のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

老籾摺機復活

2005年10月20日 | 今年の米づくり
手賀沼周辺の農地、林地を市民の手で保全、創造しようという手賀沼トラストでは、今年も体験水田で赤米、黒米と呼ばれる古代米を栽培しました。野生種に近い米ですから栽培そのものは比較的楽なんですが、問題は調製です。

特に籾摺り工程がネックでした。古代米の色づいた玄米が機械に残ってしまうと、主品種のコシヒカリに混じってしまう危険がありますので、現役の籾摺機は使えませんでした。それでこれまではあちこちのお世話になっていたのですが、手間がかかるし肩身が狭い。ならばということで、わが家で眠っていた旧式の籾摺機でうまくいくか試してみることにしました。

プロ用の機械ですので、少量の古代米を処理するのに適しているか心配されましたが、思った以上に上手くいきました。これまで一日以上かかっていた作業が半日で終了。これなら古代米の籾摺り作業を請負えるのではなんて冗談がでるほど。

処分されるのを待つだけだった老籾摺機がよみがえった記念すべき日でした。