立山トンネルトロリーバスで標高2450mの室堂駅に到着しました。
この路線の法規上の区分は鉄道、室堂駅は日本最高所の鉄道駅になるのだそうです。
1階はトロリーバスと高原バス乗り場で郵便局もあり、2階がレストランです。
3階には展望台があり、周辺への散策路の出入り口にもなっています。
駅から出ると、中部山岳国立公園 立山 の碑と、立山の霊峰が迎えてくれます。
「立山」の碑の右隣には、秋篠宮殿下の「お歌碑」が建立されています。
各所にある丸太のポールは除雪の目印のようで、頂端の数字は10でした。
道脇の案内板に立山についての解説があり、立山は三山の総称だそうです。
数日前に降った雪が日陰に残っています。
半月前に訪れているので今頃の室堂は白銀の世界になっているでしょう。
立山三山と浄土山を水面に映すミクリガ池、聖なる眺望です。
周辺のハイマツ帯にはライチョウが生息し、運が良ければ出会えるそうです。
温泉にも恵まれた「地獄谷」は、水蒸気と硫黄の匂いが立ちこめています。
遠くに頂を見せる山は猫又山か毛勝山、明日訪れる「欅平」はこの方向です。
約2時間制限の散策に急ぎ足、立山玉殿の湧水をご馳走になり元気回復です。
この湧水は、立山トンネル掘削作業中に破砕帯から出た地下水だそうです。
室堂から美女平までは立山黒部貫光の立山高原バスで50分の車窓の旅です。
途中は、天狗平、池塘の弥陀ヶ原、落差日本一の称名滝など魅力いっぱいです。
称名滝の眺望場所からは、立山杉の銘木や色づき始めたブナ林が続きます。
アルペンルートの最後は、美女平から立山駅までの立山ケーブルカーです。
乗車時間は約7分、平均勾配は24度、急勾配が実感される階段状の車内です。
途中、材木石と紹介される柱状節理の岩肌と崩れ出した石塊が見ものです。
秋晴れの山旅で2台のカメラは電池切れ、後半はスマホで撮影です。
立山駅からは朝のバスに再び乗り、宿泊地の宇奈月温泉に17時到着です。
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