そこそこの放送作家・堀田延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない



映画館で映画を観た。
お台場のシネマメディアージュで。
女の子と2人で観に行ければいいのだが、残念ながら連れは男だった。
男2人での映画鑑賞。
せつないと言えば、せつない。

観たのは「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」
仲間内で評判が良かった映画なので、期待して観に行った。
で、観た結果、イマイチ残念な感想に終わった。
映画は期待して観に行くと、たいてい失敗する。
前作を観ていなかった連れなんかは、もうチンプンカンプンもいいところだったらしい。

最近の大作系映画は、つくづく作り方がおかしいと思う。
たぶん「パイレーツ・オブ・カリビアン」が諸悪の根源だ。
あんな映画がヒットしちゃったから、それ以降全てのSFやファンタジー映画があんな作り方をしている。
つまりは、派手な場面を脈絡なくつなげばいいという風潮。
登場人物たちの心情や行動理由をきっちり描かなくてもいいという風潮。
感情移入できるキャラを必要としない風潮。
なにより、娯楽大作にはきちんとした人間ドラマや、オリジナルのストーリーなんて必要ないという風潮。
それが許せない。
インディ4しかり、ナルニア国2しかり。
CGがあまりに発展しすぎてどんな映像でも表現できるようになった余り、映像の作り込みにばかり監督たちの意識が向いていて、本来一番大事な足元(ドラマ部分)がフラフラしているんだと思う。

いい加減気付けよ、と思う。
観客の質も低下しているんだろう。
このままだとハリウッド、終わるな。

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