そこそこの放送作家・堀田延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない





公開日に見てきました。
アベンジャーズ第3弾となる最新作。
いよいよ銀河最強の悪役・サノスとの戦い。
その感想。

うん、いつもの通りのアベンジャーズ。
僕はこのシリーズをいつもの通りに楽しんだだけなので、星2つ半。★★1/2
普通の面白SFアクション大作って感じでした。

全然悪くはないし、なんだか大絶賛している皆さんの気持ちも分かるし、早く来年の「アベンジャーズ4」が観たいという気持ちも分かるんだけど、なぜか100%このシリーズに乗っかれないのは「根本的なテーマの無さ」に尽きると思う。
そうなのよ、アベンジャーズのここまでの一連の作品に、僕は哲学を感じられないのよ。
何か一貫した「これを言いたい」というテーマが見つからない。
逆に言うと「面白ければ何でもあり」というテーマでは一貫しているのだろうけど(笑)、それはテーマじゃないと僕は思う。
そこがスター・ウォーズ(旧三部作)との最大の違いかも知れない。
哲学的神話的な普遍のテーマがないのよ、残念ながら。

以下ネタバレで所信を述べる。











半分死んだじゃん。
スパイダーマンもDrストレンジもブラックパンサーもみんな死んだじゃん。
でもさ、このあとの「アベンジャーズ4」とか「アベンジャーズ5」で全員復活するのは目に見えてるわけ。
だからいかんせんこの物語に100%乗ることが出来ないのよ。
逆な意味で今回僕はヒーローものの限界を見た気がする。
絶対にスパイダーマンもDrストレンジもブラックパンサーも死ぬことはないのよ。
死ぬわけないのに、今回の映画では死んでいるだけなのよ。
だから必ず今後生き返るわけで、そんな観客たちの醒めた見方をこのマーベル・ユニバースはどこまで行っても払拭することが出来ないのだろうと思う。
だからそれは、映画として致命的だとも思う。
まぁ、別に良いのだけど。
若い観客たちが、その「お約束」に乗れた上で楽しめているのであれば(笑)。

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