自然日誌 たかつき

自然についての問わず語りです。

うれしいコメント

2011年11月28日 | その他 others
先日の石のフクロウに岡居さんという方から以下のようなコメントを頂戴しました。あまりにうれしくて、とりあげさせていただきました。「ブログ冥利に尽きる」などということばは聞いたことがありませんが、そんな感じです。

+++++++++以下コメント+++++++++++++
私は、鹿を獲って鞣してアクセサリーにする、いわばモノ作りを生業にしておりますが、若い頃は写真なども仕事にしておりました。モノ作りも写真も、いずれも共通するのは、その人の本当のところがハッキリと作品に出る、ということかと思われます。

若輩が大変に生意気申しますが、先生の撮影された写真は、嘘や虚栄が無くてとても好きです。いつも本当に楽しみにさせて頂いております。そして、このフクロウ、最高ですね。拝見していて、とても心が温かいです。こういうものを作れる様になりたいです。

少し話がそれますが、私はアメリカの大平原地帯でしばらく暮らした事があり、モンゴルの写真は、彼の地を本当に懐かしく思い出させてくれました。でも、私は16年もかかわっていながら、一度も先生のお写真の様な細かいところに目を向ける事がありませんでした。それなのに、あの大地の甘い香りや、止む事の無い風、友人達の笑い声に触れる事すら出来そうです。

+++++++++以上コメント++++++++++++


モノ作りの専門家から写真を褒めていただき、「本当のところがハッキリと出る」といわれたあとで「生意気を申しますが」「そしてこのフクロウ」ときたので、これはお叱りのことばかと身構えて覚悟をしていたら、これもお褒めのことばでホッとしました。これは加工するという意味では私が作ったものはどこにもなくて、自然の中から組み合わせを広い出したというところです。まあ、それも広義の「作る」ことかもしれません。いずれにしても褒められると子供のようによろこびます。
 私もコロラドに1年ほど暮らしました。いまから30年近く前のことです。その頃は、モンゴルに行けるなど夢のまた夢でした。2002年に初めてモンゴルに行って、なんだかなつかしいような感じがしたのですが、初めはそれがなぜだかわかりませんでした。そしてあるときハッとわかりました。そう、アメリカ西部の乾燥した空気にそっくりなのです。アメリカ先住民といわれる人たちはモンゴルあたりからベーリンギアを越えて北米に入ったのですが、それは異国ではなく、なつかしい母なる大地だったと思います。あの「千の風に」を初めて聞いたとき、私はモンゴルの草原を連想しました。あの詩が北米先住民のものだというのが納得できたのです。



 岡居さん、コメントをありがとうございました。

コメント
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