信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

令和4年の清流の春花

2022年05月21日 | 山野草

奥山から流れ出る清流沿いに春の花がたくさん咲いています。
シソ科のラショウモンカズラ、名の由来を聞くと恐ろしいのですが、美しい花です。


上を見上げると、アケビの花ざかりです。


清流が大好きな、アブラナ科のオオバタネツケバナです。
タネツケバナに似ますが、生育場所や葉の先の頂小葉の大きさなどで見分けます。


こちらも清流が大好きな、ヒロハコンロンソウです。
一面に広がり、あと1週間もすると見事な花畑になります。


ヒロハコンロンソウの開花始め、オオバタネツケバナの花によく似ます。
アブラナ科タネツケバナ属で、茎を抱く葉の付け根が特徴的です。


湿った場所に生えるスミレ科のツボスミレ、ニョイスミレの名もあります。


花色は白で、花弁には紫色の筋が入ります。
側弁と上弁の基部には毛があり、柱頭はカマキリの頭に似て横に膨らみます。


3月から咲き始めたネコノメソウの仲間は種子を散布する時期になりました。
果実は、目を細めた猫の目状のニッコウネコノメ、杯状のツルネコノメソウです。


カタバミ科のオオヤマカタバミの花を見たかったのですが、実になっていました。
小葉の縁が尖り、花のすぐ下に苞がつくので、容易に本種と分かります。


せせらぎの音が聞こえる清流の縁にホウチャクソウが花を咲かせています。



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