ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

日弁連の講演記録 - 5 ( 9条の死守 )

2021-05-21 15:28:59 | 徒然の記

  〈  5.  反対運動の展望  〉

 しばらく中断していましたが、「日弁連の講演記録」に戻ります。本日は、最後の項目です。

 前回も述べましたが、現在の野党は「CM規制」(「マスコミ規制」)をしなけば、「国民投票法」の審議に応じないと言って反対しています。しかし初めは自由民主党が「CM規制」をすると主張し、反日野党が規制をするなと反対していました。

 野党がしている反対論を紹介します。

   ・改憲派が予定している国民投票法は、非常に大きな問題がある。

   ・その一つが原則撤廃となっている、「CM規制 ( マスコミ規制 ) 」 だ。」

    ・今後の国会の状況によっては、さまざまな規制が出てくる可能性がないとは言えない。

   ・「マスコミ規制」を落としたから、別の面で規制するというようなことだ。これは、警戒しないといけない。

 どうしてこのような逆転現象が生じたのか、大崎氏の説明以外に詳しい事情が不明なので、このまま紹介しておきます。

 左翼日弁連の運動方針は、周囲の状況次第で変わるのだと思いますが、決して変わらない基本戦略があります。コミンテルンの指示を受けた、共産党結党以来の、戦略で、日本崩壊のため頑として譲らない国際公約でもあります。

   1. 皇室撤廃 

   2. 日本国軍の再建反対 ( 共産党軍は創設する )

 GHQが作った「日本国憲法」で、日本軍が否定されていたのに、「憲法改正」の動きが出てきたので共産党は大慌をてしています。「国民投票法」の成立は、「憲法改正」の一里塚ですから、危機に駆られている様子が講演から伝わってきます。

   ・国民投票法における、改憲派の一番の狙いは9条だ。」

   ・正面から行けば、9条の改憲はできない。9条単独で国民投票をすれば、これは通らない。

   ・それはどの世論調査を見ても、ほぼ共通している。」

   ・改憲派は策を弄し、なんとしても国民投票で9条の改憲を認めさせたい。

   ・国民投票を、一括で投票させるというのもそのひとつだ。

   ・公務員の国民投票に関する運動を禁止する。とんでもない憲法違反だが、そうしてまで改憲をやりたいというのは、9条を変えたいというもともと悪の狙いがあるからだ。

 日本の軍隊を否定した憲法が、そもそも世界的に見れば国際法違反です。占領下の国の憲法を、占領軍が改変することはしてはならない行為でした。なぜ日本でそれが可能となったのか、過去に何度か「ねこ庭」で取り上げましたが、東大の学者たちが協力したためです。

 節操を無くし、国を裏切った売国学者南原繁、宮沢俊義氏らが、「8月革命論」という奇妙な理論でGHQの行為を正当化しました。このため占領軍の押し付けでなくなり、日本国民の自発的な「憲法改変」だったと世界に発信されました。

 「日本だけが間違った戦争をした。」「日本軍が悪い戦争をし、アジアを侵略した。」という東京裁判史観が、大崎氏の説明の土台にあります。悪いことをした日本の軍隊を無くしたのだから、日本の善を世界に公言している素晴らしい憲法だと、日弁連が共産党の理屈を死守しています。

 日本崩壊を目指す共産党から見れば、憲法は「 善 」であり、改憲は 「 悪  」となります。彼らの政治的屁理屈からすれば、当然の帰結ですが、国を愛する国民は、彼らの屁理屈を認める必要がありません。

 大崎氏の以下の意見は、普通の日本人には通じない屁理屈となります。

  ・悪意の狙いがあるから、国民投票法も悪いものになってしまう。

  ・改憲派が悪くしようとしているのは9条だけでなく、「 公益」と「公の秩序」にも手をつけようとしている。

  ・憲法全体を悪くしようとする、国民投票法が立派であるはずがない。

 17年前はこういうバカな話を聞き、拍手をする聴衆がいたのですから、時代の変化の大きさを感じさせられます。今では、反日左翼親派の「お花畑」の一部住民が感心しているだけです。国民の多くが、自分の国を国を守る大切さを知ってきたので、「国民投票法」が成立する見込みとなっています。

 バカな話なりに歴史的価値がありますから、もう少し紹介します。

コメント (4)
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