そこそこの放送作家・堀田延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない



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オモチャのテディベアに命が宿り、動いて喋って踊って麻薬をやって下ネタを連発する、そんな大ヒット作の続編。
前作の記憶はおぼろげながら、観賞。
その感想。

前作には『フラッシュ・ゴードン』のイメージしかなかったが、今作にもやはり『フラッシュ・ゴードン』は色濃く出てきた。
どれだけこの監督『フラッシュ・ゴードン』が好きなのかと、ニヤニヤしてしまう。
ということはつまり1980年の映画『フラッシュ・ゴードン』を観ているかどうかで、この映画の面白さは変わるのだ。
……これは、前作の感想でも述べた気がする(笑)。
若い女性たちの間でヒットしたそうだが、彼女たちは100%『フラッシュ・ゴードン』がなんだか分からないはずだ。
その辺のカルチャーギャップが、アメリカと日本の間には純然と存在する。
なんとかその溝を埋めることは出来ないか?
出来ないだろうな。
『フラッシュ・ゴードン』だもんな。
DVDを持っているのが奇跡的なカルトムービーだもの(ちなみに僕は持っているw)。
いやぁ、そういう意味でもなかなか楽しい映画である。

今作は監督の映画オタクぶりがさらに発揮されている。
物語の後半、ニューヨークのコミコン会場でのギャグは、その大半が過去のハリウッド映画の知識がないと分からないものになっている。
大物俳優も続々とカメオ出演(?)してきて、「おお!』と乗り出してしまうことしばし。
この辺も長年ハリウッド映画を見込んでこないと分からないギャグに富んでいる。

そういう意味で僕は大変楽しめた。
星3つ。★★★

映画の知識がなくても、おそらく全篇を貫く恐ろしいまで露骨な下ネタの数々が若い女性観客にウケているのだろう。
だが、この映画を映画館に観に行き『キャッキャ』言いながら楽しんでいる若い女性の姿を思い浮かべると、ほんの少し『世も末だなぁ〜』と思ってしまう古風な自分に気付く。
だって、あまりにも露骨な下ネタなんだもの。
これで笑うってことは、あんなことやこんなことも彼女たちにはとくに異常だと思わないんだろうなぁ〜と。
ま、ひとことで言うなら、男が思う以上に女もエロいのよ(笑)。
それに尽きる。

まぁ、でも面白いんじゃないの。
いい意味で前作より突き抜けている。

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