大河が教えています。

 政治史の大河を眺め、現実を正しく認識した人がいたから、次の言葉が生まれたのだと思っています。

  「政治は、最高の道徳である。」 

 泥沼の中で、ハスが真っ白な美しい花を咲かせるように、政治家は泥沼の政界で奮闘し、国と国民のために働いていると教えてくれる言葉です。おかしな結論と言われるかもしれませんが、「ねこ庭」は、自由民主党と議員諸氏への敬意を失っていません。

 怒りをぶつけ、批判攻撃しても、泥沼で奮闘している議員への敬意は持っています。無理やり作った結論でなく、これが自由民主党への「ねこ庭」からの諫言です。

 それなら反日野党の議員にも敬意を表するのかと聞かれると、それはノーです。マルクス主義の思考を捨てない限り、「ねこ庭」は肯定しません。日本の歴史と伝統を憎み、破壊しようとする勢力を、自由民主党の議員と同列に語れません。

 どこから話が横道へ逸れたのか、テーマを外れました。次回は「小石河」3氏以外の候補者の推薦人の氏名を紹介します。

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総裁選候補者9人の推薦人 ( 河野氏と石破氏 )

2024-09-15 12:20:59 | 徒然の記

 「正しい国家観を持つのは、高市早苗さん以外いません! 」

 西田氏は西田昌司ビデオレター」の動画で、視聴者に語りかけています。9人の候補者の中で特に「正しい国家観」のない人物として有名なのが、「小石河」( 小泉、石破、河野 ) の3氏です。

 党内で隠に陽に「憲法改正」を邪魔し、「女性・女系天皇」に賛成し、日本の独立を阻んでいる3氏を、いったい誰が支持しているのかと不思議でなりませんでした。

 今回推薦人の議員名が明らかになったので、彼らが自由民主党内の反日勢力で、リベラリスト集団議員だと光が当たりました。国民の悲願である「日本の独立」を取り戻すための「憲法改正」を邪魔している、「獅子身中の虫」たちです。

 「国会の大砲」「自民党の爆弾男」と呼ばれた西田氏も、さすがに動画の中で彼らの名前をあげることはできませんでした。「獅子身中の虫」議員の上には、彼らを支配している長老がいますから、それを氏に要求するのは無理な話です。

 「正しい国家観」のない、「日本の独立」を邪魔する議員を具体的に批判・攻撃するのは「ねこ庭」の役目になります。彼らの追放は一度にできないので、時間をかけ、ゆっくりと落選させるのが現実的です。

 というより、もともと信念のない彼らは、「勝ち馬」に乗るための風を読んでいる議員ですから、国民の審判が身に及びそうになると、「正しい国家観」の側につきます。

 今日はいくらでも時間がありますから、西田氏と青山氏に代わり、唾棄すべき推薦人議員の名前を紹介します。河野、石破、小泉氏の順に紹介し、コメントはその後で入れることにします。

  河野太郎氏・・・ 麻生派 ( 18人 )  二階派 ( 1人 )  茂木派 (  1人 )

      森英介   秋葉賢也 (茂木派)  伊藤忠彦 (二階派)  井上信治   鈴木馨裕

      塚田一郎  長岡桂子      中西健治      武藤容治    浅尾慶一郎

      武見敬三  船橋利実       英利アルファイア  田中和徳  土田慎

      長坂康正  牧島かれん      柳本顕       神谷政幸  藤川政人

 二階派と茂木派の2名を除く18名は、全て麻生派です。キングメーカーになった麻生氏は、メデイアには支持しないそぶりを見せながら、裏で河野氏を積極的に支援していました。

 党の副総裁の要職にいて、「国家観」の無い亡国議員を動かしているのですから、氏こそが日本の独立を妨げる害虫の親玉ということになります。敗戦後の日本の指導者だった吉田茂氏の孫、麻生財閥の総帥、財力のある名門政治家の一族。

 これが青山氏の言う、「自由民主党の腐った部分」なのでしょうか。

 今の自由民主党で、麻生氏を名指しで批判できる議員はいませんので、青山氏を総裁選挙に出られなくした原因が今度は見えました。コメントは後でと言いながら、我慢がならなくなり言葉を挟んでしまいました。

 次は石破氏の推薦人議員の名前ですが、今度はコメントを入れないようにします。保守の顔をして国民には立派なことを喋る、石破氏に似た議員たちです。騙されていた人は、目を覚まして欲しいものです。と、ついコメントを入れました。

  石破 茂氏・・ 石破派 ( 7人 )   無派閥 ( 7人 )  二階派 ( 4人 )  茂木派 ( 1人 )   森山派 ( 1人 )

      岩屋毅   赤沢亮正 (石破派)  伊東良孝 (二階派)  門山宏哲 (石破派)   橘慶一郎 (無派閥)

      村上誠一郎( 無 )  保岡宏武 (無)  藤井一博 (無)  山田俊雄 (森山派)   泉田裕彦 (無)

      古里泰弘 (無)   平将明 (石破派)  田所嘉徳 (石破派)  冨樫博之 (石破派)   細野剛志 (二階閥)

      八木哲也 (石破派) 青木一彦 (茂木派) 舞立昇治 (石破派)  谷公一 (二階派)   長島昭久 (二階派)

 岩屋氏や村上誠一郎氏はなるほどと思いますが、長島氏や細野氏は意外な感じがします。それでも二階派の所属議員ですから、中国に擦り寄る仲間です。

 これだけの議員たちが麻生氏や二階氏の指示を受け、党内で安倍総理の「憲法改正」と「女性天皇反対」に抵抗していたのですから、「河野談話」の見直しもできず、日本の独立も進まないわけです。

 次回は小泉氏の推薦人を紹介しますが、一人ずつ議員の顔を思い浮かべますと不快感が増します。党内に巣食う反日の彼らが野党と連携しているとすれば、「党」の立て直しの困難さが目に見えます。

 数少ない保守派の議員同志で、西田氏と青山氏は協力し合えば良いのにと思いますが、そうならないところに現実があります。酷暑の夏も当分居座り、自由民主党内の反日リベラリストも減る気配がなく、「ねこ庭」の不快指数が高まっていきます。

 更に不快指数を高めるため、次回は小泉氏の推薦人議員名を紹介します。

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総裁選候補者9人の派閥別推薦人数

2024-09-14 23:52:17 | 徒然の記

 本日 9月14日13時に山口敬之氏が、総裁選候補者9人の推薦人の名前を公表しました。

 西田昌司氏の意見の紹介を中断し、息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々に紹介します。山口氏は、各候補者の推薦人になった議員名を全て公表していますが、夜も遅いので、取り急ぎ、派閥別推薦人の数だけを報告します。

 議員の名前を紹介していると時間がかかるので、今は割愛します。派閥別の人数だけでも、今回の「総裁選挙」の異常さと、水面下で動いている長老たちの姿が見えます。

 これも先に紹介し、詳細の報告は後でいたします。これを見ますと、曲者は麻生氏で、二階氏も活動しているのが分かります。

 派閥を否定していた石破氏が、結局は水月会グループという自分の派閥の結束で足場を固めていたことも分かりました。

  林芳正氏  岸田派・・15人

        無派閥・・  4人

        安部派・・    1人

  茂木敏充氏 茂木派・・10人

        無派閥・・  5人

        安部派・・   3人

        麻生派・・   2人

  石破 茂氏 石破派・・   7人

        無派閥・・   7人

        二階派・・   4人

        茂木派・・   1人

        森山派・・   1人

  上川陽子氏 麻生派・・   9人

        無派閥・・   2人

        岸田派・・   4人

        二階派・・   2人

        安倍派・・  2人

        茂木派・・  1人

  小林鷹之氏 二階派・・   5人

        無派閥・・   6人

        麻生派・・   4人

        安倍派・・   4人

        森山派・・   1人

 小泉進次郎氏 菅G・・  9人

        無派閥・・   4人

        二階派・・   2人

        岸田派・・   2人

        麻生派・・   1人

        安倍派・・   1人

        石破派・・   1人

  河野太郎氏 麻生派・・  18人

        二階派・・   1人

        茂木派・・   1人

  加藤勝信氏 茂木派・・   6人

        二階派・・   4人

        無派閥・・   4人

        安部派・・   4人

        麻生派・・   1人

        森山派・・   1人

  高市早苗氏 安倍派・・  14人

        二階派・・   2人

        麻生派・・   2人

        無派閥・・   2人

    以上、取り急ぎ報告いたします。

 

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「総裁選挙」 西田昌司氏の見方 - 4 ( 政界では通じない正論 )

2024-09-14 21:36:02 | 徒然の記

  1.  令和6年8月19日 西田昌司ビデオレター」

        「 自民党総裁選 大乱立 。正しい国家観を持つのは高市早苗さん以外、いません! 」

   1.  「裏金問題」   2. 「戦後レジーム」   3.  「新自由主義」

 1.  の「裏金問題」について、西田氏の意見の続きです。

  ・ですからそこを整理しろと、私は派閥の中でも、自民党の中でも、岸田総理にも訴えてきましたけれど、できませんでした。

  ・不記載の金があれば党が全額没収する、そして国へ寄付するということ、もちろんこれは法律ではできませんが、実質的に該当する議員にやって貰うこと。

  ・それに従えない人間は、今後自民党として公認しない。こう言うことを党として決めることが、政治と金の問題に対する自民党の姿勢を国民に示すことになります。

  ・私はこのことを是非任期中にやって頂きたいと、岸田総理に申しており、高市さんにも話しております。

  ・しかし問題はですね。そう言うことをすると該当する人間、特に安部派の人間ですよね。何で俺たちだけがそんな排除するようなことをされるのかと、思う方がいるのかもしれませんが、

  ・それは、自分が被害者だと思うからそうなるのであって、実際は被害者でなくて当事者ですからね。当事者として、政治家として責任を取るのは当然のことだと私は思っております。

  ・であるにも関わらず、今回立候補予定のある若手議員の方からですね。安部派には優秀な人が沢山いるのに、安部派というだけで役職を外すというのは如何なものか、もっと能力を発揮し、党のため政府のために働けるようにすべきだという趣旨の、発言をしている人がいました。

  ・私はこれを、とんでもない認識の間違いだと思っております。安部派が排除されているんじゃないんですよ。

  ・安部派はもう解散手続きに入っていますので、実体は無いんですけれど、個々の議員たちが自分の責任をどう考えているのか、自分たちの責任を果たしているのかということが問題なんですよ。

  ・それを果たさずに、次の政治には何が求められているのかを論文で書いたり、新聞に出たりしていますが、私はですね。そういうことを言う前に、自分たちの身の処し方、少なくとも「政倫審」に出てしっかり説明をして、身の証を立てるべきと思います。

  ・説明のつかないお金があるのなら党へ返して、国へ寄付するなど、要するに自分たちは何の利得も得ていないし、得るつもりもない姿勢を示すことが大事なんです。

  ・そのことを抜きにして、改革論とか世代交代論とかを持ち出してもですね。誰が耳を傾けるのかなと思います。

 今の時期に意見をハッキリ述べるのは、勇気が入ります。青山氏と同じ正論ですが、正論が現実の政界ではどのようになるのか。先日紹介した 、共同通信社の9月12日の記事が語っていましたので、再度転記します。

  ・小泉氏陣営も、党内に敵を作らないよう神経を尖らせる。

  ・当初は、派閥裏金事件の震源地・安部派の議員を選挙で原則非公認とする案が浮上していた。

  ・しかし解散方針を決めたとはいえ、80人超の大所帯から反発を買うのは避けたい。

  ・後ろ盾の菅義偉前首相の指南を受け、小泉氏は公認について「新執行部で厳正に判断する」と述べるにとどめる。

 総裁候補のトップにいると言われている小泉氏も、旧安部派に配慮して正論を封じました。それだけでなく、これを指南しているのが菅前総理だというのです。

 9月6日の「ねこ庭」で、故安倍総理の国葬時の「弔文」を紹介しました。多くの国民の心を打った、菅前総理の言葉は何だったのでしょうか。菅氏が支援する「小石河」3氏は、生前の安倍首相のいわば敵対勢力の政治家です。

 どこでどうして、菅氏が変わってしまったのか。政界の一寸先が闇とは言え、政治家はここまで変わるものなのでしょうか。

 感動的だった氏の「弔辞」の一部を、再度転記します。 

 ・何度でも申し上げます。安倍総理、あなたは我が国日本にとっての真のリーダーでした。

 ・衆院第1議員会館1212号室のあなたの机には、読みかけの本が1冊ありました。岡義武著「山県有朋」です。ここまで読んだという最後のページは、端を折ってありました。そしてそのページには、マーカーペンで線を引いたところがありました。

 ・印をつけた箇所にあったのは、いみじくも山県有朋が長年の盟友、伊藤博文に先立たれ、故人をしのんで詠んだ歌でありました。いまこの歌くらい、私自身の思いをよく詠んだ一首はありません。

  かたりあひて 尽しゝ人は 先立ちぬ 今より後の 世をいかにせむ

 ・深い悲しみと寂しさを覚えます。総理、本当にありがとうございました。どうか安らかにお休みください。

 深い悲しみと寂しさを覚えながら今回のテーマを終わり、次回は2. の「戦後レジーム」へ進みます。

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「総裁選挙」 西田昌司氏の見方 - 3 ( 氏の矜持 )

2024-09-14 17:23:44 | 徒然の記

  1.  令和6年8月19日 西田昌司ビデオレター」

        「 自民党総裁選 大乱立 。正しい国家観を持つのは高市早苗さん以外、いません! 」

 9月13日19時30分、動画の文字起こしが終わりました。氏の意見を聞き終えて考えますと、話は大きく3つに分かれていました。

  1.  「裏金問題」   2. 「戦後レジーム」   3.  「新自由主義」

 タイトルに高市氏の名前がありますので、高市氏の政治信条や活動についての意見かと思いましたが、そうではありませんでした。簡単に言いますと、小泉内閣以後の自由民主党の歩みが中心でした。

 麻生内閣の後自由民主党が下野し、民主党政権になった時の苦労話と言って良いのかもしれません。2の「戦後レジーム」3の「新自由主義」の意見を聞いていますと、保守政治家としての西田氏の姿が鮮明になりました。

 氏が、「国会の大砲」「自民党の爆弾男」と呼ばれ野党から恐れられていたのは、この時の話です。

 自由民主党が国民の支持を失い、大バッシングを受け野党に転落した時、自由民主党の政権復帰につながった一つの要因は、間違いなく氏の痛烈な与党批判と攻撃でした。

 自慢話の好きな青山氏と違って、苦労の中身について語っていませんが、氏の厳しい民主党の失政追求が功を奏し、自由民主党が政権に復帰したと言っても過言ではないと思います。

 小泉・竹中ラインの「新自由主義」は、自由民主党が国民の信頼を失い下野した原因ですから、説明に説得力がありました。名指しをしていませんが、「郵政改革」という名前で「新自由主義」を日本に導入した小泉政権を、氏は強く批判していました。

 他の議員の協力があっての民主党攻撃でしたが、氏の行動力と信念がなければできなかった活動です。氏が青山氏を評価せず、無視している理由もここから推察できました。

  単なる誹謗中傷でなく、事実を調べた上での国会質疑で、西田氏は民主党の大臣を失脚させ、失政を暴露して民主党政権を追い詰めました。氏の名前は知りませんでしたが、事件そのものはマスコミが大きく報道していたので記憶しています。

 「自由民主党を中から変える。党内の腐った部分を切り捨てる。」

 そう言って孤軍奮闘している青山氏ですが、西田氏は別の意味で自由民主党のために奮闘した議員です。青山氏と当時の西田氏と、どちらの苦労が大きいかと比較するは愚行ですが、青山氏のように自慢話をしない分だけ、西田氏の方が光ります。

 自由民主党を中から変えると、動画で公開する前に、青山氏は西田氏と意思疎通を図るべきだったのではないでしょうか。

 自分より前に、党のために奮闘した先輩がいるとすれば、青山氏は先輩議員に礼を尽くすべきだったと思います。どこの世界でも同じですが、新人はまず先輩への挨拶と礼儀で始まり、批判・攻撃をするのは次のステップでしょう。

 両氏の間の詳しい事情を知りませんが、氏が青山氏を無視する背景に、「ねこ庭」は青山氏の努力不足を感じさせられました。

   1.  「裏金問題」   2. 「戦後レジーム」   3.  「新自由主義」

 今からこの順番で西田氏の意見を紹介しますので、息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々も、読んで頂ければ何かが見えると思います。その何かを「ねこ庭」は、「西田氏の矜持」と表現してみました。

 中断していた「裏金問題」に関する、西田氏の意見の紹介を再開します。

  ・しかも裏金問題は、安倍元総理が幹事長だった時代に、報告を受けて、「こう言うことをやってはダメだろう。」と止めることを決められた後、

  ・安倍さんが亡くなって、亡くなったにも関わらず残った幹部が、どういう経緯か分かりませんけれど、その裏金の方法をそのまま温存してやってきたと、それが一番の問題なんですよ。

  ・ですから、一番責任があるのは残った幹部、私もそうですけれども、安部派の人間に責任があるのは当然の話です。

  ・何度も言いましたが私自身はその「キックバック問題」には一切関与しておりませんが、結果として私の知らないところで、キックバックを事務所の方が受け取っていた。

  ・事務所はその還付されたものを、収入として記載したいと申し入れたが、派閥側がさせなかったので、そのまま不記載にするしかなかったと言うことです。

  ・しかしその金は、翌期のパーティー券の購入に当てており、派閥側から事務所宛の領収証もあったお陰で、検察の捜査においても西田事務所では裏金化の操作はなかったと認定されました。

  ・ではその整理を、安倍派の人間がどれだけしているのかと言えば、残念ながら、ほとんどしていないわけです。

  ・政治資金の修正はしたけれども、その内容について「政治倫理審査会」でしっかり語った方は、幹部の方以外は基本的におられませんでしたよね。

  ・しかも修正したと言っても、その金は何に使ったかと言うと、「分かりません」と不明のままの修正というわけの分からない形になっていますよね。

  ・これが国民から見ますとね、政治家は裏金をもらって何に使ったのか分からなくても、課税もされないし処罰も受けないという政治不信のいちばんの原因なんですよ。

 「裏金問題」について、私は氏と違った視点から、違った捉え方をしていますが、ここではコメントを挟まず、先を急ぐことにします。

 次回のテーマは 2の「戦後レジーム」ですが、前半は「裏金問題」の続きです。

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