のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

スズメ蜂は知っている

2005年10月14日 | 今年の梨づくり
梨畑の棚の上でちょっと傷付いたり腐れ始めているような実もその傷が軽いと収穫時に持ってきて、近所に配ったり、買い求めにして下さったお客さまへの「おまけ」として使ったりしています。幸水も豊水もそうしているのですが、なぜか新高だけ、採りおいた傷付いた実にスズメ蜂がやってきます。

ちょうどこの頃、夏の終わりから秋の初めにかけて、野山を歩いていた子供たちがでスズメ蜂に刺されたとか、大きな巣が屋根裏に作られたとかというニュースが流されて、たいへん危険な昆虫のイメージができています。たしかに巣のまわりでは外敵に危害を及ぼす行動をとるのでしょうが、新高の実にきているスズメ蜂にはちょっと親近感を持っています。

糖度の高い新高ナシが大好物なのか、かぶりついているところに棒なんかでちょっかい出しても「うるさいなあ」くらいの感じで無視されるか、ちょっとこっちを牽制するように旋回してから飛んでいってしまいます。時には酔っぱらっているのか足下がふらついていて、飛べないような蜂もいます。いくら親近感があっても、刺されたことを考えると気持ち悪いですから虫採り網を用意しているのですが、こんなていたらくですから簡単に捕まえられます。焼酎にでも漬ければ強壮剤にでもなるのでしょうが。

10月半ばというのに気温25℃以上の夏日になったとか。おかげでまだ新高やってます。