そこそこの放送作家・堀田延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない



007/スカイフォール [Blu-ray]
クリエーター情報なし
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン


007の最新作「スペクター」が金曜日から劇場公開された。
すでに映画館で観賞した人の感想をTwitterなどで調べたところ、どうやら前作「スカイフォール」をもう一度観ておいたほうがより「スペクター」を楽しめるらしい。
そこで前作「スカイフォール」の中身を完全に忘れていた僕は、念のためもう一度観てみることに。
その感想。

前回は星2つ半を付けていた。
二度目を観た感想は星3つだ。★★★
前回観たときよりは評価が上がった。
とはいえ、ヒロインのぞんざいな扱い方とか、悪役の大事なところで間抜けなところとか、脚本細部の詰めの甘さがもったいないのは事実。
このプロットはもっとももっとヒロインを上手に扱えるし、悪役をもっともっと恐い存在に描けたはずだ。
そう考えてたらやっぱり星2つ半のような気もしてきた。
まぁ、いいか。

ジュディ・デンチ演じる「M」が「スカイフォール」の中で死んだことを、完全に忘れていた。
こんな状態で「スペクター」を観なくて本当に良かった。
「M、いつの間にレイフ・ファインズに変わったんだよ」が引っかかって映画を純粋に楽しめなかっただろう。
うん、観ておいて良かった。
Twitter民ありがとう。


追記
まともな映画鑑賞眼のある知人に聞いた「スペクター」の評判があまりに悪いので、観に行くのやめました。
ご都合主義の脚本が、前作「スカイフォール」よりもさらに酷いことになっているそうです。
そのうちBlu-rayが出たら観てみますw

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名古屋でポーセラーツ教室に参加してきた。

ポーセラーツとは「ポーセリン(磁器)」+「アート」の造語。
マグカップや皿などの白磁に、各種ある好きな模様の転写紙を切り取って貼っていき、オリジナルの陶器を作るというもの。
男子ならプラモデルに「デカール」を貼ったことが必ずあると思うが、原理はあれとまったく同じ。
水につけると剥がれてくる転写紙を、磁器の表面に貼り付けていくのだ。
これ、生まれてからまだ10年ぐらいのカルチャーだそうで、女性たちの間で人気を呼んでいて、僕も興味があったので「ザキロバケイコ」のスタッフたちと一緒に体験教室に参加してきた。
写真は僕がデザインを貼り付けたマグカップで、焼いてもらうと完成品になる。

先生に話を聞いて「へぇ〜」と思ったのは、エルメスやウェッジウッドなどの高級ブランド陶磁器も、このポーセラーツと同じく転写紙を貼ったものを焼いて完成しているってこと。
あれだけ高価なものだから僕はてっきりひとつひとつ手描きなのかと思っていたが、よく考えればエルメスもウェッジウッドも大量生産品。
全部手描きであるはずがない。
ということは、エルメスやウェッジウッドと同等の品質の陶磁器がポーセラーツ教室で作れるということを意味する。
なるほどそれは夢がある。
実際、ポーセラーツ教師の先生や生徒たちが作った作品を見ると、そこらのブランド品と見分けの付かないものばかり。
女性に人気が出るのもうなずける。

2時間強の体験教室の間、「かわいい〜」を自然と連発している自分がいて、少し照れた。

オススメです。

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アフタースクール [DVD]
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メディアファクトリー


友人に勧められた邦画を2本見た。

1本目は「アフタースクール」。
大泉洋や堺雅人が出演している映画だけど、最初なにが面白いのかまったく分からず。
物語が進むにつれ、徐々に面白くなっていき、最後のほうは「なるほどそういうコトね」的な面白さ。
嫌いじゃないんだけど、いかにも日本の舞台系の演出家が考えたっぽい「考えオチ」なのよね。
世界基準でいうと、これは通用しないと思う。
星1つ半。★1/2



キサラギ スタンダード・エディション [DVD]
クリエーター情報なし
キングレコード


続いてもう1本「キサラギ」。
小栗旬、ユースケ・サンタマリアなどが出演するワンシチュエーション映画。
こちらもいかにも日本の舞台系の演出家が考えたっぽい「考えオチ」。
映画自体も「別に映画でやらんでも舞台でやればいいじゃん」的な内容。
実際、元々は舞台だったのかも知れない(確認してないが)。
映画なのに全てをセリフで説明するという馬鹿げた演出もなかなか酷い。
伏線を回収するのだが、全て後だしジャンケン。
ただし「アフタースクール」に比べると、初速が早いので、万人ウケしそう。
嫌いじゃないんだけど、うん、なんていうか、小粒かな。
僕はもっとダイナミックな映画が基本的に好きなんだろうと思う。
星2つ。★★

日本映画を観るといつも、韓国映画にまるで追いつけていない現状が見て取れる。
全ての問題は日本の映画興業システムにある。
大人1800円て。
高すぎるのだ。
アメリカや韓国のように700円ぐらいで映画が見れるようにして、観客の数を増やして業界を活性化させていかないと、永遠にハリウッドや韓国の映画の予算水準に追いつけないと思う。
とにかく日本の映画界にはお金がなさ過ぎるのだ。

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