「カメラを止めるな」の上田慎一郎監督の最新作。
あの異例の大ヒットを受けて、この奇才監督がどんな次作を作るか。
観に行った。
その感想。
十分に面白い。
チケット代1800円の元は完全に取れる。
どこかの三●幸喜監督の映画とはそこが違う。
星は3つ。★★★
やはりこの上田監督はただ者ではないことが如実に分かった。
ところが!である。
今回は「カメ止め」のレベルまでは全然到達していない。
実際、全然ヒットしていない。
ストーリーは先が読めないし、どんでん返しはなんと豪華に三度も用意されているし(四度かも知れない)、見終わったあともスッキリ幸せな気分に包まれる。
ところが「カメ止め」には遠く及ばないのは、なんと言っても地味だからだろう。
主人公の俳優が出来の悪いアンガールズ田中みたいな顔をした地味な方で、これは物語の性格上そういうキャラの俳優であることは必然なのだが、だからこそ映画全体が実に地味で、華がなくて、なんというか貧乏くさいという空気に満ち満ちてしまっている。
「カメラを止めるな」はなんだかんだ言って、あの監督役の役者、その妻役の役者、女優役の役者、の主演さんが「明るいキャラ」で、華があった。
ところが今回の映画はその「華」があまりにも足らないのだ(物語の性格上必然だから仕方ないので責めていない)。
そこが勿体なかった。
でも、十分に面白い。
爆笑出来る場面も多々ある。
そこがどこかの三●幸喜監督とは決定的に違うという話はさっきしたw。
そういう映画だ。
映画館では観れなくても、ソフトが出たらぜひ観てみることをオススメする。
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