「動物を守りたい君へ」(岩波ジュニア新書, 2013)を読んでの感想です。
本日、Earth Day。ちょうどこの本を読み終えました。
著者がいうところの生物のリンクの重要さ。
「風が吹けば桶屋が儲かる」なんて言い方もあるけれど、
仏教の輪廻転生なんて言葉も彷彿として、
生物学の本だけれど、哲学的でもあります。
難しいことばが使われていないので、ココロに「沁み」ます。
人が見ることは植物にとってはなんの意味もありません。
たしかに。花からすれば、「まあキレイ」と寄ってくるニンゲンより
受粉の助けをしてくれる虫こそウェルカム。
体の大きさ、力、攻撃などを基準にすれば「強い」大型肉食獣は、
生態学的に見れば実は一番ひ弱な動物なのです。
だからと言ってむやみに保護しても、
かえってひどく「リンク」を壊すことにもなりかねません。
モンゴルの草原に野生馬を復活させようとするとき
他の動物のテリトリーを侵さないか調査研究がされたそうです。
まさに「冒険者たち」な「研究者たち」ですが、
現実は地味で単調で、根気のいる調査だったそうです。
もっとも記録されている絶滅というのは鳥や哺乳類が中心で、
実際には昆虫や貝類などもたくさん絶滅しています。
しかし、人はそういう動物にまで目が届かないために、
気がついたらいなくなっていたとか、
その存在さえ知られないままに絶滅したものもたくさんあります。
日常のささやかなことでも、
環境破壊をしないこと
そういうことを意識的に考えてみようと思うのでした。
空飛ぶ色いろnatsuno7
http://natsunooyasumi.blog.fc2.com/blog-entry-765.html
本日、Earth Day。ちょうどこの本を読み終えました。
著者がいうところの生物のリンクの重要さ。
「風が吹けば桶屋が儲かる」なんて言い方もあるけれど、
仏教の輪廻転生なんて言葉も彷彿として、
生物学の本だけれど、哲学的でもあります。
難しいことばが使われていないので、ココロに「沁み」ます。
人が見ることは植物にとってはなんの意味もありません。
たしかに。花からすれば、「まあキレイ」と寄ってくるニンゲンより
受粉の助けをしてくれる虫こそウェルカム。
体の大きさ、力、攻撃などを基準にすれば「強い」大型肉食獣は、
生態学的に見れば実は一番ひ弱な動物なのです。
だからと言ってむやみに保護しても、
かえってひどく「リンク」を壊すことにもなりかねません。
モンゴルの草原に野生馬を復活させようとするとき
他の動物のテリトリーを侵さないか調査研究がされたそうです。
まさに「冒険者たち」な「研究者たち」ですが、
現実は地味で単調で、根気のいる調査だったそうです。
もっとも記録されている絶滅というのは鳥や哺乳類が中心で、
実際には昆虫や貝類などもたくさん絶滅しています。
しかし、人はそういう動物にまで目が届かないために、
気がついたらいなくなっていたとか、
その存在さえ知られないままに絶滅したものもたくさんあります。
日常のささやかなことでも、
環境破壊をしないこと
そういうことを意識的に考えてみようと思うのでした。
空飛ぶ色いろnatsuno7
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