のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

遅い雪日照りも忘れ米光る

2010年09月11日 | 今年の米づくり
わが家の2010年産米ができあがりました。
籾すりしてでてきた玄米は
寒い春も日照りの夏も忘れさせてくれます。

タイトル写真は籾すり機から出てきた玄米を
黒色の検査皿にとったところ。

             

良く見るとまだ選別をしていないので細かな破片も混在していますが、
きれいな米に見えます。
同じ米を今度は白色の皿に置き換えてみますと、あれあれ。

             

拡大してみると未熟米もいっぱい。
カメムシの被害粒もみられるようです。

この玄米を1.85mmの目の網で選別したものがこちら。

             

細粒や破片の姿はなくなり、大粒の玄米が並んでいます。
害虫被害粒や未熟粒は比較的に小さいので
大きな目の網で選ると分別できます。
わが家の調整作業はここまでですが、
もちろんここまで調整できていればすべて「一等米」。

             

それでも白色の検査皿に置き換えると
すこし変色した米粒がまだ残っています。
これを分別するためには…

実は色彩選別機という機械があります。
レーザー光線を一粒一粒にあてて、
異常があればコンプレッサーで圧縮された空気で吹き飛ばす。
そんな構造ですからたいへん高価な機械でしたが、
ここ数年で比較的廉価なものがでてきました。
廉価といっても数百万円の機材。
消費低迷、米価低迷のなかで導入できるのか。
だからこそ導入すべきなのか。


わが家のコシヒカリは農産物直売所「かしわで」で10月ごろより
お求めいただけます。
庭先ではいつでもどうぞ。