ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

「総裁選挙」青山氏への疑念 ? ? ?

2024-09-29 21:03:58 | 徒然の記

 私は最初青山氏の動画を見て、氏へ「失望」という言葉を使いました、しかしこれは重い言葉で、信頼を裏切られた時に用いるもので、「ねこ庭」が次に取る行動が決まってしまいます。

 信頼を裏切った人間とつき合う人はいませんので、「失望」の次に来る行動は「絶縁」です。個人同士の関係ならこれで済みますが、日本が関係すると簡単に使えません。

  「白い猫でも黒い猫でも、ネズミを捕る猫は良い猫だ。」

 青山氏が「総裁選挙」で疑念を生じさせても、「戦後レジームからの脱却」という目的で一致しているのなら、「絶縁」せず離れた場所で互いにネズミを捕る方法もあります。

 反日左翼、反日グローバル勢力のネズミを、青山氏の判断で見逃したとしても、私たちが捕まえます。明日からの青山氏は、心象の良くない黒い猫です。

 動画の最後に司会者が、青山氏に質問しました。

  ・それで青山さんは、今回の選挙では誰に入れるのですか。

 高市氏と石破氏の二人しかいないと予測するのなら、答えは一つしかなく、即答で高市氏の名前になります。

 ところが氏は即答を避け、私は人間性を見て決めると言いました。ここからの説明は支離滅裂で、冗長な無駄話になります。

 ・人間性を第一に考えるのは記者時代からの考えで、日本の文化には、一挙手一投足でぱあーと人間性を理解する伝統があります。

 ・日本の伝統からいって、日本人には皆人間性を見抜く力がある。僕は日本人を信じたいですね。

 ・個人の独立があって国の独立があるわけですから、この人に入れたいと思う人がいるのなら、個人個人が判断すれば良いのです。

 ・青山がこの人に入れるから、この人が絶対だなんて、そんなことは全く考えていませんよ。

 ・指導者の人間性次第で、国家・国民の運命が変わってしまうんですよね。

 ・例えば岸田総理がもっと人の痛みが分かる人だったら、能登の大災害の現地へ行くべきですし、復旧の予算だって予備費でなく、補正予算をちゃんとつけるべきだったんです。

 ・金額は同じと説明されましたが、根幹は人間性なんですよ。能登の被災者に向き合う姿勢なんですよ。

 「総裁選で誰に入れますか」と言う質問に対する、氏の答えです。故意に焦点を外し、時間を空費させる氏の姿に私は醜さを感じました。

 ・例えばロシアを見てください。国の指導者の人間性が、国家と国民をどれだけ変化させるのか。

 ・ロシアは資源大国で、国連の常任理事国でなので、自分の国のことだけに専念していれば、十分やっていけます。ウクライナに攻め込んで、国民の死者を増やし、ウクライナの人々を殺す必要なんてありませんよ。

 ・それがプーチンという人物の、旧ロシア帝国への回帰思想、領土欲、つまり彼の人間性がもたらした不幸なんです。

 ・国のリーダーの人間性は、大事なんです。

 熱弁を振るいますが、「総裁選」で誰に投票するかの質問と、なんの関係があるのでしょう。風が吹けば桶屋が儲かるという話に似て、回りくどい屁理屈です。

 ・僕は9月27日の投票日には、党本部の会場に間に合う時間のギリギリまで事務所で仕事をし、選挙会場の8階まで、階段を使って上がります。

 ・他の人はエレベーターを使いますが、僕はスキーのため体を鍛えていますから、階段で上がります。

 ・体を一生懸命に使っている時が、人間の思考力は一番冴えますから、僕はそこで誰に投票するかを考えます。

 司会者の質問を散々引っ張った最後が、この答えです。途中を省略していますから、実際にはまだ長い話です。

  反日左翼系の石破氏と保守の高市氏と、いずれに投票するのかと聞かれ、青山氏がこれほど曖昧で優柔不断だったとは呆れるしかありませんでした。

 知っているのかもしれませんが、石破氏の選挙スローガンを紹介します。

  「ルールを守る」「日本国を守る、国民を守る、地方を守る、若者を守る」

  「みんなが安心安全で、みんなが笑顔で暮らせる日本」

 いかにも石破氏らしく、なんの具体策もなく、国の独立も安全保障もありません。「ルールを守る」が一番目にきているのは、「政治資金規正法」を逸脱し「裏金」作りをした旧安部派への攻撃スローガンです。

 無意味なお喋りにつき合うのを止め、石破氏を総裁にしてはならない理由を、ウィキペディアから抜粋して紹介します。

   ・憲法改正について・・・色々語っているが、結局は態度不明

   ・女性天皇、女系天皇について・・・選択肢の一つとしてあり得る

   ・増税政策について・・・財政規律は大切

   ・閣僚の靖国参拝について・・・反対

   ・外国人参政権付与について・・・反対

   ・同性婚、夫婦別姓について・・・賛成

   ・移民問題について・・・限定をつけて賛成

   ・慰安婦問題について・・・相手が納得するまで、謝り続けるしかない

 「ねこ庭」として石破氏を特に容認できないのは、靖国参拝に関する意見です。政治家の役割を履き違えています。

   ・戦死者との約束の一つは、天皇が靖国に親拝することである。

   ・政治家が参拝することが、事の本質ではない。

   ・歴史認識については、法律家や歴史家が主張すべきことである。

   ・政治家の役割は、天皇が靖国に親拝ができるような環境を整えることだ。

 国を愛する国民なら、今日の法律家と歴史家が共産党を中心とする反日勢力の影響下にあることを知っています。石破氏も現実を知らないわけでないのに、建前だけ立派な反対論を述べています。靖国参拝から政治家を除外する意味は、自分の責任を軽くしたいからです。

 アメリカと中国の政府が靖国参拝に反対しているのですから、石破氏の意見は「現状のまま何もしない」と主張していることになります。

 青山氏は、本当にこんな姿勢で良いのでしょうか。

 息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々のため、「護る会」の中から高市氏支持に回った議員の名前を紹介します。誰もそんなことは言いませんが、「ねこ庭」では「青山氏に見切りをつけた議員諸氏」と考えています。

  山田宏    小林茂樹    杉田水脈   関芳弘    谷川とむ   中村裕之

  三ッ林裕巳   有村治子   衛藤晟一   古庄玄知   佐藤啓    堀井巌

 青山氏に沢山の疑問符をつけながら、シリーズを今回で終わりますが、次回の総裁選挙に氏が立候補しても、現在の姿勢のままなら、私は氏を支援しないことをお約束いたします。党員である友人の新田氏も、私と同じ意見です。

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「総裁選挙」高市氏の敗北

2024-09-29 09:38:37 | 徒然の記

 ・総裁選挙のウオッチを通じ、高市氏の「危うさ」を示す事実の一つを、青山繁晴氏の姿勢から見ました。

 前回このように述べ、すぐに青山氏の姿勢を紹介しようと、確認のため動画を見ました。ところが思いがけない発見をし、ショックでブログに向かえなくなり、午後の10時を過ぎてしまいました。

 ・僕は決して人の悪口は言いません。

 ・意見の違う人がいても批判攻撃せずに、相手との共通点を見つけ、敵は作りません。だから私は野党の議員さんたちとも、個人的には友人です。辻元清美さんとも友人です。

 青山氏の口癖で、【僕らの国会】で聞かされる言葉ですが、確認の動画で氏が語っていたのは高市氏の悪口でした。

 それだけでなく、保守と思っていた青山氏が実は保守でなかったと言う驚くべき事実を発見しました。氏は下記のように遠回しに説明していましたが、総裁選挙の最中での保守政治家の意見かと耳を疑いました。

  ・氏は決選投票で、高市氏でなく石破氏に投票している気配が濃厚

  ・高市氏より、石破氏の方を高く評価している気配

 早口で喋っているので前回は聞き漏らしましたが、確認のため注意深く耳を凝らした今回、信じられない青山氏の考えを知りました。

  ・大東亜戦争敗北の原因は、負けると分かっていながら大国アメリカと戦った優柔不断な近衛文麿にある

  ・戦争責任は、考え過ぎて情勢に引きずられ、大事な時に決断できなかった日本国のトップ近衛文麿にある

 「東京裁判史観」でありませんが、氏は先の大戦の責任が日本にあるという意見の持ち主でした。左翼系の人たちは一般的に、処刑された東條英機首相たちを戦争責任者として批判・攻撃しますが、氏は近衛文麿首相を批判していました。

 【僕らの国会】で一度も語らなかった「戦争責任論」でした。

 支援していた青山氏に疑念が生じるという予想外の展開になり、予定していたブログの中身が変わってしまいました。

 動画の名前とタイトルを書いておきますので、私の意見を確かめたい方は自身の目でお確かめください。

  9月24日(火)  『虎ノ門ニュース』 「マスコミが一切報道しない 自民党総裁戦SP」

 最後まで残るのは、小泉、石破、高市の3氏だろうと言われていましたが、党員・党友票の締切日が9月26日ですから、動画の当日は誰が決選投票に残るのか混沌としていた時です。

  ・まだ決まっていないので、はっきり言う訳にいきませんが、僕個人の予想なら言ってもいいかもしれませんね。

  ・3人の名前が上がっていますが、このうちの一人は、間違いなく決選投票前に落ちると思います。今はここまでしか言えません。

  ・それが誰かと聞かれても、ちょっと今の段階では・・・

 と言いながら、司会者にさらに聞かれると、

  ・上位二人は誰かとあえて予想すると、石破さんと高市さんのような気がします。

 余計なことは喋らない、大事なことは口が裂けても言わないと言うのも、氏の口癖ですが、結局氏は口が裂けても言ってはいけない情報を漏らしていました。

  ・これからは、小泉氏の動向がキーになると思いますよ。「小石河連合」の河野さんが落ちても大きな影響はありませんが、小泉氏が落ちると、小泉氏の票が石破氏に乗っかる・・・

  ・石破氏も高市氏も双方が議員票に弱いですから・・・

 27日の投開票日を目指して生き残りを賭け、25日26日と石破、高市、小泉3氏が激しい駆け引きをしていると、その後時事通信社が報道していましたので、青山氏の発言がいかに早い段階でされていたのかが分かります。

  ・3年前の総裁選挙の時、僕は安倍さんに頼まれて高市さんの推薦人になりました。それで僕は、総裁選への出馬を諦めたんです。

 安倍氏に頼まれやむなく推薦人になった経緯と、氏が3年前にも出馬の意思があった事情を知りました。

  ・今回高市さんは「護る会」のメンバーに、推薦人を頼んでいました。

  ・しかし「護る会」の代表である僕は、そんなことは絶対しません。

  ・高市さんの動きは、「護る会」をバラバラにするのではないかと心配する人もいました。

 高市氏は閣僚ですが「護る会」では一会員で、代表は青山氏です。会に手を入れられて青山氏は、不快感を覚えたに違いありません。

 双方とも身近な議員との人間関係を重視せず、日本人特有の酒席や食事の席を敬遠していると聞きますので、人情の機微には疎い者同士のようです。

 正しいことを言えば周囲の人間はついて来ると、二人はそう考えています。青山氏の話から、協力関係にない二人の事情が見えてきました。無念なのはこの動画が、青山氏と高市氏双方へのマイナス評価につながったことです。

  ・僕は決して人の悪口は言いません。

  ・意見が違う人がいても批判攻撃せずに、相手との共通点を見つけ、敵は作りません。だから私は、野党の議員さんたちとも、個人的には友人です。

 だが動画での高市氏に関する説明は、誰が聞いても悪口です。意見の違う野党の議員と腹を割って話せる青山氏が、なぜ高市氏と忌憚のない意見が交わせないのか不思議な気がします。これでは、双方が度量のない政治家だと公表しているのと同じです。

 カズヤ氏が自分の動画で、青山氏を「吹かす」と酷評していましたが、今度はうなづかされました。

 優柔不断な近衛文麿氏の話は、深く考えて検討するだけで行動に移さない石破氏への批評でした。氏は悪口でないと思っていても、聞いた石破氏には悪口になるのではないでしょうか。

  ・石破さんは、何を考えているのか誰にも言わないので分かりませんが、真面目に物ごと考える人だと思いますよ。

  ・僕はもう総裁選から脱落した人間で時間がありますが、石破さんは総裁選で多忙なのに、今日の自由民主党の部会に出席されていました。真面目な人なんですね。

  ・女系天皇OKという意見なのでダメだという人もいますが、首相になったからと言って、なんでも思う通りにできませんよ。

  ・党内の大反対にあって、そんなことは実現不可能です。第一「護る会」が認めません。

 だから石破氏の女系天皇容認論は、心配する必要がないと説明しますが、信じられない安易な意見です。これが石破氏を否定しない理由というのですから、???? 疑問符がたくさん並びました。

 緊迫した異常ずくめの「総裁選」の最中で、推薦人を集められず脱落した衝撃のあまり、氏は政治家としての綻びを無意識のうちに見せてしまったのか。

 私自身、青山氏の支援者の一人として今日まで来ましたので、大きなショックです。青山氏の支援者の方々には申し訳ありませんが、次回も説明を続けさせていただきます。

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