そこそこの放送作家・堀田延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない





やっと観た。
ジェームズ・キャメロン監督の新作「アバター」
IMAXで観るため、都心から一番近いIMAX施設109シネマズ川崎まで出掛けた。
もちろん3Dだ。

感想。
素晴らしい。
さすがキャメロン。
「タイタニック」から12年待っただけのことはある。
感服した。
星5つ。★★★★★
文句なし。
というか、文句付けちゃダメ。
これだけのことを最初にやったんだから。

正直、映画としては個人的にもうひとつだ。
ストーリーとか、人物描写とか、正直言って浅い。
「タイタニック」並に3時間30分の映画にしていいから、きちんと時間をかけてその辺描いて欲しかった。
あと、それって「エイリアン2」だろ、とか、それって「アビス」じゃん、とか、それって「ターミネーター2」じゃん、みたいな、過去の自身の作品に似かよった部分が多く、正直キャメロンならもっと新しいことが出来ただろう、とは思う。
それに加え、字幕が相変わらず戸田奈津子だ。
字幕は本当にひどい。
大作の字幕は戸田奈津子に任す的な映画会社の体質はマジで何とかして欲しいのだが、それはまた別の機会に語ろう。
だけど、そんなマイナス点を補って余るほど映像が素晴らしいのだ。
奥行きのある3D映像で、これだけ緻密な映像体験を観客に提供するって、すごい。
もう、呆気にとられるレベルのすごさ。
ハイビジョンの3Dってすごいなぁ。
IMAXシアターのポテンシャルもあって、映画の臨場感たるやハンパなかった。
2時間42分、すっかり引き込まれた。
「剱岳点の記」も映像を誉めたけど、あっちが実写のすごさなら、こっちはCG映像のすごさを誉めたい。
これは映画館で観ないとダメ。
映画の新時代。
さすがキャメロン。
3Dは「飛び出す映画」ではなく「奥行きあるリアルな映像」の表現手段なのだ。
リアリズムの表現手段なのだ。
映画のリアルがここまで来た。
目の前で、本当にそれは起こっているように見える。
いやぁ、感服した。

で、キャメロンといえば……
3年前、こんなニュースがあったのだが、これってどうなったんだろう?
「キリストに妻子」、ジェームズ・キャメロンのドキュメンタリーが波紋 - 米国
こっちはこっちでその後が気になるのだが。

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