自然日誌 たかつき

自然についての問わず語りです。

2011年11月13日 | モンゴル
おそらくマイナス15度くらいまで冷え込んだ夜の翌朝、草原はすべてのものに霜がおりていました。自然の中にある華麗さ、華やかさ、鮮やかさといったものを「美しい」ということが多いのに対して、こういうのはふつうは美しいとはいわないと思います。つい3ヶ月ほど前、鮮やかな緑に光があたって輝いていた草が、いまは枯れて色を失い、ただ横たわっているだけです。早朝で日もあたらず、コントラストもありません。でも、私にはこれはすばらしく美しいと思えました。それは「抑制美」とでもよぶべきものだと思います。



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