「自由民主党総裁選挙」の研究を始めるにあたり、最初に紹介したかったのは立候補している議員名の紹介です。
ところがNHK、共同通信社、朝日新聞、読売新聞など、大手メディアの記事をいくら探しても「立候補者名」の一覧がありません。
「石破氏が立候補を表明」「高市氏が立候補の意向」「河野氏が立候補の記者会見」と、個別候補者については顔写真入りで大きく報じていますが、何人の議員が立候補しているのかを知ろうとすると、どの大手メディアも全体を報道していません。
探し当てたNRIの8月14日の記事も、下記のように一部の報道でした。
・岸田文雄首相は14日、9月の自民党総裁選に出馬しない意向を突如表明した。これを受けて、総裁選では日本の新しいリーダーが選ばれる。
・現時点で立候補を明確に表明した人物はまだいないが、想定される主な候補者は、
・石破茂元防衛相、 河野太郎デジタル相、 茂木敏充幹事長、 上川陽子外相、小泉進次郎元環境相、 小林鷹之前経済安全保障担当相、 高市早苗経済安全保障担当相、の7人である。
・このうち、現在の政府の政策姿勢が最も大きく変わる可能性があるのは、高市氏が選ばれた場合だろう。
公共放送NHKの8月20日、NEWS WEBでやっと顔写真付きの一覧表が掲載されました。
石破茂氏 加藤勝信氏 上川陽子氏 小泉進次郎氏 河野太郎氏
小林孝之氏 斉藤健氏 高市早苗氏 野田聖子氏 林芳正氏
茂木敏充氏
以上11名で、「ねこ庭」が支援している青山繁晴氏の名前がありません。実を言いますと青山氏は、昨年の11月10日のユーチューブ「虎ノ門ニュース」で、立候補の意思表明をしています。
同じ時期、自分の動画【僕らの国会】でも総裁選挙への立候補を表明し、立候補の理由について説明していました。おそらくNHKが報じている11名の候補者の中で、氏は一番最初に意思表明をしています。
何故こういうことになるのか。昨日見た「文化人放送局」の動画で、産経新聞の阿比留記者の言葉を聞き、原因の一端を感じ取りました。阿比留氏は保守政治家を応援する記者で、当然青山氏の支援者の一人と思っていましたので意外な発言でした。
「青山さんは、正式に意思表明していませんよね。ちゃんと記者会見して、推薦者の議員と一緒に話をしていません。」
「自分の動画の【僕らの国会】で話しているようですが、それで意思表明とはねえ。」
従って産経新聞も「自由民主党の候補者」名の中に、青山氏の名前を書いていません。
一度公開しましたが、ここから先の文章がいつの間にか消え、「下書き(公開しない )」ブログに変わっていました。リアクションマークを9人の方がつけているのに、どうしてこういうことが生じるのか、見当がつきません。
消えた部分を思い出しながら、再度挑戦してみます。
こうなりますと「自由民主党総裁選挙」研究の第一歩は、次のようになる気がします。
・青山繁晴氏は、何故大手メディアから無視されるのか ?
何か手掛かりを探そうと保守系ネットの情報を検索し、「カズヤ チャンネル」の動画を見つけました。最近はご無沙汰していますが、保守系の人々に人気のあるユーチューブです。
さすがにカズヤ氏は、総裁選挙を追っていましたので、日付と動画のタイトルを見つけました。2週間前は2件あります。
2週間前
1. 青山繁晴参議院議員は、自民党総裁になれるのか? A : 可能です。しかし・・・
2. 「自民党総裁選」 若手の政策通でゴリゴリ保守の小林鷹之氏 ( コバホーク ) に高まる期待
10日前
・「自民党総裁選 誰がいいか」調査で、驚きの結果。トップは高市早苗氏、党員の6割、自民支持層の4割強
6日前
・石破氏が自民党総裁になれない簡単な理由
4日前
・河野太郎氏の凋落、支持率トップから4位転落
動画のタイトルから得た印象を言いますと、保守ユーチューバらしく石破氏と河野氏には厳しい評価のようです。高市氏とは何となく距離を置き、最も評価しているのが小林氏です。
「若手の政策通でゴリゴリ保守」という言葉で紹介していますが、同じ「ゴリゴリ保守」の青山氏のタイトルには、奥歯に物が挟まっています。
こうなりますと「自由民主党総裁選挙」研究の第一歩は、次のように変化します。
・青山繁晴氏は大手メディアと保守系ネットから、何故無視されるのか ?
疑問を解く鍵がカズヤ氏の動画にある気がしますので、次回は氏の動画を研究することに決めました。ただここで予定外の疑問が生じたことを、息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々に報告したいと思います。
カズヤ氏は小林氏を保守政治家として紹介していますが、「ねこ庭」の調査では違っています。小林氏は保守でなく、リベラル、グローバリスト系の議員で、日本の総理にしてはならない人物です。
登録者数65万人の氏のユーチューブが、「ねこ庭」の調査力に及ばないということは考えられませんので、この点も併せて次回に研究いたします。