そこそこの放送作家・堀田延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない





わざわざMX4Dで見たのだよ。
シートが揺れたり、水が出たり、匂いがしたり、スクリーン前に煙が立ち込めたりしちゃうやつ。
それなのにこの評価だ。
星2つ。★★
1作目の時点からこのジュラシックパークシリーズはたいした映画ではなかったが、今回もご多分に漏れず中身スカスカのひどい映画だった。

20年前とは違い、CGで描かれた恐竜には当然もはやなんの驚きも新鮮さもない。
逆にCGで描かれた広大(なはずの)ジュラシック・ワールドは、箱庭のように現実味がなくて陳腐だ。
登場人物全員頭がおかしくて最高だったのが『マッドマックス』だが、こちらは登場人物全員がバカで見てられない。
その結果誰1人登場人物に感情移入が出来ない。
むしろ恐竜に感情移入してしまったw
DNA操作で生まれさせられた挙げ句、人間たちに目の敵にされて結果虐殺されるなんとかサウルス、実はあいつが一番可哀想じゃないか。

プロットがいちいち雑で、序盤とにかくモタモタしてるし、もう登場人物たちの気持ちの流れが無茶苦茶すぎて見ていられないし笑っちゃうし、最悪だった。
突然ヒーロー?とヒロイン?がキスをし始めたときには1人吹き出してしまった。
お前らこの文脈で突然キスをするのか、とw
浅はかな映画屋が、なにからなにまで浅はかなご都合主義でひねり出した薄っぺらーいご都合主義でお約束だらけのなにひとつ面白くない物語だった。

ていうか、ラプトルと人に絆が出来ちゃダメじゃん。
そもそもの問題。

というわけで、デートムービーとしては及第点です。
MX4Dとかでカップルでキャーキャー見る分には良いでしょう。
1本の映画として見た場合には、超の付く駄作です。

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