それから砂の道を走ってから、国道に出ました。舗装道路に入ると、それまでの道のりの「ゆれ」が嘘のようです。なめらかな道をを走りながらきがついたのは、うっかりホテルのスリッパを履いたままだったということです。朝、靴を車に入れて、後で自分のスリッパに替えるつもりでいたのですが、子供たちに見送られて気持ちがそっちに行ってしまっていました。
ホテルには「ごめんなさい」です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/9b/28d28af82d837f62be2e2b059997d09c.jpg)
あとはひたすらこのような道を東へまっしぐらでした。
お昼にレストランに寄りました。私はあるテーブルに座ってカウンターのある壁の方を向いて座っていました。待っていたら、団体客が入ってきました。どうやら韓国の若者たちのようでした。窓際のテーブルに座ったようでした。私がそのまま待っていたのですが、シーンとしています。「若者が団体で入ってきたのに」と思い、振り向くと、全員がスマホを覗き込んでいました。
「なんだこいつらは」と思い、同時にうすら寒いような思いがしました。でも、同時に思ったのは、日本の若者でも同じのではないかということです。私とて、スマホなしには暮らせないような感じはありますが、しかし、知り合いと食堂に入って会話もしないでスマホを覗くということはあり得ません。便利な道具を使うのは問題ありませんが、人間の普通の行動をしなくなるほどの依存度となると問題です。行動や心理を道具によって本来あるものと違てしまうのは多いに心配です。