〈 5. 反対運動の展望 〉
しばらく中断していましたが、「日弁連の講演記録」に戻ります。本日は、最後の項目です。
前回も述べましたが、現在の野党は「CM規制」(「マスコミ規制」)をしなけば、「国民投票法」の審議に応じないと言って反対しています。しかし初めは自由民主党が「CM規制」をすると主張し、反日野党が規制をするなと反対していました。
野党がしている反対論を紹介します。
・改憲派が予定している国民投票法は、非常に大きな問題がある。
・その一つが原則撤廃となっている、「CM規制 ( マスコミ規制 ) 」 だ。」
・今後の国会の状況によっては、さまざまな規制が出てくる可能性がないとは言えない。
・「マスコミ規制」を落としたから、別の面で規制するというようなことだ。これは、警戒しないといけない。
どうしてこのような逆転現象が生じたのか、大崎氏の説明以外に詳しい事情が不明なので、このまま紹介しておきます。
左翼日弁連の運動方針は、周囲の状況次第で変わるのだと思いますが、決して変わらない基本戦略があります。コミンテルンの指示を受けた、共産党結党以来の、戦略で、日本崩壊のため頑として譲らない国際公約でもあります。
1. 皇室撤廃
2. 日本国軍の再建反対 ( 共産党軍は創設する )
GHQが作った「日本国憲法」で、日本軍が否定されていたのに、「憲法改正」の動きが出てきたので共産党は大慌をてしています。「国民投票法」の成立は、「憲法改正」の一里塚ですから、危機に駆られている様子が講演から伝わってきます。
・国民投票法における、改憲派の一番の狙いは9条だ。」
・正面から行けば、9条の改憲はできない。9条単独で国民投票をすれば、これは通らない。
・それはどの世論調査を見ても、ほぼ共通している。」
・改憲派は策を弄し、なんとしても国民投票で９条の改憲を認めさせたい。
・国民投票を、一括で投票させるというのもそのひとつだ。
・公務員の国民投票に関する運動を禁止する。とんでもない憲法違反だが、そうしてまで改憲をやりたいというのは、９条を変えたいというもともと悪の狙いがあるからだ。
日本の軍隊を否定した憲法が、そもそも世界的に見れば国際法違反です。占領下の国の憲法を、占領軍が改変することはしてはならない行為でした。なぜ日本でそれが可能となったのか、過去に何度か「ねこ庭」で取り上げましたが、東大の学者たちが協力したためです。
節操を無くし、国を裏切った売国学者南原繁、宮沢俊義氏らが、「8月革命論」という奇妙な理論でGHQの行為を正当化しました。このため占領軍の押し付けでなくなり、日本国民の自発的な「憲法改変」だったと世界に発信されました。
「日本だけが間違った戦争をした。」「日本軍が悪い戦争をし、アジアを侵略した。」という東京裁判史観が、大崎氏の説明の土台にあります。悪いことをした日本の軍隊を無くしたのだから、日本の善を世界に公言している素晴らしい憲法だと、日弁連が共産党の理屈を死守しています。
日本崩壊を目指す共産党から見れば、憲法は「 善 」であり、改憲は 「 悪 」となります。彼らの政治的屁理屈からすれば、当然の帰結ですが、国を愛する国民は、彼らの屁理屈を認める必要がありません。
大崎氏の以下の意見は、普通の日本人には通じない屁理屈となります。
・悪意の狙いがあるから、国民投票法も悪いものになってしまう。
・改憲派が悪くしようとしているのは9条だけでなく、「 公益」と「公の秩序」にも手をつけようとしている。
・憲法全体を悪くしようとする、国民投票法が立派であるはずがない。
17年前はこういうバカな話を聞き、拍手をする聴衆がいたのですから、時代の変化の大きさを感じさせられます。今では、反日左翼親派の「お花畑」の一部住民が感心しているだけです。国民の多くが、自分の国を国を守る大切さを知ってきたので、「国民投票法」が成立する見込みとなっています。
バカな話なりに歴史的価値がありますから、もう少し紹介します。
・日本弁護士連合会では、この国民投票法案にはいろいろ問題があると、そういう見解を発表している。
・この意見を踏まえ広範な運動、世論の一致点を作る運動を展開しなければならない。そして最後は世論が決め、私たちの一票一票が決める。
私たちの一票が最後に決めると、反日左翼の氏も「ねこ庭」と同じことを言っています。世論誘導と情報操作によほど自信があったのか、大見えを切っています。
・改憲派はそれが怖くて、改憲の提起も出来ないし、国民投票法を国会に出すこともできない。
・今後は国民投票法を国会に提出させない、出てきたら成立させないという運動が必要となってくる。」
青字で示した言葉は、ブログの何回目かで紹介しましたが、氏の確信も今では水の泡となりました。以来17年間国民の世論は反日左翼でなく、国を大切にする国民の意見の方向へ動いています。有り難いことです。
日弁連の「講演記録」は今回で終わりますが、次は共産党の結党以来の基本戦略について、息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々へ、補足説明をさせて頂きたいと思います。似たような名前になりますが、ブログのタイトルは「講演会記録」と決めました。
昨夜来の雨と吹き荒れる風のため、「ねこ庭」のバラは散ってしまいました。ブログの内容にふさわしい「荒れた庭」で、何のもてなしもできませんが、興味のある方は次回もお越しください。
国士のかたであれば、誰でも訪問すべき庭ですね。🐱🐱🐱
憲法9条の改正は、私たち国民の悲願です。
ところが、ある人の目でみれば、『悪の、たくらみ』に見えるらしいですね。
おつむが左にねじれていらっしゃる人は、何もかも逆に見えてくるんでしょうね。
しかし、今、憲法9条を『死守』しようとする人は、だんだん減って来ています。
与党の決断さえあれば、憲法9条改正は、具体的な日程を組むこともできると思うのですが、、、、、、
残念ながら、現・内閣は、あまりにも、不甲斐ないですね。
指摘は、拙者も複数の所から伺った記憶があります。
「9条を変えたいという、もともと悪の狙い」との、
保守側への悪意ある貶めとも取れる姿勢が象徴的に表
しているとの感がします。
余談をお許し下されば、今月初の憲法記念日辺りに
地元紙・中日新聞社説に 9条の出自に少し触れた文
言を見つけました。
曰く「9条の案出は GHQではなく、日本社会党上層
部だった」という旨の指摘でした。中日紙は「だか
ら 9条は歴史的にも尊重されるべき」を力説した訳
ですが、明らかな筋違いはご理解賜れると思います。
尚悪い。我国の独立国としての自衛権まで否定した
9条の大元は左派容共側だった訳で、当時我国が占
領下で、左派容共側の言い分が悉く通る様な状況下
で条文化され、制定に至ったという事の様です。
なる程と思いました。これで「自衛軍は不可だが、
共産軍は将来的に可」と考えれば辻褄が合ってきます。
その道筋を確実に残す為、日共やそのシンパたる左
派容共勢力は「 9条の永続化」に腐心する訳ですね。
ここの所は、拙者も確と押さえておくべきと心得ます。
改憲向け国民投票法の CM規制のあり方。野党勢力
は 自勢力に有利な規制はした方が有利とみて、姿
勢を転換したのだと思います。傍目には「変節」で
すね。日弁連はもしかすると、野党勢力向けにその
辺りのアドヴァイスもしたかも知れません。
もう一度、余談をお許し下さい。薔薇の見頃は、確
かに 5月半ば位だったと記憶します。今季はやはり
早めに見頃が過ぎた様ですね。当地の見所は、中心
部から少し南東に外れた鶴舞(つるまいorつるま
の、どちらの呼び方でも OKです)公園内ですが、今
季は例の感染症問題もあって、遂に見逃しとなりました。
貴方の花も終わった由で 些か残念ではありますが
、ねこ庭先生宅のお庭は 拙者にも他にも見所があ
りそうな気がします。それを一つの楽しみに、これ
からも折々学習に伺います。
日本カトリック教会の司教さんが、「9条にノーベル賞を」という運動をされ、ローマ教皇に書面で申し込まれたというニュースが、以前にありました。
善意の美智子様は、この運動に理解を示され、司教さんとも親しくされていました。小室母子だけの話でなく、皇室には色々な人々が近寄ってきます。
元共産党員だった著名人が、美智子様の周りにはかなりいます。善意の美智子様を利用しようとする、反日の人々です。
総理の決断を鈍らせる一因かもしれません。「小さな親切、大きな国難」と、以前にブログで書きました。こうしてみますと、私の「ねこ庭」は、ずっと「荒れた庭」だったのかもしれません。
国民投票法成立と、小室母子問題を契機に、日本が昔を取り戻せば良いと、願っています。
コメントに感謝します。
薔薇の季節は5月です。今年は満開になるのが、少し早かったようで、庭のばらは、10日頃には一斉に開きました。以後荒れ狂う突風が二度あり、花を散らしてしまいました。
自然のすることですから、こういうこともありますね。
しかし日弁連の風は、間違った反日のしわざなので、黙ってみておれません。日弁連の全体が反日左翼でなく、貴方のご指摘の通り、執行部が共産党系の野党勢力で締められているということです。
例を挙げますと、元会長の宇都宮健児氏は、歴とした共産党員です。都知事選挙にも、共産党の推薦で二度出馬していますし、氏が先頭に立つ市民運動とやらに、必ず共産党が支援しています。
ネットで調べましても、日弁連執行部の政党歴は書かれていません。個人個人の履歴を見ても、書かれていませんが、丹念に調べると、ほとんどの執行部役員が、共産党、立憲民主党、社民党です。
自民党の弁護士がいても、執行部には立候補できませんし、まずもって総会の場で、怒号と小突きあいの中で、潰されてしまいます。
したがって私のブログでは、日弁連をイコール共産党勢力として扱っています。「日本学術会議」と同じで、「日弁連」も、政府の手の届かない「反日左翼集団」です。
日本国憲法は、旧社会党幹部の意見だったという新聞記事ですが、それも一概に否定できません。
日本改造を計画していた、ホイットニー少将は共産主義者で、彼のスタッフは全てそうでしたから、自民党の政治家との接触より、社会党、共産党との繋がりを大事にしていました。
初代社会党委員長だった片山哲氏が、初めての社会党内閣を作ったのも、GHQ管理下の日本でした。憲法草案についても、社会党の政治家と話をしたのかもしれません。
しかし吉田茂氏の著書にもありますように、GHQのメンバーは、日本に来る以前から日本を研究し、詳細な計画を立て、準備をしていたから、日本に来ると同時に、矢継ぎ早に改革を進めたと書かれています。
「憲法」について言えば、草案はすでに出来上がっており、彼らはこれを東大の南原氏には匂わせています。話を匂わされた中に、旧社会党幹部もいたのだと、そういう話ではないでしょうか。
旧社会党幹部がそう思っても、不思議ではありません。しかし、自慢にも何もならない話を、新聞社が取り上げているところが、面白いと思います。
貴重なご意見をいただき、感謝いたします。