信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

シソ科シソ属など6属

2020年01月18日 | 山野草

シモバシラ属のシモバシラ、軽井沢町植物園で9月24日に撮影した画像です。
大変に見栄えのする花姿ですが、凍てつく時期の株元に咲く氷の花も見事です。


雄しべ4個が完全で、花冠の背面が兜状に膨らまないシソ科の仲間の6属です。


ナギナタコウジュ属のナギナタコウジュ、苞は偏円形で中央付近の幅が最大です。
花が花穂の一方だけに向いてつく様を、薙刀の刀身に見立たことによる名だとか。
似たフトボナギナタコウジュは、苞が扇状の楕円形で中央より先の幅が最大です。


近所の田畑の道脇や川原で見かけたハッカ属ですが、見分けは難関です。
左からハッカ、コショウハッカ、ミドリハッカと見当をつけたのですが、はて?
ハッカ属は外来種が多く品種や雑種もあるとかで、下表をもとに今年の課題です。



植栽株のようですがテンニンソウ属のフジテンニンソウと紹介されました。
神奈川県植物誌によると、本種は茎、花序枝、葉裏に開出毛が生えるとあります。
画像の株は、葉裏の主脈に開出毛が見られましたが多くはありませんでした。
また、茎や花序枝には開出毛が見られないことから、テンニンソウとしました。


シソはシソ属の総称でもありますが、お馴染みのアカジソをシソとしました。
全体が赤紫色で、葉裏には腺点が良く見え、葉の縁は裏側に丸まります。
品種が多くチリメンジソやマダラジソ、大葉の名もあるアオジソなどがあります。


花は紅紫色の唇形で上唇の背面は膨らまず、4個の雄しべは同長で完全です。


萼は唇形で、上唇が3裂、下唇が2裂、果実の表面には網目模様があります。


全体が緑色のアオジソ、白色の花にほんのりと紅紫色に染まった葯が印象的です。


イブキジャコウソウ属のイブキジャコウソウ、芳香が特徴的です。
茎は細くよく分枝して地表を這い、紅紫色の花をたくさんつけます。
コメント
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