OK元学芸員のこだわりデータファイル

最近の旅行記録とともに、以前訪れた場所の写真などを紹介し、見つけた面白いもの・鉄道・化石などについて記します。

最後の蒸気機関車たち その52 1972年8月

2013年06月02日 | 最後の蒸気機関車
最後の蒸気機関車たち その52 1972年8月
The last steam locomotives in Japan. No. 52 (Aug. 1972)


大沼公園を離れて、次の撮影地に移動する。
植苗駅に着いて下車の準備。


272N 千歳線植苗駅付近 1972.8.31 D51-414 5752列車
Chitose line, near Uenae Station, Hokkaido.

D51-414は、1975年11月廃車でかなり遅い時期。


273N 千歳線植苗駅 1972.8.31 D51-353 1792列車
Chitose line, Uenae Station, Hokkaido.

植苗でのもくろみは、千歳線・室蘭本線の交差での撮影である。電化されていないので、架線が邪魔しないのがいい。苫小牧の次の沼ノ端で室蘭本線と千歳線が分かれる。旅行者の利用する特急列車は札幌に向かう千歳線に行くが室蘭本線は追分経由で岩見沢に向かう。下り線の場合、沼ノ端から4km以上行った所で両線が分かれる。植苗駅のすぐ手前である。しかし千歳線の上り線は植苗駅を出ると下り線から大きく離れて築堤を登って室蘭本線をまたぎ、沼ノ端駅のすぐ手前でやっと上り線と寄りそう。一番離れている所では下り線から南東側に500mくらい離れるのだ。北海道にふさわしいスケールの分岐である。


274N 室蘭本線沼ノ端・遠浅間 1972.8.31 D51-59 460列車
274-276: Muroran line, between Numanohata nad Toasa Stations, Hokkaido.

これが室蘭本線の追分方面(下り)を見たところ。まっすぐな電化していない複線が遠くまで望める。交差している千歳線上り線から撮影。近くには人家もなく、平坦なところにまっすぐ複線の線路がのびている。


275N 室蘭本線沼ノ端・遠浅間 1972.8.31 D51-59 460列車

室蘭本線上りは交差部分をくぐって、苫小牧方面に向かう。こちらもずっと直線が続く。遠くに苫小牧の製紙工場の煙突が見える。D51-59は1976年3月廃車というからずいぶん遅くまで働いていた。


276N 室蘭本線沼ノ端・遠浅間 1972.8.31 D51-357 5993列車

室蘭本線の上り貨物列車は、石炭を積み出した帰りの空の貨車を長く牽いている。この写真のフィルムがないのでプリントから。


277N 千歳線沼ノ端・植苗間 1972.8.31 C57 228列車(客車)
Chitose line, between Numanohata and Uenae Stations, Hokkaido.

横を通る千歳線上り普通列車も当時は蒸気機関車が牽いていた。
登場蒸機 D51(写真272~276)C57(写真277)

2020.6.15 写真を入れ替えた。番号の後に「N」が付いているのが改善した写真。

Trivial database of a retired curator, OK.

最新の画像もっと見る

コメントを投稿