そこそこの放送作家・堀田延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない





最近僕はいろんな会議で「アバター」を絶賛している。
もちろん僕以外にもすでに観ている人も大勢いる。
すると、感想が微妙に噛み合わない。
温度差を感じる。
みんな「そんなに3Dすごかった?」という反応なのだ。
僕としてはあの感動をみんなと分かち合いたいと切に願っているのだが、そうもいかない。
なぜだ?

少し調べたら、その理由が分かった。

3D映画「アバター」は映画館によって上映形式が違い、全部で4種類ある。
REAL D、Dolby 3D、XpanD、IMAX デジタル3Dの4種類だ。
全部3Dではあるのだが、それぞれメガネの形や重さや仕組みなどが違う。

この中で、問題なのがどうやらXpanDという上映形式。
この形式は、メガネが重い、視界が狭い、スクリーンが暗い、と三重苦らしい。
しかも、この形式を日本の映画館の大半が採用。
つまり、日本の観客の大半は、何も知らず劣悪な環境で「アバター」3Dを観させられているのだ。
メガネは重いし、視野は狭いし、光量が少ないから画面が暗いらしい。
それでもまぁ十分楽しめるらしいが、映画本来のポテンシャルを体感できていないのだ。

日本で最強はやはりIMAXらしい。
メガネが軽い、視野が広い、上映が明るい。
IMAXの弱点は、顔を水平に保っていないと3Dじゃなくなってしまう点だけらしい。
良かった、IMAXで観て。

だが、日本のIMAX上映館4館でさえ、実は本場アメリカのIMAX施設と比べるとぜんぜん劣るらしい。
向こうのIMAXで観る「アバター」は、そりゃすごいそうだ。
その奥行き感や立体感たるや、ものすごいらしい。

というわけで……

3D映画「アバター」を観るなら、IMAXに行きましょう。
で、仕方なく普通の映画館で観るときは、「こんなモンじゃないんだろうなぁ」と思いつつ、観ましょう。

ちなみに……
ジェームズ・キャメロン監督は今「タイタニック」を3D化していて、2012年に公開予定らしい。
うーむ、あの映画を今の技術で3D化したら、そりゃ大迫力だろう。
2012年までには日本にももっとIMAX劇場が出来るといいのだが、まぁ、無理だろうなぁ。



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