私は最初青山氏の動画を見て、氏へ「失望」という言葉を使いました、しかしこれは重い言葉で、信頼を裏切られた時に用いるもので、「ねこ庭」が次に取る行動が決まってしまいます。
信頼を裏切った人間とつき合う人はいませんので、「失望」の次に来る行動は「絶縁」です。個人同士の関係ならこれで済みますが、日本が関係すると簡単に使えません。
「白い猫でも黒い猫でも、ネズミを捕る猫は良い猫だ。」
青山氏が「総裁選挙」で疑念を生じさせても、「戦後レジームからの脱却」という目的で一致しているのなら、「絶縁」せず離れた場所で互いにネズミを捕る方法もあります。
反日左翼、反日グローバル勢力のネズミを、青山氏の判断で見逃したとしても、私たちが捕まえます。明日からの青山氏は、心象の良くない黒い猫です。
動画の最後に司会者が、青山氏に質問しました。
・それで青山さんは、今回の選挙では誰に入れるのですか。
高市氏と石破氏の二人しかいないと予測するのなら、答えは一つしかなく、即答で高市氏の名前になります。
ところが氏は即答を避け、私は人間性を見て決めると言いました。ここからの説明は支離滅裂で、冗長な無駄話になります。
・人間性を第一に考えるのは記者時代からの考えで、日本の文化には、一挙手一投足でぱあーと人間性を理解する伝統があります。
・日本の伝統からいって、日本人には皆人間性を見抜く力がある。僕は日本人を信じたいですね。
・個人の独立があって国の独立があるわけですから、この人に入れたいと思う人がいるのなら、個人個人が判断すれば良いのです。
・青山がこの人に入れるから、この人が絶対だなんて、そんなことは全く考えていませんよ。
・指導者の人間性次第で、国家・国民の運命が変わってしまうんですよね。
・例えば岸田総理がもっと人の痛みが分かる人だったら、能登の大災害の現地へ行くべきですし、復旧の予算だって予備費でなく、補正予算をちゃんとつけるべきだったんです。
・金額は同じと説明されましたが、根幹は人間性なんですよ。能登の被災者に向き合う姿勢なんですよ。
「総裁選で誰に入れますか」と言う質問に対する、氏の答えです。故意に焦点を外し、時間を空費させる氏の姿に私は醜さを感じました。
・例えばロシアを見てください。国の指導者の人間性が、国家と国民をどれだけ変化させるのか。
・ロシアは資源大国で、国連の常任理事国でなので、自分の国のことだけに専念していれば、十分やっていけます。ウクライナに攻め込んで、国民の死者を増やし、ウクライナの人々を殺す必要なんてありませんよ。
・それがプーチンという人物の、旧ロシア帝国への回帰思想、領土欲、つまり彼の人間性がもたらした不幸なんです。
・国のリーダーの人間性は、大事なんです。
熱弁を振るいますが、「総裁選」で誰に投票するかの質問と、なんの関係があるのでしょう。風が吹けば桶屋が儲かるという話に似て、回りくどい屁理屈です。
・僕は9月27日の投票日には、党本部の会場に間に合う時間のギリギリまで事務所で仕事をし、選挙会場の8階まで、階段を使って上がります。
・他の人はエレベーターを使いますが、僕はスキーのため体を鍛えていますから、階段で上がります。
・体を一生懸命に使っている時が、人間の思考力は一番冴えますから、僕はそこで誰に投票するかを考えます。
司会者の質問を散々引っ張った最後が、この答えです。途中を省略していますから、実際にはまだ長い話です。
反日左翼系の石破氏と保守の高市氏と、いずれに投票するのかと聞かれ、青山氏がこれほど曖昧で優柔不断だったとは呆れるしかありませんでした。
知っているのかもしれませんが、石破氏の選挙スローガンを紹介します。
「ルールを守る」「日本国を守る、国民を守る、地方を守る、若者を守る」
「みんなが安心安全で、みんなが笑顔で暮らせる日本」
いかにも石破氏らしく、なんの具体策もなく、国の独立も安全保障もありません。「ルールを守る」が一番目にきているのは、「政治資金規正法」を逸脱し「裏金」作りをした旧安部派への攻撃スローガンです。
無意味なお喋りにつき合うのを止め、石破氏を総裁にしてはならない理由を、ウィキペディアから抜粋して紹介します。
・憲法改正について・・・色々語っているが、結局は態度不明
・女性天皇、女系天皇について・・・選択肢の一つとしてあり得る
・増税政策について・・・財政規律は大切
・閣僚の靖国参拝について・・・反対
・外国人参政権付与について・・・反対
・同性婚、夫婦別姓について・・・賛成
・移民問題について・・・限定をつけて賛成
・慰安婦問題について・・・相手が納得するまで、謝り続けるしかない
「ねこ庭」として石破氏を特に容認できないのは、靖国参拝に関する意見です。政治家の役割を履き違えています。
・戦死者との約束の一つは、天皇が靖国に親拝することである。
・政治家が参拝することが、事の本質ではない。
・歴史認識については、法律家や歴史家が主張すべきことである。
・政治家の役割は、天皇が靖国に親拝ができるような環境を整えることだ。
国を愛する国民なら、今日の法律家と歴史家が共産党を中心とする反日勢力の影響下にあることを知っています。石破氏も現実を知らないわけでないのに、建前だけ立派な反対論を述べています。靖国参拝から政治家を除外する意味は、自分の責任を軽くしたいからです。
アメリカと中国の政府が靖国参拝に反対しているのですから、石破氏の意見は「現状のまま何もしない」と主張していることになります。
青山氏は、本当にこんな姿勢で良いのでしょうか。
息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々のため、「護る会」の中から高市氏支持に回った議員の名前を紹介します。誰もそんなことは言いませんが、「ねこ庭」では「青山氏に見切りをつけた議員諸氏」と考えています。
山田宏 小林茂樹 杉田水脈 関芳弘 谷川とむ 中村裕之
三ッ林裕巳 有村治子 衛藤晟一 古庄玄知 佐藤啓 堀井巌
青山氏に沢山の疑問符をつけながら、シリーズを今回で終わりますが、次回の総裁選挙に氏が立候補しても、現在の姿勢のままなら、私は氏を支援しないことをお約束いたします。党員である友人の新田氏も、私と同じ意見です。