以前紹介した「農商工等連携シンポジウム」が開かれました。
新産業インキュベーターの東葛テクノプラザ出身で
すでに先端技術として社会的な定評を得ている
A社の凍結技術を利用した農産物の付加価値化の事例や、
地域の特産物のビワを生かして地域振興を図っている
南房総の枇杷倶楽部の事例が紹介され、
交流会ではベジタブルマイスターの提案する
柏市産の野菜を使った料理「柏サラダ」の試食会(写真)もある
という盛沢山の内容でした。
よく言われることですが
「工」や「商」の基本的な視座は「いつでもどこでも」という
時間的、空間的制約を超えようとするベクトル。
それに対し「農」は風土や旬によって生かされる部分の多い生業。
このミスマッチをどう結び付けるのか。
人間の欲望というのはキリがなく
いつでもどこでも安く簡単に新鮮でおいしいものを食べたい。
そういうニーズに合わせて農業も機械化、施設化してきました。
わが家でも宅配サービスを利用して
収穫したナシを翌日には全国の食卓に運んでもらうことで
生計を立てています。
ニーズに応えること、利便をよくすることは産業活動の原点ですが、
その赴くままでよいのかと自省することも大事のように思います。
かつてディスカバージャパンと称して
旅をすることが大きな意味を持っていたことがありました。
その地方に行かなければ食べられないものがありました。
そこに行ってはじめて目にする光景がありました。
今は世界中のおいしいもの、珍しいものがわが家にいて食べられます。
自分の目で見るより映像で見る方が迫力があったりします。
しかし、別の見方をすれば
たとえば市場流通があるから直売の優位性、差別化があります。
季節感のない食材が多いから旬でしか食べられないものに価値があります。
わが家の生計も実はどっぷり人間の欲望の中で浸かりながら
なんとか自立しているようなものと言えます。
要は、これでなけれならないと原理原則を貫くのではなく、
「農」も「工」も「商」も共存するあり方を模索するしかないようです。
特に、柏のように「農」「工」「商」が隣接している場所では
時間的空間的制約をあえて超えようとしない仕組みで
新たな連携ができるのではないかと思うのですが。
新産業インキュベーターの東葛テクノプラザ出身で
すでに先端技術として社会的な定評を得ている
A社の凍結技術を利用した農産物の付加価値化の事例や、
地域の特産物のビワを生かして地域振興を図っている
南房総の枇杷倶楽部の事例が紹介され、
交流会ではベジタブルマイスターの提案する
柏市産の野菜を使った料理「柏サラダ」の試食会(写真)もある
という盛沢山の内容でした。
よく言われることですが
「工」や「商」の基本的な視座は「いつでもどこでも」という
時間的、空間的制約を超えようとするベクトル。
それに対し「農」は風土や旬によって生かされる部分の多い生業。
このミスマッチをどう結び付けるのか。
人間の欲望というのはキリがなく
いつでもどこでも安く簡単に新鮮でおいしいものを食べたい。
そういうニーズに合わせて農業も機械化、施設化してきました。
わが家でも宅配サービスを利用して
収穫したナシを翌日には全国の食卓に運んでもらうことで
生計を立てています。
ニーズに応えること、利便をよくすることは産業活動の原点ですが、
その赴くままでよいのかと自省することも大事のように思います。
かつてディスカバージャパンと称して
旅をすることが大きな意味を持っていたことがありました。
その地方に行かなければ食べられないものがありました。
そこに行ってはじめて目にする光景がありました。
今は世界中のおいしいもの、珍しいものがわが家にいて食べられます。
自分の目で見るより映像で見る方が迫力があったりします。
しかし、別の見方をすれば
たとえば市場流通があるから直売の優位性、差別化があります。
季節感のない食材が多いから旬でしか食べられないものに価値があります。
わが家の生計も実はどっぷり人間の欲望の中で浸かりながら
なんとか自立しているようなものと言えます。
要は、これでなけれならないと原理原則を貫くのではなく、
「農」も「工」も「商」も共存するあり方を模索するしかないようです。
特に、柏のように「農」「工」「商」が隣接している場所では
時間的空間的制約をあえて超えようとしない仕組みで
新たな連携ができるのではないかと思うのですが。