ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

TBSの「報道1930」

2021-01-21 15:36:07 | 徒然の記

 昨夜、久しぶりにテレビを見ました。夜の8時過ぎでした。「トランプ最後の日」と言うタイトルの、報道番組でした。

 果たしてこれが報道なのか、ゴシップ専門のおしゃべり番組なのか、見るにつれ不愉快になり途中でスイッチを切りました。

 司会者 松原耕二氏 高畑百合子氏

 ゲスト 慶應大学教授 中山俊宏氏   明海大学准教授 古谷哲男氏

 大統領最後の日を迎えているトランプ氏について、アメリカの報道を紹介しながら、酷評をしていました。

 「トランプは、就任以来嘘ばかりついてきたから、やめて当然です。」

 「6日の連邦議会議事堂への乱入事件は、トランプが煽動したものですから、弾劾されて当然です。」

 「よくもこんな危険な人物に、核のボタンを最後まで持たせていたものですね。」

 「ペンスがいつも横にいて、監視し、彼の暴走を止めましたね。」

 「彼こそが、アメリカの分断と分裂を招いた、張本人です。」

 特に不快だったのは、司会の松原氏で、トランプ氏酷評の先頭に立ち、ゲストへ質問をしていました。千葉日報にも、共同通信社が、反トランプの記事を毎日配信していますから、松原氏その他出席者の意見を、知らない訳ではありませんが、まさかテレビで、こんなに堂々と放映しているとは、思いもよりませんでした。

 関口宏氏の「サンデーモーニング」も、反日の、ひどい番組ですが、それに劣らない偏向番組でした。TBSという会社は、「報道の自由」を標榜しながら、国のためには役に立たないテレビ局だと、改めて知りました。私が疑問をだき、不快感を覚える理由は次の通りです。

 1. 当事者であるアメリカ自体で、まだ事実が解明されていないのに、どうしてトランプ氏を悪人と決めつけているのか。

 2. ドミニオン社の投票機への疑惑と、郵便投票を州議会でなく、州政府が突然決めた違法行為について、なぜ言及しないのか。

 3. 共和党側の職員がいなくなった、夜間の投票所で、民主党系の職員が大量の投票用紙を運び込んでいるビデオについて、なぜ言及しないのか。

 4. トランプ氏側の異議申し立てを、全て却下した裁判所の異常な対応について、なぜ語らないのか。

  2.3.4.の点に不信感があるから、トランプ支持者たち、というよりアメリカ国民が騒いでいるのです。司会者やゲストが、これらの問題に言及した上で、トランプ氏を批判するのなら、まだ分かります。「事件の真実に迫り、真実を伝えます」と、大見えを切って始まった番組なのに、この程度の内容かと、幻滅しました。

 調べてみますと、司会の松原氏は、「サンデーモーニング」にも、コメンテーターとして時々顔を出していたことが分かりました。この番組の出演者には、ろくな人間がいませんから、納得いたしました。

 「報道の自由」には、「礼節」というものは不要なのでしょうか。私は安部氏や菅氏の批判を、自分のブログでは遠慮なくしますが、アメリカやドイツやフランスのテレビ番組で、「安倍が」、「菅が」と、貶されたら黙っていません。他国の首相や大統領を、1時間もかけて悪口を言う番組があったら、国民は怒ります。いくら報道の自由があっても、そこには「礼節」があるはずと、私は考えます。まして日本にとって、重要な同盟国の大統領です。アメリカのマスコミが、やりたい放題叩いているからと言って、今の時期に、声を揃えて騒ぐ必要がどこにあるのでしょう。

 どちらが正しいのかは、何ヶ月かすれば判明するでしょうし、判断するのはアメリカ国民です。こんな微妙な問題について、口出しするバカがどこにいるのでしょう。この調子で、国内問題についても、TBSが発信しているのかと、軽蔑しました。テレビの報道のレベルが低下したのか、もともとそうだったのか。考えさせられました。

 『昭和教育史の証言』のブログを中断し、息子たちに伝えたくなりました。

 「テレビも新聞も、彼らが口で言うほどまともではありません。」「マスコミがないと困りますが、頭から信じるのはやめなさい。」「全て、参考程度の情報です。」 

 恥や礼節を知る人間なら、もともとマスコミで働いていないのだと、最近思います。息子たちが、そんな仕事についていなかっただけでも、私は幸せ者です。

コメント (6)
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