そこそこの放送作家・堀田延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない



One piece (巻17) (ジャンプ・コミックス)
尾田 栄一郎
集英社


漫画史上もっとも売れているといっても過言ではない「One piece」
ふと思い立って先日全56巻を購入。
現在、何とか24巻まで読破した。
だが、しんどい。
正直言って肌に合わない。
おそらく、最後までこのままだと思う。

まず絵が嫌いだ。
この手のごちゃごちゃした絵が嫌い。
そしてリアリティのなさ過ぎる設定も嫌い。
僕はもう少しスマートな作画やコマ割りで、リアリティの感じられる漫画が好きなのだ。
古くは手塚治虫。
あだち充、高橋留美子。
最近だと井上雄彦とか浦沢直樹。
つまり、なんとなく絵がしっかりしてリアルな漫画が好き。
デッサン力に優れた漫画が好き。
だからこの「One piece」はちょっとごちゃごちゃしすぎ。
読んでいて疲れる。
話も荒唐無稽すぎる。
昔後輩に勧められて全巻買ったものの途中で挫折した「ジョジョの奇妙な冒険」と同じ感覚。
少年漫画がそもそもダメなのかも。

いろいろな強敵と主人公たちが戦って勝つ話だ。
でも、何がどういう理屈で勝ったのかぜんぜん分からない。
それって漫画として致命的な欠陥だと思うのだが、それでも現に死ぬほどコミックは売れているのだから、こういう感じでも多くの読者は納得して支持しているのだろう。
気持ちがまるで分からんが。
これ読んで熱狂できる大人の気持ちがよく分からん。
子供はともかく。

もう少し、作画とコマ割りを綺麗にして、戦いの決着の付き方と理屈を明らかにしてくれれば良いのになぁ。

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