ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

『ナチズム』 ( 村瀬興雄氏の著書 )

2018-04-29 21:35:23 | 徒然の記

 村瀬興雄氏著「ナチズム」( 昭和43年刊 中公新書 )を、読み終えました。

 戦後の日本で73年間、反日左翼の政治家と、学者と、お花畑の日本人たちが、「日本は、ドイツに見習え」と叫び、戦争への反省が足りないと、お説教を垂れています。

 中国や、韓国・北朝鮮はもちろん、新聞の論調も、一糸乱れず「日本攻撃」です。敗戦後のこうした風潮に、疑問を抱いている「ねこ庭」は、この際、思い切って「ナチズム」の解明に挑むことといたしました。図書館の廃棄本の中から、迷わずこの本を選んできました。

 今回も、長くなるだろうと予想していますが、書評にかかる前に、私の無知を正してくれた本に感謝しなくてなりません。結論から言ってしまいますと、「ドイツへ見習え」と言う、反日・左翼の学者、政治家、お花畑の日本人、朝日新聞に代表される腐れマスコミが、全て間違っていると言う事実でした。

 中公新書を出している中央公論社は、私の知る限りでは、左翼系の出版社です。著者の村瀬氏も、左翼系の学者であるはずなのに、左翼の不利になる本をどうして世に出すのかという疑問があります。

 中央公論社と村瀬興雄氏を、ネットで検索し順番に紹介します。退屈な内容なので、息子以外の訪問者の方は、スルーして下さい。

   〈 中央公論社 〉

  ・中央公論社は、1990年代 ( 昭和55年代 ) に経営危機に陥り、読売新聞社が救済に乗り出し、平成11年に読売の全額出資によって、中央公論新社が設立された。

 ・平成14年、読売グループ再編により新設された株会社本社の、子会社となって現在に至る。

 ・平成27年5月、本社が、旧中央公論社時代からの京橋の自社ビルから、大手町の読売新聞東京本社ビル19階に移転した。

 中央公論社が、読売新聞のグループ会社となっているのなら、反日・左翼勢力に不利な本を出しても、不思議はありません。

 ただ村瀬氏の著作は、経営危機となる12年前の昭和45年の出版ですから、時間的なズレがあります。現在の朝日新聞と同じように、経営危機に陥る10年以上前から、読者に見放されていたのだと解釈すれば納得がいきます。

 朝日新聞は、国有地を国から不当に安い価格で手に入れあちこちに一等地を所有していますから、新聞が売れなくてもまだ暫く悪徳不動産業者として生き延びていけます。

 中央公論社は、清貧を重んじる左翼出版社だったため、倒産してしまったのでしょう。

 森友の土地が安く売られたのは、安倍総理が政治を私物化しているからだと、一年以上も、朝日新聞が大騒ぎしています。朝日の本社ビルは安いどころか、ただ同然に払い下げられているのです。朝日の読者たちはこの嘘つき新聞の購読を、どうして私のようにやめないのでしょう。

 国有地を払い下げた総理が誰だったのか、調べる気にもなりませんが、朝日の言うモリトモの理屈で言えば、同社に土地を安売した首相は、「政治を私物化した」と、糾弾されなくてなりません。

 話が脱線し、途方もないところまで飛びましたが、要するに朝日新聞は中央公論社に比べると、とんでもない極悪の反日・左翼だということです。

 私のように、目を覚ました読者が次々と定期購読をやめたら、やがて不動産が手元になくなる頃は、中央公論社同様に倒産するという手順になります。今暫くの辛抱ですから、朝日新聞紙のことはこの程度で止め、村瀬興雄氏の話に、移ります。

   〈 村瀬興雄氏 〉 

 本の最終ページに、著者の略歴があります。

 「大正2年、東京に生まれる。昭和13年、東京大学文学部西洋史学科卒」

 これだけでは、どのような人物なのか分かりませんので、ネットで検索してみます。

 「日本の歴史学者、ドイツ帝国、ナチズム、ナチス・ドイツを研究」

 「松山高等学校教授、愛媛大学助教授」

 「成蹊大学教授、名誉教授」「立正大学教授、創価大学客員教授」

 「勲三等瑞宝章受章」

 ネットの情報は、ここまでです。歴史学者であれ法律学者であれ、敗戦後の東大では「反日・左翼」「敗戦思考」の持ち主でなければ、学校に残れず、出世コースも歩けません。

 東大から出され、彼らから見れば二流どころの大学で糊口をしのいでいた氏の経歴を見ますと、納得できるものがあります。

 ・西ドイツの政治家たちは、戦争責任を逃れるために、ナチズムをヒトラー個人の異常性に帰したが、実際には、ドイツ保守思想のなかに連綿とつづく思考なのである。

 近年ではヨーロッパにおいても、村瀬氏に似た主張が出始めていますが、日本ではまだ、反日・左翼教授のたわ言が幅を利かせています。平成12年に、86才で逝去された村瀬氏の無念を晴らすためにも、「ねこ庭」は明日から頑張ろうと思います。

 楽しみを長引かせるためにも、今晩はここで終わりと致します。

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16 コメント

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「あの時代」のヴァーグナー (ベッラ)
2018-04-30 14:37:15
onecat01さま、「あの時代」はヒトラーがヴァーグナーの音楽をプロパガンダにつかい、民衆を熱狂させたのです。確かにヴァーグナーは愛国者であり、天才作曲家で同時に彼のオペラの脚本は全部自分で書いたので100パーセントピュアな愛国思想、それは「ドイツ保守思想」でもあったのです。 ヴァーグナーのオペラを演奏するための「バイロイト音楽祭」はヒトラーのプロパガンダにされる方向にありました。

またナチスが民衆を熱狂させるのに利用した「ニュルンベルグのマイスタージンガー」のフィナーレの歌詞はこうです。ハンス・ザックス(靴屋の親方)の歌詞・・・「マイスター」は親方の意味です。

気を付けて頂きたい!
私たちを脅かす悪い兆しが見えます!
一旦ドイツの国民と国土が分解すれば、誤った外国かぶれの威厳をかさに着て
王侯はやがて民衆を理解できなくなるでしょう。

そして外国の無価値な悪風を彼らはこのドイツの地に植え付けます。
ドイツのマイスターの名誉に生かされねば、ドイツ的で真正な本質など、誰にも顧みられなくなるでしょう。

ですから申し上げたいのはどうか、ドイツのマイスターを敬いなさい。
それにより良き霊たちを繋ぎ止めることができます。

そしてマイスターの働きに好意を惜しまなければ、たとえ神聖ローマ帝国が霞となって消え失せようとも
神聖なドイツの芸術は変わらず、われらの手に残るでしょう! https://www.youtube.com/watch?v=awRVNjwNuTg(以上、高辻氏の和訳・・・youtubeの2分50秒から)

・・・主人公のハンス・ザックス(靴屋の親方)の歌詞・・・「気を付けて頂きたい!
私たちを脅かす悪い兆しが見えます!
一旦ドイツの国民と国土が分解すれば、誤った外国かぶれの威厳をかさに着て
王侯はやがて民衆を理解できなくなるでしょう。

そして外国の無価値な悪風を彼らはこのドイツの地に植え付けます。
ドイツのマイスターの名誉に生かされねば、ドイツ的で真正な本質など、誰にも顧みられなくなるでしょう。

ですから申し上げたいのはどうか、ドイツのマイスターを敬いなさい。
それにより良き霊たちを繋ぎ止めることができます。

そしてマイスターの働きに好意を惜しまなければ、たとえ神聖ローマ帝国が霞となって消え失せようとも
神聖なドイツの芸術は変わらず、われらの手に残るでしょう!」 (以上)

この歌詞は熱烈な祖国愛です。ところがナチスのプロパガンダに利用されて本来の意味をゆがめられてきたのですが、今は「イスラム」など難民に配慮しておかしな演出がされているのを嘆いています。

ドイツの偉大な音楽はもともとこのように愛国心に満ちたものでした・・・そしてナチスは暴走した。また同時にソ連のスターリンなどはナチスのせいにして、カティンの森事件などの犯罪を隠したり・・・。

ドイツ国民がナチスを選んだのですが、それをすべてナチスのせいにする、これは日本とは全然違います。

私は音楽家ですが、ドイツにはドイツの、イタリアにはイタリアの、他民族や宗教の争いなど繰り返しながら国家を護る歴史のことなど、感慨にふけります。
三宅先生に「あなたは音楽家なのだから音楽から世界を見ればよい、それが正しい」と仰ってくださって、それを思うと何とも言えない悲しみに浸ります。
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同じ歌詞を二度書いてしまいました。 (ベッラ)
2018-04-30 14:40:36
申し訳ございません。不注意をお許しください。
ハンス・ザックスの歌詞の和訳のところです。
返信する
ヴァーグナー (onecat01)
2018-04-30 20:32:11
 べッラさん。

 学校では、ヴァーグナーでなく、ワグナーと習いましたので、ワグナーと言わせてください。

 私はワグナーについて、ほとんど知りませなん。ただヒトラーが、ひどく心酔していたと、それは聞いております。

 一度だけ、ワグナーの作品を聴いたことがありますが、曲の名前さえ忘れております。荘厳、雄大、雄々しさ、気高さと、曲の印象は、こうした言葉でした。

 ですから、独裁者ヒトラーが、ワグナーの曲を気に入り、大きな行事の時、演奏曲として利用したのだろうと、その程度の認識しかありません。

 ワグナーの別名は歌劇王でしたから、貴方には、無関心でおれないブログとなり、コメントを頂くことになったと・・、いうことですね。

 次回からのブログに、率直なご意見をお待ちしております。
返信する
重複したりしてすみませんでした。 (ベッラ)
2018-04-30 21:07:15
実はナチス、ヒトラー、ゲッペルスを語るのにはヴァーグナーが必要なのです。ヒトラーはヴァーグナーの「愛国心」を利用したもので、onecat01さまのエントリにあるように、「実際には、ドイツ保守思想のなかに連綿とつづく思考である。」というゲルマンの伝統的な精神をヴァーグナーの偉大な音楽で、「陶酔感」を得たのです。
Wagnerはドイツ読みでヴァーグナーと言いますし、ワグナーは英語読みで、私は声楽家なのでこう書いていますが、お気になさらないでください。

ドイツの人たちと話したことがあるのですが、お読みになった本と同じようなことを言い、そしてそれは苦悩に満ちていました。敗戦国の傷は本当に深いのです。

ここまでにします・・・。
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多少、理解しております。 (onecat01)
2018-04-30 23:08:11
ベッラさん。

 日本人は、日本人だけの苦悩しか知りません。敗戦後ドイツ人が、どれだけ苦しんだか。日本の知識人たちは、なにも説明いたしませんでしたし、今後もそうでしょう。

 「ナチスドイツによる、虐殺」に関し、ドイツでは、親と子、祖父と孫が、3代にわたって激論し、対立し、憎悪し合っています。今はどのように折り合いがついているのか、知りませんが、マスコミが伝えないことについては、私たち日本人は、ツンボ桟敷に置かれます。

 ドイツ人の間では、反省と、後悔と、敵意と、誇りが、国民全体の議論としてありましたが、それを日本に伝えますと、「日本人だけが悪かった。」「日本人だけが無謀な戦争をした。」という、神話が崩れます。

 「ドイツ人は、ナチに騙され、強制されただけで、諸悪の根源はヒトラーだった。」と、日本の学者や政治家や文化人たちが、米国に言われるがまま、間違った事実を世間に広めました。

 だから私は、「敗戦国の傷は本当に深いのです。」という言葉を、理解いたします。愛国者ワグナーを抜きにして、当時のドイツが語れないだろうということも、推測しております。

 しかし村瀬氏は、ワグナーについて、著書の中でほとんど言及しておりません。もしかすると、氏はワグナーの信奉者で、偶像を傷つけるのを恐れたのか、あるいは私のように、音楽音痴で、何の知識もなかったか。

 そのいずれかであろうと、そんな風に思っております。

 真摯なコメントに、感謝いたします。
 
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再三申し訳ありませんが (ベッラ)
2018-05-02 10:32:03
実は私、20代の時にヴァーグナーとナチスのつながりを悲しんでドイツ語の辞書を捨て、ヴァーグナーを一切歌わない、と決めたのですが、その後、東郷平八郎氏の子孫で今は欧州で活躍されている声楽家にそれとなく私の勘違いを教えてもらったのです。

そして今は日独の会にドイツ語会話を兼ね、よく行きます。
ドイツ人の夫妻が私の質問に「ドイツも言うべきことを言えないで悩んでいる」と言いました。ヴァーグナー抜きではあの時代は語れない、あの音楽を聴くことの喜びとは別にいろんな気持ちになると・・・。

イスラエルではヴァーグナーの演奏を禁止されていましたが、今は少しづつ演奏されてきています。

他の作曲家の曲と違う点はヴァーグナーの音楽には不思議な陶酔があるのです。
・・・三島由紀夫氏が自作の映画「憂国」にヴァーグナーの「愛の死」を流したこと、そして三島の自殺・・・私は三島由紀夫が好きではありません。(М先生もそういわれていました)

しかし「あの時代」ヴァーグナーの演奏家は今とはケタ違いの大物でした。音楽家たちは喜んでハーケンクロイツの看板のもとで演奏した人もいましたが、そういう人は大した人ではなかった。

フルトヴェングラーやローレンツなど、ドイツの音楽を護るためでした。そしてユダヤ系の楽員をひそかに逃したりしていました。
名歌手ローレンツは夫人がユダヤ系でヒトラーから「ローレンツを排除せよ」といわれたのをヴァーグナー家が拒否、「ローレンツ抜きではバイロイト音楽祭は成り立ちません」と。

またローレンツ夫妻は戦火のベルリンで、ノルウエーの名歌手フラグスタートを逃しました。
長くなってすみません。
「あの時代」のヴァーグナー「神々のたそがれ」でローレンツが英雄ジークフリートの役を歌っています。妻に別れを告げ、戦いにいくところです。一分少々です。
https://www.youtube.com/watch?v=Xfv7POg6deE
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国民的、愛国の芸術家 (onecat01)
2018-05-02 20:09:28
ベッラさん。

 おそらく、日本とドイツの国民性や、文化の違いであろうと、思いますが・・。

 日本にはワグナーのような、国民的な、愛国の芸術家がいたでしょうか。敗戦国となっても、守らなくてならなった、国民的な、愛国の芸術家が、日本にいたかどうか。

 私は、これまで聞いたことがありません。反日の人間たちは、だから日本はドイツに劣るのだと、そういう主張に結びつけますが、私はここに、日本とドイツとの、国民性や、文化の違いがあるのだろう、と思います。

 言い換えますと、一神教の文化と、多神教の文化の違いかも、しれません。書評を始めれば、ヒントが掴めるのかもしれませんが、今は、このくらいのことしか言えません。ぼんやりとした、返信ですが、ご容赦ください。

 推測できますことは、ワグナーは、ナチという一時の政党のものでなく、ドイツ国民全体の心にある、ドイツ精神そのものだったということなのでしょう。
返信する
大局的に (馬とモンゴル)
2018-05-03 07:47:43
onecat01さん

おはようございます!

この問題はここらへんで終わりにしたらいかがでしょうか、貴兄も私も右翼的にみられるが戦争を賛美したり好戦的な事でブログ記事を書いているわけではないと思います

研究者の著書を読み解き講評しているわけで個々には賛否意見多いにあってよろしいと思います

近日本国と諸外国の時代考証を読み解き日本人として正しい歴史を知りましょうという善意の行為ですから局地戦的な意見相違を話し合うと迷路に迷い込むようなものです

私はそのようなブログ記事・遊びにするのには賛成しかねます(個人的に)

あくまで老後の日々を楽しく過ごす庭いじり的なものにしたいものです(ほうじ茶をすすり乍ら楽しく)

私もワグナーの曲を聴き直しましたがタダの楽曲としか受けませんでした

ドイツ軍隊の行進曲には良いかなぐらいです

日本国とドイツ国では生活習慣も歴史も民族としての立場が違い過ぎます

日本人にドイツを知れと言っても無理でしょう(全てにおいて)

出来れば貴兄にお願いしたい事が有ります。

世界第二次大戦時の海軍中将・市丸利之助の最後の突撃(硫黄島玉砕)に際して彼と陸軍大将・栗林忠道中将・大将の遺言ともいえる【ルーズベルに与ふる書】ものを読まれることを希望します

市丸利之助中将を検索すれば出てきます

もう読まれているかもしれませんがこれは旧日本語書体なので貴兄の読書量と講評を見込んでのお願いです

日本軍人にも当時から50年・100年先の将来的展望を見込んだ素晴らしい先見の教養者がいたことを発見することでしょう

是非お勧めいたします

ドイツの音楽で生活をされている方と局地戦的意見交換は貴兄のブログには似合いません

あくまで私と貴兄は如何に西欧列強・米国とそれの尻馬に乗っかた一中国・アジア諸国の当時の権力者たちとの権力争いに巻き込まれたかを知ることができます(歴史認識)

戦後日本教育では一番大切な事を欠落させた事を無智な日本国民に教育してきて真実を教えていない

私と貴兄はその事を知らせるだけで止めるのが私と貴兄のブログ遊びと考えております

もう一つ付け加えるならば【日本人が知らない太平洋戦争の大嘘】っという著書を出版された藤井厳喜氏の講義録お勧めします

これは米国公文書館が戦後一般公開した米国戦争政治議事録秘密文書を和訳したものです

如何にルーズベルト(米国政府・西欧列強・ソビエト連邦)が日本国を戦争せざるに追い込んでいったかが戦争戦略計画として克明に記録された公文書です

私と貴兄は無智な国民に世界第二次戦争の真実と戦争経緯を知らせるだけです

軍備を強化し戦争をしようと呼びかけているわけではないのですと私は理解しています

私は日本の節目節目の政ごとで国旗掲揚に際して国歌が流されると日本国民として生まれたことを誇りに感じ君が代が口から自然にでてくればそれでいいのではないでしょうか

私は日本国に生まれた事を誇りに思っています

ワグナーなんか如何でもいいのじゃないですか
返信する
私の思いに重なるもの (onecat01)
2018-05-03 08:27:27
馬とモンゴルさん。

 お早うございます。あなたのコメントを、心して拝読致しました。4月29日に、第一回目の書評を書いて以来、今日で4日がたちます。

 いつもでしたら、読み終えたら、毎日、一気に書評を書きますのに、今回は、二回目以降に、ためらいがありました。

 「局地戦的な意見相違を話し合うと、迷路に迷い込むようなものです。」

 あなたが言われる意味とは、違うのかもしれませんが、書評を続けていますと、ドイツ国民が、もがき苦しんでいる泥沼へ、埋没してしまいそうな、不安感がありました。

 それは敗戦思考の日本を正すより、ドイツの戦争を、肯定することにつながるような気がしていました。

 戦争賛美で無いとしても、続けていけば、欧州の歴史の中で、いかにドイツが痛めつけられてきたか、という事実にぶつかります。

 それはたしかに、私のような市井の素人には、手に負えない学問対象であり、それこそ、遊びにしてはならない、厳粛で、奇怪で、残酷な岩盤みたいなものです。

 二回目を半分ほど書きかけていますが、あなたの助言を得て、なにかしら、ほっといたしました。

 中断する、理由が示されたという、ありがたい安堵です。感謝します。
返信する
根を詰めないで一息入れて (憂国の士)
2018-05-03 10:33:06
onecat01さん、
根をつめないで一息入れましょう、
ねこ庭に雨は降りませんか、草花の息ぶきを眺めましょう、チャイちゃんが笑っているよ。

「お父さんらしいね!」  と。

良いお友達がいるって嬉しいことですね、私も及ばずながらあなたの味方です。
今夜辺り、焼酎の水割り? いやお湯わりでいきますか!

肩の力を抜いて、頭のリフレッシュ ! 心に余裕、ほどほどに。
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